詐欺罪で服役中の「大炎上男」、COVID-19治療法研究のための出所求めるも却下

HIV患者向け治療薬の価格を56倍に引き上げた男

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年05月19日, 午後 08:00 in internet
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Drew Angerer via Getty Images

製薬会社を買収し、独占的販売権を持つHIV患者向け肺炎予防薬の価格を56倍に吊り上げた悪行で知られ、2017年に詐欺の有罪判決を受けたマーティン・シュクレリ氏が「深刻なアレルギーと喘息のため、刑務所の中では感染による重症化リスクが高い」「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の研究を行う」などと主張、収監されている刑務所からの出所を要請しました...が、あえなく却下されました。

シュクレリは2017年に3件の証券取引法違反の判決を受け、2018年3月に懲役7年の実刑判決を言い渡されています。記事執筆時点ではまだ刑期が84か月残っています。裁判所への要請において、弁護士はシュクレリ氏が「根本的かつ深刻なアレルギーおよび小児期からの喘息の症状」に苦しんでいると主張し、「アレルギーによるくしゃみや咳、目のかゆみは手と顔の接触を誘発する」ため、新型コロナウイルスへの感染リスクが高まるとしました。

そして、健康リスクを避けるためにはマンハッタンに暮らす婚約者のアパートへの移送と、そこでの約3か月の電子的な監視をつけたうえでのCOVID-19治療法研究の許可を求めました。シュクレリ氏は過去のバイオ・医薬品メーカー買収における、2種類の新薬候補開発の経験からコロナウイルスの治療法を開発できると主張、刑務所内でもCOVID-19治療に関する重要な研究を行ってきたとしました。

これに対し、キヨ・マツモト連邦地裁判事は「被告は健康な37歳の男性であり、COVID-19とその潜在的に生命にかかわる有害作用のリスクが高くなる既存の病状の最近の履歴はない」とバッサリ。シュクレリ氏が収監されているペンシルベニア州アレンウッドの刑務所では受刑者にも職員にもCOVID-19感染報告が一例もなく、シュクレリ氏の主張は「妄想的な誇大自己性行動だ」と述べました。

シュクレリ氏の弁護士は、申請の却下について「残念だが、予想外でもない」と述べています。
 
 

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