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レノボ「YOGA BOOK」はiPadに代わる究極の選択肢!! PCからタブレットに変形し学校でも家でも活躍、お絵描きも楽しい2in1

Engadget JP Staff , @engadgetjp
2017年2月17日, 午後01:00
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いまだにパソコンは重い。11インチクラスのノートPCに限ったとしても、1キロ超えはざらにある。そこで最近、急激に利用者が増えているのがタブレット端末だ。これならリビングでも寝室でも場所を選ばずに、動画の鑑賞やウェブブラウジングなどに快適に利用できる。もちろん外出先にも軽快に持ち出せる。

しかし、タブレット端末のもうひとつの選択肢としておすすめしたいのが、レノボジャパンの「YOGA BOOK」だ。独自のヒンジ構造を採用しており、ディスプレイ面を360°回転させることができる。

このため、自宅のソファでウェブ閲覧するときは手になじみやすいタブレットスタイル、学校などでのレポート作成時はキーボードで入力しやすいノートPCスタイル、動画を鑑賞する際は画面以外を意識させないテントスタイルというように、学業やプライベートなどの用途に合わせて様々な形態に変形できるのだ。

iPad Proにも「SmartKeyboard」というキーボードカバーが別売りのアクセサリーとして用意されているが、YOGA BOOKは「クリエイトパッド」と名付けられたフラットなキーボード部が最初から一体化している。このため、本体だけで用途に合わせた変形をこなせるのが大きなメリットだ。


▲タブレットスタイル:一般的な2 in 1 PCではキーボードを後ろに回したときにキーが指に触れるが、YOGA BOOKはキーボード部がフラットなので、タブレット端末と持ち心地は遜色ない


▲テントスタイル:側面のステレオスピーカーが反転するので、違和感なくコンテンツを視聴できる


▲ノートPCスタイル:キーボードの刻印はライトで浮かび上がる

YOGA BOOKの独自の特徴が、この完全にフラットなキーボード部。「クリエイトパッド」と名づけられたこのキーボード部は、キートップの表示・非表示を必要に応じて切り替えられる。ライトアップされたキートップを打鍵すると、押し下げる感覚こそないものの触覚フィードバックにより振動するので、擬似的にタイピングした感覚を得られる。

また、キートップの表示を消せば、付属のデジタイザーの「リアルペン」と組み合わせてペンタブレットとして利用可能だ。


▲キーボード表示時。物理的なボタンではないが、触覚フィードバックで押した感触を再現している。またユーザーの入力の癖を学習し、次第に入力効率が向上していく


▲ハロキーボード非表示時は付属ペンのみで操作可能。指で触っても操作できない


▲ハロキーボードの表示、非表示は右奥の「ペンアイコン」をタップすることで切り替える

YOGA BOOKの本体サイズは256.6(W) x 170.8(D) x 9.6(H)mm、重量は690g。画面サイズは10.1インチで、9.7インチのiPad Proより一回り大きいが、膝の上でOffice文書を操作したりレポート作成などの入力作業はもちろん、片手で長時間電子書籍などを読みふけられるだけの軽量さを達成している。


▲iPad Proの実測重量は437g


▲YOGA BOOKの実測重量は690g


▲9.7インチディスプレイを搭載するiPad Proよりも、10.1インチのYOGA BOOKは一回り大きい


▲右側面には電源ボタン、ボリュームボタン、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックが用意されている


▲左側面にはマイクロUSB端子、マイクロSDカードスロット、マイクロHDMI端子が用意されている


▲クリエイトパッド部の厚みは約5.55mm。そのためHDMI端子はマイクロHDMI端子が採用されている。通常のHDMIケーブルと接続するために変換アダプターなどを用意しておくと重宝する

YOGA BOOKの強みは、紛れもないパソコンであること

YOGA BOOKのiPad Proに対する強みは、フル機能のWindows 10 Home 64bitを搭載する、紛れもない「パソコン」であること。

星の数ほど存在する「デスクトップアプリ」が問題なく動作するのはとても心強いし、タブレット用アプリも公式ストアからダウンロードできる。調べ物をしながらレポート文書を作成するといったながら行為も、パソコンのほうが断然効率がいい。マイクロSDやUSBメモリーを使って友達同士でファイルのやりとりする際も、汎用性の高いパソコンに一日の長がある。

ちなみにCPUは「インテル Atom x5-Z8550 プロセッサー(1.44~2.40GHz)」、メモリー(RAM)は4GB、ストレージは64GB搭載しているので、多少のレスポンスの低下さえ我慢すれば、クリエイティブ系アプリの最高峰である「Photoshop」、「Lightroom」、「Premiere」だってデスクトップ版をそのまま利用できる。紳士淑女のために付け加えると、日本の誇るコンテンツである「美少女ゲーム」をプレイすることも可能。これらはiPadには追従できない大きなアドバンテージだ。

さて、iPad Proの売りは専用ペン「Apple Pencil」を利用できることだが、YOGA BOOKの専用ペン「リアルペン」も甲乙つけがたい使い勝手だ。リアルペンはApple Pencilのように傾きを検知する機能はないが、筆圧感知レベルは2048段階とプロ仕様。電磁誘導方式なのでApple Pencilのようにまめに充電する必要がないのも嬉しいところだ。


▲インク芯を装着したリアルペン。紙の上に書いた文字や図形をデジタルデータとして取り込める

さらに、YOGA BOOKのリアルペンは、2種類の芯「EMR芯」と「インク芯」を同梱していて、自由に交換できるのが特徴。ペン先が滑らかな「EMR芯」は、ディスプレイ部分に直接書いたり、クリエイトパッドをペンタブレット的に利用するときに使う、一般的なタブレット用ペン。

もうひとつの「インク芯」はペン先がボールペンになっていて、クリエイトパッド上の用紙に実際に文字や図を書けば、それがディスプレイ上に瞬時に描画される。紙に書いた情報がリアルタイムにデジタルデータ化されるので、あとはアプリ次第で、画像やPDFで保存すればいい。

「OneNote」や「Evernote」のようなノートアプリ、メモアプリとも非常に相性がよく、講義の板書やメモ、アイデアスケッチを紙に書くだけでデジタルで保存できるので、メモをなくす心配もなく、すぐに友達と共有するのにも向いている。まさに学生さんにぴったりな機能といえるだろう。
 
なお、YOGA BOOKにはクリエイトパッド上に磁力で固定する紙「BOOK Pad」が同梱しているが、一般的なノートでも利用できるのがポイント。編集部で試したところ50枚綴りのノートでもしっかりとペン先を認識し、筆圧などを感知した状態で筆記が可能だった。ふだん使いのノートやメモをすべてこの機能に置き換えると、あらゆる情報を一元化できるのがすばらしい。


▲クリエイトパッドやディスプレイに直接イラストを描くこともできる


▲用紙を本体側の磁力で固定できるため、立てて持っても用紙が落ちることはない


▲YOGA BOOKのペンは、紙に直接筆記したデータをデジタルデータとして取り込めるので、自然なニュアンスを活かしたまま保存して、友人に共有できるのが大きなメリットだ

さて最後に気になるのはiPad ProとYOGA BOOKのパフォーマンス差。そこで今回、iOSとWindows 10の両方に提供されている「Geekbench 4」で両者のパフォーマンスを計測してみた。


▲iPad Proのシングルコアスコアは3018、マルチコアスコアは4860


▲YOGA BOOKのシングルコアスコアは1056、マルチコアスコアは3087

トータルのパフォーマンスを示す「マルチコアスコア」で比較すると、iPad Proが4860、YOGA BOOKが3087。ウェブブラウジングや動画鑑賞時にそのパフォーマンス差は実感できないが、動画の書き出しなど負荷の高い処理を実行した際には明確な差となって表われるだろう。

YOGA BOOKはWindowsの豊富な資産を活用できる2 in 1 PC!

iPad ProとYOGA BOOKは搭載しているOSや製品のパッケージは異なるが、iPad Proが6万7824円、YOGA BOOKが5万7024円と比較的価格帯が近い(どちらもWi-Fiモデル)。

また「Office Mobile」をプリインストールしており、Word、Excel、PowerPointを使っての、オフィス文書の閲覧、編集、作成ができる。iPadでも使えるモバイル版のOfficeではあるが、YOGA BOOKでは慣れ親しんだウィンドウ表示で操作できる点が魅力だと言える。マイクロSDカードスロットも搭載しているから、ストレージ容量を増やしてたくさんファイルを保存したり、アプリをインストールすることも可能だ。

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▲Word Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobileでは、デスクトップ版officeアプリケーションで作成した文書の閲覧、編集も可能。もちろんMobile版ではマクロの実行など利用できない機能も多いが、基本的な編集機能は十分カバーされている

自宅ではタブレットに学校ではノートPCにもなる多様性、レポートや講義ノート作成に便利なキーボードや専用ペンが標準添付で使い勝手が良いこと、さらにWindowsの膨大なデスクトップアプリの資産を活用できることを考えると、YOGA BOOKは現時点で唯一無二の選択肢と言えるだろう。

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