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電子ペーパー / 白黒 / カラーの3モードディスプレイ3Qi、来月登場



OLPCといってまず思い浮かべる人物は「次はGoogleになるつもり」のネグポンでしょう。しかし、かつてOLPCでCTOを勤めていたMary Lou Jepsen氏も、スタートアップ企業 Pixel Qi で面白そうなディスプレイを開発しています。

Interactive Displays 2009カンファレンスで彼女が語ったところによると、同社が開発中の10インチ液晶ディスプレイ 3Qi は3種類の表示モードを搭載。ごくわずかの電力で動作する高解像度の電子ペーパーモード、省電力の白黒モード、そしてカラーで高リフレッシュレートのモードを自由に切り替えられます。白黒とカラーのモード切り替えはすでにOLPC XOのディスプレイで対応していますので、ここに読書用の電子ペーパーモードが加わる形になります。電子ペーパーモードと白黒モードでは彼女が「必須」という太陽光下での視認性も確保。マルチタッチにも対応する見込みです。同社は昨年「われわれ(の技術を採用する)なら75ドルPCを作れる」とも言っており、値段もとても安価になるはず。

以上であれば将来的にはそういうものも出てきてもおかしくないでしょうね、という話ですが、興味をひくのは来月にもこのディスプレイをサンプル出荷する見込みだということ。インテルやMIT、なによりOLPCで実績のあるJepsen氏ですので期待が膨らみますし、噂されるデュアルディスプレイ搭載のOLPC XO-2(写真)での採用も考えられます。量産は今年後半の見込みです。

OLPC XOに1.5代目モデル、VIA VX855でHD動画対応



OLPCが全世界のお子様に一人一台持たせたい気持ちのノート XOに「ジェネレーション1.5」モデルが登場します。枯れた部品 × 創意工夫 × 大量生産で(いずれは) 一台100ドル以下のポータブルコンピュータを作り、初等教育向けに1から考え直したインターフェースとコンテンツを載せて各国政府相手に千万台単位で販売、という気宇壮大な構想を掲げたOLPCプロジェクトは紆余曲折あった末に初代 XOを1台200ドルほどでほそぼそと商っていますが、今回発表されたXO Generation 1.5は現行のインダストリアルデザインのまま、内部構成をAMD GeodeベースからVIAベースに更新してリフレッシュを図ったもの。

OLPC Tech teamによると、XO Gen 1.5はクロック 400MHzで1.5W~1GHzで5W消費のVIA C7-Mプロセッサを搭載。またVIAが発表したばかりのVX855チップセットを採用します。ノース / サウスを統合したVX855はメモリコントローラや各種I/Oのほか、DirectX 9をサポートするChrome 9グラフィックを載せたシングルチップ・チップセット。VIAの呼び方では「メディアシステムプロセッサ」(MSP)。

H.264やMPEG-2/4、VC-1、WMV9など各種動画コーデックのハードウェアアクセラレーションに対応しており、チップセットとしては低消費電力かつフルHD動画再生の実現を謳っています。そのほかXO 1.5の仕様はメインメモリが標準1GB DDR2、ストレージは内蔵4GBまたは8GB SSD、初代とおなじまたは改良が進んだPixelQi ディスプレイなど。初代とおなじレベルの低消費電力を維持しつつ、パワフルかつ安価を狙ったリフレッシュです。

XO 1.5は5月末にも開発基板として、10月にもプロトタイプが登場する見込み。なお、デュアルタッチスクリーンになるXO 2.0プロジェクトとはまた別物です。VX855を載せても3Dゲームができるとはかぎりませんが、ネット上のHD動画が再生できるようになったルワンダの子供たちの笑顔が目に浮かびます。

OLPCを手に入れたルワンダの子供たち、空港の無料WiFiでネット三昧



ネットブックの攻勢や不況のあおりを受け、人員削減など厳しいニュースの続くOLPCですが、その成果はちゃんと形になってきています。写真はOLPCで遊ぶルワンダの十代の子供たち。場所は首都キガリにある、キガリ国際空港です。なぜわざわざ外の、それも空港の駐車場で利用しているのか。それは「そこに街一番の無料無線LANがあるから」。子供たちは三時間も座ってネットに没頭していたとのことです。「ネット」で具体的に何を楽しんでいたのかは残念ながら未詳。ルワンダではすでに5000台のOLPCが配布されており、今後さらに50000台を配る予定です。

[Image courtesy Anna Koblanck / DN.se, thanks Jonas]

OLPC XO-2はオープンハードウェアに。ネグロポンテ会長「Googleになったつもりで作る」



モックアップが登場したばかりのOLPC XO-2について、ニコラス・ネグロポンテ会長がガーディアン紙でその構想を語っています。発言を抜粋すると「XO-1は本になるラップトップだったが、XO-2はラップトップになる本だ」「XO-1はアップルになったつもりでデザインした」さらに「XO-2はグーグルになったつもりで作る。部品を公開し、誰でもコピーできるオープンハードウェアにする。XO-1とは反対のアプローチになる」とのこと。比喩の意味は全般的によく分かりませんが、これまでのようにソフトウェアだけでなく、Chumbyのようにハードウェア情報まで公開するつもりのようです。また、モックアップの通りデュアルタッチスクリーンとなり、触感センサも搭載することが明らかになりました。価格は$75の予定。

オープンハードウェアとなると、AsusやAcerといったネットブック企業がそうした情報をもとに、ロイヤリティを支払わず、PCを作ってしまうリスクがありますが、例えそうなったとしても「文句はいわないだろう」と会長。

現行機種のXO-1については「現在まで60万台が出荷、25万台が手配中、38万台が製造中。ぜんぶで約120万台になった」「19の言語を持つ31カ国で利用されており、私の予想を下回っているが、それでも満足できる数字」という状況。さらに吉報か凶報かは受け取る人次第ですが、Windowsじゃなきゃどうしようもないという人々のために、四月にはWindows XP搭載バージョンも登場します。

[Via Make]

デュアルタッチスクリーンのOLPC XO 2.0 モックアップ公開



写真はOLPCプロジェクトの次世代ノート XO 2.0(仮)。リンク先NetbookNews.deによれば、スイスのダボス会議で先ほど披露されたもの。QWERTYキーボードを載せていた初代XOに対してデュアルタッチスクリーンになる二代目はこれまでイメージ画像が公開されていましたが、こちらは(いちおう)触れるモックアップです。当初の予定では世界の子供たちに千万から億単位でXOを配布していたはずのOLPCプロジェクトも、最近は専任スタッフを半減させ事業方針の「リフォーカス」を宣言するなどかならずしも順調とはいいがたい様子が伝えられています。とはいえ独自インターフェースを持った教育用OS 「Sugar OS」はコミュニティ主導で成果を生んでおり、新ハードウェアもちゃんと開発は進められているようです。XO 2.0は2010年にも完成する予定。

OLPC XOの「一台寄付して一台ゲット」プログラム、Amazonで開始



OLPCのGiveOne, Get Oneプログラムが今年も始まりました。おさらいすると、OLPCは安価な頑丈な初等教育向けコンピュータを「すべての子供に一台ずつ」(One Laptop Per Child) 届けることを目指すプロジェクト。すでに各国政府を取引相手に千万台単位で普及が進んでいるはずだった当初の計画よりは多少 (婉曲表現) 遅れているものの、ノート型コンピュータ XOや中身のソフトウェアなど確実な成果を残しています。

というわけでおこなわれているG1G1プログラムは、二台分の価格 を支払うことで一台をどこかの開発途上国の子供に、もう一台を自分の身近な子供もしくは自分の中のこども用に届けられるという寄付&購入プログラム。今年はAmazon.comの協力で実施されています。現在オープンしている米国向けでは2台(自分用に1台)で$399。もちろん一台分 $199で単に寄付することも可能です。「米国以外はこちら」のリンク先はAmazon.co.ukのOLPC XOページになっており、こちらの開始は12月16日。なぜか「この商品は英国内だけに出荷可能です」ステータスになっているものの、修正されるのか米国外は英国しか対象でないのかはよく分かりません。OLPCプロジェクトとXOの仕様などについてはタグ OLPCを参照。

[Via PC World]

Read -- 米国向け (出荷中)
Read -- 英国 +そのほかの地域向け (12月から)

OLPC XO、「1台寄付して1台ゲット」キャンペーンを11月から再開



OLPCが「XOノート 2台分の価格で1台寄付・1台購入」キャンペーン Give One Get Oneの再開を予告しています。laptop.orgのトップページに現れた告知によれば受付は11月17日から、Amazon.comにて。昨年のGoGoキャンペーンでは$399という価格になっていましたが、今回はまだ発表なし。2年ほど前の皮算用によれば、OLPC XOは2008年中に5000万台 / 年の量産体制を確立を販売、価格は100ドルくらいになりたかった計画です。

OLPC、XOノートの次期モデル"XO2.0"のイメージを公開



20日に開催された OLPC's Global Country Workshop でのネグロポンテ氏の講演で、XO ノートの次期モデル "XO 2.0" のイメージが発表されました。新しいモデルではタッチパネル式の液晶画面を2面搭載、片方をキー配列可変なキーボードとして使うこともできるし、見開きにして電子ブックリーダーとして使うこともでき、さらには二人で対面しての使い方も提案されています。ネグロポンテ氏曰く「次世代のラップトップは "book" であるべきだ」とのことで、ある意味 "Dynabook" としての原点回帰ですが、ノートから本へというのは進化なのか退行なのか。

大きさは現行モデルに比べて半分近く、消費電力は1ワットとだいぶ野心的なスペックです。現時点でのスケジュールは2010年のリリースが予定されています。

無事ネグロポンテ先生の次回作の構想も定まったようですし、あとは掲載誌 CEO とスポンサー探しがうまくいくことを期待しましょう。

OLPC プロジェクト、「マイクロソフトのような」経営のできるCEOを募集中



OLPC プロジェクトでは現在、同プロジェクトを「マイクロソフトのように」経営することのできる CEO を募集中です。これからは「不可能を可能にするテロリスト集団のように」ではなく、持続可能なビジネスとしてプロジェクトを引っ張れる人材を求めているようです。プロジェクトリーダーのネグロポンテは自身を「ビジョンを語るのには向いているけど、マネージメントやプロジェクト管理は苦手だ」と語り、「世界を市場としてでなく、使命として捉えられる人材」としてアナン元国連事務総長のような人を求めているとのこと。

$100の筈が$188になったり予定していた買い手に逃げられたりインテルにプロジェクトを離脱されたり突然ライバルがいくつも現われたりとなかなか当初の構想通りに事が運ばない OLPC ですが、マイクロソフトのように経営することができる CEO、例えば苗字が G で始まる人が就任すれば、これを機に状況を打開できるかもしれません。

[Via ars technica]

OLPC XO Windowsデュアルブート版、マイクロソフトは否定


OLPCとマイクロソフトが協力してLinux / Windows XPデュアルブートXOを開発しているというニュースがありましたが、マイクロソフト側は否定するコメントを出しています。

XP / Linux デュアルブートについてBetanewsが問い合わせたところ、マイクロソフトからの文書による回答は「以前には(デュアルブートの)可能性について調査したことはありますが、マイクロソフトはOne Laptop Per ChildのXPでのWindows XPデュアルブートについて開発をおこなっていません」。

ただXP on XOそのものを否定しているわけではなく、今月には「フラッシュメモリベースのデバイスで高品質なWindowsエクスペリエンスを可能にする」ためのメーカー向けデザインガイドラインを公表するほか、XP for OLPC XOの限定的なフィールドテストもおこなうとしています。

OLPC XOでXPを動かす際の障害は1GBしか内蔵ストレージがないことですが、SDカードにWindows を収めて解決するというのは以前から伝えられてきた通り。ただbetanewsに引かれているところによれば、まずSDカードからの起動に対応するようXO側ファームウェアの改変が必要とのこと。

OLPC XO:ペルー政府から26万台、メキシコの富豪から5万台受注


Boston Globeによると、OLPCプロジェクトはペルー政府からミニノート「XO」 26万台を受注したとのこと。各国政府へ100万台単位の納入を前提とした大量生産で(いずれ)1台100ドル以下を実現するXOはいまのところ約188ドル。

インテルからの刺客ClassMate PCやその市販版ともいえるAsus Eee PCなどライバルも登場しており、数百万台の発注決定が伝えられたかと思えば訂正されたり、プロジェクトを率いるニコラス・ネグロポンテ氏も「要人と会談して握手するのは簡単だが、実際に契約を成立させるのは難しい」と嘆くなど当初の見込みほどは順調に進んでいなかったOLPCですが、着実に注文は集まっているようです。

現在までの集計は、OLPC Newsの数字によると今回のペルー26万台、ウルグアイで10万台、メキシコの富豪Carlos Slim氏が私財で(とりあえず)5万台、「1台を自分に、1台を世界の子供に」のGive One Get Oneプログラムを通じて19万台と少なくとも60万程度。

OLPC、「1台寄付して1台ゲット」キャンペーンを延長




OLPCのプレスリリースによると、11月12日より開始したGive One Get Oneキャンペーンを12月末日まで延長するとのこと。「GoGo」プログラムはOLPC XO 2台分の$399を支払い1台を世界の子供に寄付、もう1台が手元に届くというプログラム。当初は11月12日より2週間の予定でしたが、開始以来同プログラムを通じた寄付が平均して一日に200万ドルペースで寄せられるなど大好評であることを受けて延長が決定されました。

GOGOプログラムの対象は今のところ米国とカナダのみ。$399のうち世界の子供に送られる1台分$200については寄付扱いで控除が受けられます(米国に税金を払っている人は)。また購入者にはT-Mobileより、全米8500か所のWiFiスポットが一年間無償で使える権利もついてきます。

早く国内でも始まってほしいプログラムですが、XOは教育目的であれば100台から999台まで$299/台、9999台までは$249 / 台、一万台以上は$199 / 台で購入することも可能。身近な教育機関に導入を働きかけてみる、あるいは自分で教育事業を興してみるのも手です。

OLPC XO、「1台寄付して1台ゲット」プログラム開始



OLPC XOを二台分の価格で購入すれば一台を寄付、一台をゲットできるGive One Get Oneプログラムがついに開始されました。XOはMITからスピンオフしたOLPCプロジェクトがAMD, Google, Quanta, Redhatなどと共に開発した教育向けノートPC。各国政府相手の大量生産・大量納入を前提にした「目標100ドル」の低価格PCであるだけでなく、電力インフラの整備されていない地域でも使える超低消費電力、カラーと直射日光下でも使えるモノクロのデュアルモードディスプレイ、XO同士が内蔵無線LANでメッシュネットワークを構築する機能、そして特製のSugar UI+ソフトウェアスイートなど多数のイノベーションが詰め込まれたマシンです(過去記事を検索)。

Give 1 Get 1プログラムは約2台分にあたる$399を支払い1台をOLPCプロジェクトを通じて途上国の子供に、もう一台を自分の子または自分の中の子どもに贈ろうというプログラム。11月12日から開始の予告どおり通知メールが届き始めていますが、現在は北米在住者のみが対象となっています。日本在住のかたには残念ですが、OLPCでは$200でどこかの子ども一人に一台を贈れる純粋な寄付も受付中。地元自治体や日本政府に働きかけて採用させてみるのも手です。

OLPCについてはプロジェクトの公式Wiki 日本語ページも参照。いきなり「人間の安全保障」構想を実現するために重要な長期的取り組みの一つとしての一文で始まるOLPCボランティアチーム日本のサイトはこちら

OLPC XOに牛力発電機



安価な教育用コンピュータを目指して開発されたOLPC XOはインフラの整わない地域でも使えるよう超低消費電力設計となっており、当初の計画では手回し発電ハンドルで、デザイン変更からは外付けのヨーヨー型携帯発電機で使えることがアピールされてきましたが、インド・ムンバイ近郊の農村地帯ではまた別のオルタナティブ発電方式がテストされているようです。現地でOLPCプロジェクトにかかわるArjun Sarwal氏によると、ベルト・滑車からなる発電機を牛に引いてもらう牛力発電システムを開発中とのこと。

Sarwal氏いわく、ムンバイ近くの村では太陽光発電もあまり安定せず風も弱く、また水力発電できるほどの水もないが牛だけは豊富であることから「なにか牛を利用した仕組みを設計することにした」。発電機の部品は近郊でよくタクシーに使われており安く手に入るフィアットの廃品を活用したもの。OLPCの導入で従来とはまた違った電力需要が発生することになり、世界各地でご当地発電方式の開発が加速されることを思うとなかなか興味深いものがあります(「オーストラリアでカンガルー発電 」「中国でパンダ発電」程度の想像力)。

OLPC XO:$399で「一台寄付して一台ゲット」キャンペーン


OLPCプロジェクトの最初期から構想されてきた「2台分の価格で一般販売、一台買うと世界の子供に一台寄付」がようやく正式に発表されました。OLPCの「Give 1 Get 1」プログラムは$399で開発途上国の子供に一台、もう一台を自分の子(または本人の心の中の少年少女でもプレゼントでも)に購入できるというもの。

開始は11月12日から、短い期間限定のプログラムとして実施されます。興味のあるかたはリンク先からお知らせメールに登録。OLPC Newsによると実施期間は11月12日から26日までの2週間、クリスマスまでに届くのは先着2万5000名らしいとのこと。XO一台分$199の寄付は今でも可能です。

[Via OLPC News]




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