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Flash Player 10.1ベータ版リリース、ハードウェアデコード対応でYouTubeも軽量化

AdobeがFlash Player 10.1プレリリース版を公開しました。形式的なことを言うとAdobeが主導するFlash推進業界団体Open Screen Projectに基づいた初めてのリリースであり、また新機能としてマルチタッチ対応やジェスチャー認識もありますが、一番の目玉はH.264動画のハードウェアデコードに対応したことでしょう。DXVA(DirectX Video Acceleration)により、H.264動画のデコードにGPUを用いることで動画処理を高速にこなすことができるようになりました。

ただしWindows / Intel Mac / Linux向けに提供が開始された10.1プレリリース版のうち、ハードウェアデコードに対応しているのはWindows向けのみ。さらに高速化の恩恵を受けるにはDXVA2に対応したGPUが必要です。対応GPUはATIのRadeon HD 3xxx、4xxxシリーズ、Mobile Radeon HD 4xxxシリーズ、FireProのいくつか、Intelの4シリーズチップセット、BroadcomのCrystal HDカード、NVIDIA IONの大半、GeForce 8/9/1xx/2xxなど。インテルの統合チップセットに用いられるGMA950は非対応。詳しくはRead先へ。

では実際にどれくらい動画が軽くなるのか、同時リリースのAdobe AIR 2については続きで。

[Thanks to everyone who sent this in]

Read - プレスリリース
Read - ダウンロードページ
Read - リリースノート(PDF、2ページ以降に対応GPU一覧あり)

更新:Google Chrome OSのパートナー企業リスト発表、FAQ公開




昨日発表された Googleの独自デスクトップOS Google Chrome OSについて、Chrome開発チームの公式Blogが補足説明を掲載しました。FAQのなかでも注目は「すでに協力中」というパートナー企業について。名前が挙げられたのは:

PCメーカー:Acer、ASUS、HP、Lenovo、東芝
チップメーカー:Freescale、Qualcomm、Texas Instruments
ソフトウェア:Adobe

の8社。ただし、あくまで一部にすぎないと表現されています。相手の都合以外にビッグネームを出さない理由はないと考えれば、HP・レノボ・Asus・Acerがあってデルがないのは面白い点。日本企業は東芝が入っています (追記参照)。

そのほかの質問と回答は:

Q: Google Chrome OSはフリーですか?
A: Yes。オープンソースプロジェクトであり、かつ無償で提供されます。

Q: 開発者です。プロジェクトに参加するには?

A: コードは年内にオープンソースとして公開されます。オープンソースコミュニティと協力してゆくこと、またオープンソースコミュニティから生まれた偉大な成果にささやかながら貢献できることを心待ちにしています。続報をお待ちください。(ソフトウェアエンジニアとしてフルタイムで働きたいなら各国Googleの求人ページへ)。

の2点。コードの公開や詳細は秋以降を予定しているものの、答えられる質問への回答はさらに追加してゆくとのこと。

追記:リンク先のChrome Blog記事が更新されました。" Update on 7/8/2009: We updated the list of companies we are working with." 。追加されたのは東芝。対応して記事中および画像にも追加しました。

スマートフォン向けFlash 10プレーヤ、10月からベータ提供



Open Screen Projectで大画面テレビから携帯電話までの浸透を狙う Adobeから、スマートフォン向け Flash Player 10の提供時期があきらかにされました。CEO兼 プレジデント Shantanu marayen氏が2009年Q2 業績発表のなかで 語ったもので、「スマートフォン (級)デバイス」用 Flash Player 10の初期ビルドはすでにパートナー企業のもとに渡っており、10月のMAXカンファレンスで開発者向けのベータ版配布を予定しているとのこと。

問題はその「Smartphone-class」デバイスとはなにか?ですが、業績報告では「Google Android、ノキア Symbian、Windows Mobile、そしてPalmのwebOS」端末が最初のFlash 10対応デバイスに含まれるであろう、と表現されています。Palmが Open Screen Projectへの参加を発表したときのプレスリリースでは、webOSのFlash対応は2009年末予定。

Flash対応について延々と報道が続いている アップル iPhone が名指しされていないのはなにやら不審ですが、ARMベースのハードウェアとしては名前の挙がっている他社のスマートフォンとおなじようなもの。以前には「(Flash on iPhoneについて) アップルと協力している」というAdobe CEOの発言もあり、開発はしているけれど先方を慮って名指しは控えた、といったところではないでしょうか。上の画像はリンク先プレゼンテーションの13ページ。

AdobeとNVIDIA ・ Broadcom、FlashにGPUアクセラレーションを提供へ


アドビとNVIDIA そして Broadcomが、Flashプレーヤでのハードウェア動画再生支援を提供する計画を明らかにしました。かつてはとりあえず観られる程度の扱いだった Flash動画も YouTubeのHQモードやさまざまなウェブ動画サイトの隆盛で本格的な動画再生環境として普及しつつありますが、問題はネットブックなど処理能力の低い環境でCPU再生するには負荷が高いこと。今回の発表は、今後 Flash Playerの動画再生処理をハードウェアアクセラレータに肩代わりさせることにより、組み込みデバイスやネットブックでも滑らかな全画面 HD 動画再生を実現するものです。

同日にAdobeとの連名で発表されたもののNVIDIA と Broadcomで多少文言が違い、NVIDIAの場合は「幅広いNVIDIA製プロセッサで」、つまりPC向けのディスクリートGPUやチップセット内蔵GPU、あるいはAtomに変わるネットブックの中身にもなった組み込みプロセッサTegraでフルH.264 動画再生やFlashベースのリッチなコンテンツを楽しめるようになるとの表現。

いっぽうBroadcomのほうは「AtomプロセッサとCrystal HD メディアアクセラレータの組み合わせ」により、ネットブックでの720p / 1080p H.264 動画再生を可能にすると書かれています。Crystal HDは HPのネットブック新モデル HP Mini 110Xに搭載可能と発表されたアクセラレータチップ。製品としてはネットブック向けに(内蔵の) Mini PCIeカードで、あるいはExpressCardの形態で提供されます。

重いフラッシュコンテンツをネットブックや小型デバイスでも低負荷で動かせるのはすばらしいニュースですが、Adobe ・ NVIDIA からは具体的な提供時期の情報なし。Broadcomの発表にのみ、Crystal HDでのFlashプレーヤサポートは「2010年前半にも」提供予定とあります。Qualcomm や AMD、インテルの対応も気になるところです。

Read - Adobe と NVIDIA
Read - Adobe と Broadcom

アドビとノキア、Flashアプリ向け1000万ドルファンドを発表



PalmのwebOS向けFlashサポートにつづいて、AdobeとNokiaからもOpen Screen Projectについて共同発表がありました。プレスリリースによると、両社は携帯電話やPC、家電で動くFlashベースのアプリケーション / サービス開発者支援を目的に1000万ドルのOpen Screen Project ファンドを設置するとのこと。

ARMやインテルから端末メーカー、コンテンツ企業まで20社以上が参加するOpen Screen Projectは、PCだけでなく携帯からテレビまで「スクリーン」を問わず一貫したウェブブラウズやスタンドアロンアプリの実行が可能なランタイム環境の開発・普及を目的とした団体。つまりFlashを単なるブラウザプラグインではなく独立したアプリ実行環境にするAIRを、さらに幅広いプラットフォームで動く標準にしたいAdobeが主導するイニシアチブです。

今回発表された基金は、Flash / AIRを使いモバイル・PC・家電で動くアプリケーションやサービスの開発者を支援する目的で使われます。対象となる分野はエンターテインメント、ビジネス、ソーシャルネットワーク、プロダクティビティ、ゲーム、旅行、マルチメディア、健康、ファイナンスetc つまり「なんでも」。開発者はOpen Screen Projectのサイトのフォームからアプリのコンセプトを送って応募可能。審査はアドビとノキアを含むOSP参加企業の「エキスパート」によっておこなわれます。

審査の基準に「ノキアのモバイルデバイスで動き」「ノキア端末の能力と機能を活用した」とあるものの、Adobeは年末までにデスクトップ互換のスマートフォン用 Flash Player 10の提供を表明しているため、現在の携帯向けFlash Liteに対応する必要はないと考えられます。Flash Player 10 for Smartphoneはノキア端末に加えてGoogleのAndroid、PalmのwebOSなど各社のARMデバイスに提供される予定。アドビはアップルのiPhoneにもFlashサポートを提供する意向を明らかにしていますが、アップル自体はOpen Screen Projectに参加していません。

Palm, Open Screen Projectに参加、webOSもFlashサポートへ

Pandora's CTO talks about Pre, webOS development, gaming, and small children

PalmがOpen Screen Projectへの参加を発表、Palm Preを含むwebOS採用デバイスのAdobe Flash対応予定があきらかになりました。Adobeが主導するOpen Screen Projectは、PCだけでなく携帯電話やテレビでも「フル」インターネット体験が可能なブラウザ、およびスタンドアロンアプリが実行できるランタイムの開発・普及を目的とした業界団体。加盟パートナーはAbodeのほかARM・インテル・Qualcommといったプロセッサメーカー、ノキア・サムスン・ソニエリ・東芝など端末メーカー、そしてドコモや中華テレコムなどネットワークオペレータ、MTVやNBC Universalなどコンテンツ企業。

PalmはOpen Screen Projectへの参加により、新OS webOSにFlashサポートを導入できることになります。プレスリリースによれば、端末メーカーにスマートフォン向けFlash Playerが提供されるのは2009年末。アドビは同プロジェクトに参加していないアップルのiPhone向けにもFlashの開発を表明していますが、どちらもデスクトップと互換のいわゆる「フル」Flash Playerになるのか、Liteでもフルでもない「第3のFlash」になるのかといった詳細は判明していません。追記:PC Magazineが掲載しているAdobeのAnup Murarka氏 (director of technical marketing for Mobile and Devices)によると、「スマートフォン向け Flash Player 10リリースはデスクトップとの互換性が目標」。

アドビ、アップルと組んでiPhone用 Flashを開発中



iPhoneにようやくFlashサポートが提供されることが明らかになりました。リンク先BloombergのインタビューでアドビのCEO Shantanu Narayen氏が語ったところによると、「(Flash for iPhoneは) 技術的に難しい課題であり、アップルとアドビが協力している理由のひとつ」「(iPhoneのFlashサポートを) 提供する責任はいまやわれわれにある」。アドビは以前よりiPhoneにFlashを提供したい意向を示していたものの、アップルの協力がなければ不可能と語っていました。

いわゆる普通の携帯とは一線を画すリッチなモバイルインターネット体験を売りにするはずのiPhoneがいつまで経ってもFlashに対応しない理由について、アップルのジョブズCEOはかつて「(モバイル用のサブセットである) Flash Liteでは機能が不十分だが、フル版のFlashはiPhoneにとって重すぎる」という意の発言をしていたのはご存じのとおり。Bloombergによると、ジョブズはアドビに対しFlash LiteではなくPC向けのフル機能Flashでもない「第三のFlash」を求めたとされています。 具体的にどのような実装あるいは規格になるのかは未詳。ウェブ製作者にとっては期待と不安半ばといったところでしょうか。提供時期や形態なども現時点では不明のまま。

[Via AppleInsider]

ビデオ:映像中のオブジェクトを「つまんで操作」できるアドビの新技術



Adobeが映像中のオブジェクトを直接つまんで操作できる直感的な映像編集技術のデモを公開しています。(「驚きの映像技術」系デモが好きなかたはこの時点で続きの動画を再生して損はありません)。「Interactive Video Object Manipulation」と題したデモはAdobeの研究者Dan B Goldman氏によるもので、披露されるのは例えば:
  • タクシーが走ってゆく動画中の1フレームを止めて車体に落書きを加えると、最初からそこにあったように全フレームに適用される。
  • カメラの前で首を動かしたり口を開けたりした動画を元に、あごや鼻を直接つまんで動かしてちょうど欲しい角度や表情を指定。
  • 上を応用して、複数人が歓談する動画ではひとりひとりを独立に「つまんで」視線や姿勢を動かして理想的な一枚を生成。
といった効果・インターフェース。技術的には映像中の無数の点をトラッキングして分析することで、人間が認識するように背景と動くオブジェクトを識別するもののようです。ピクセルではなく人や自動車といった単位で操作対象を指定できるため、映像をただ再生して目的の被写体がいい位置に来たフレームで止めるのではなく、オブジェクトを直接つかんでスライダーのように操作可能。

Goldman氏いわく、「おなじようなことはAfter Effectsのようなソフトでも長い時間をかければ実現できるが、この技術なら数秒で可能になる」。映像中に本来なかった物を付け加えたりそこにあったものを消してしまう「動画のフォトショップ」(必見)とおなじく、コンシューマー向けソフトに降りてくるのが怖くも待ち遠しい技術です。論文はリンク先から。

アドビ、iPhoneのFlash対応は「アップルの協力が不可欠」



アップルiPhone / iPod touch向けにFlashを提供する、というCEOの発言から一日、アドビが公式なコメントを発表しています。CEO Shantanu Narayen氏が業績発表のカンファレンスコールで語ったのは「iPhoneにFlashエクスペリエンスを持ち込むことにコミットしており、アップルと協力してゆく」「iPhone SDKを評価した結果、アドビが独自にFlashプレーヤの開発を開始できると考えており、(アップルとアドビ)両社の顧客にとって利益となるだろう」。

iPhone SDKでは同時に1アプリしか起動できず、また記憶域の制限などから他のアプリとの連携が難しいため真意が取り沙汰される発言でしたが、リンク先One More Thingに引用されているアドビ公式コメントによれば「アドビはiPhone SDKの評価をおこなっており、Flash PlayerをiPhoneに対応させる方法について開発を始められる段階にあります。しかしながら、iPhoneのウェブブラウズ体験にFlashのすべての機能を対応させるには、SDKと現行のライセンスを超えてアップルと協力しなければなりません」。

アップルのジョブズ総帥はFlash Liteでは足りない、フル機能Flashは重すぎると発言しているのはご存じのとおり。とはいえ両社のあいだで本当に話がつけばSafariのFlash / Lite対応だって実現するかもしれません。

アドビ、iPhone向けFlashプレーヤ提供を明言



リッチなモバイルインターネット体験を売りにするわりにはいつまで経ってもFlash非対応のiPhoneについて、アドビの側からなんとかする意向が明かされました。CEO Shantanu Narayen氏がカンファレンスコールで語ったのは「われわれはFlashと(リッチな)インターネット体験は同義であると信じており、iPhoneにFlashを持ち込むことにコミットしている」。

一方アップルのジョブズ総帥によれば、iPhoneがFlashに対応しない理由は携帯向けFlash Liteでは所詮サブセットであり機能が足りず、かといってフル版のFlashでは携帯デバイス向けとしては重すぎて「中間のプロダクトがない」からとされています。

アップルが乗り気ではないのにアドビがどうやってFlashを持ち込むのか?については、Narayen氏いわく「(iPhone SDKを) 評価した結果、iPhone用 Flashプレーヤを独自に開発できると考えている」。

現在提供されているSDKおよびアップルの制限からするとブラウザのプラグインではなくスタンドアロンのFlashプレーヤしか作れないはずですが、Adobeが高性能で軽いiPhone / iPod touch向けFlashプレーヤを書いてくれれば、アップルの気が変わってモバイルSafariあるいは別のブラウザからちゃんと使える日が来るかもしれません。

続報:現行のSDKとライセンスでは不可能。アップルの協力が必須




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