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東芝から10年使える新型二次電池「SCiB」



東芝から、10年使える長寿命・発火の可能性が極めて低い安全性・5分で90%までの急速充電性能といった特長を持つ新型の二次電池「SCiB」が発表されています。「SCiB」はSuper Charge ion Batteryの略。原理としてはリチウムイオン電池で、負極にチタン酸リチウムを採用、引火点の高い電解液や耐熱性に優れた新セパレータを用いることにより高信頼性を実現したもの。内部短絡を起こしにくく、また短絡に至っても破裂・発火の危険が極めて低いとされています。

「10年使える」の内容は、急速な充放電サイクルを約3000回繰り返したあとも容量低下がわずか10%未満、5000回を超える充放電が可能なため1日1回の充電で10年以上使用可能というもの。今回製品として発表されたのは62 x 95 x 13mm / 150gで公称電圧2.4V ・ 公称容量4.2AhのSCiBセルと、同セルを10個直列につないで電圧・温度管理や異常監視用のマネジメントシステムを加えた標準モジュール(重量約2kg)の2種類。どちらも大電流充電(50A)が可能なため、5分間で電池容量の90%までという高速充電に対応します。

安全かつ長寿命という理想的な二次電池ですが、当初想定されている用途は電動自転車や電動バイク、建設機械、風力発電での電力回生や非常用電源といった産業用。電圧やエネルギー密度を比べればモバイル機器などに使われているリチウムイオン電池に及ばないためあらゆる用途で現行の電池を置き換えるものではないようですが、燃料電池とともに今後に期待したい技術です。とりあえずはランニングコストが低くて急速充電可能な電動バイクをお願いします。

Read - 東芝プレスリリース
Read - Tech-On!記事

風力・太陽・人力USBチャージャーHymini



米国のスタートアップ企業MINIWIZが発表した「Hymini」は風力・日光・人力で充電できることを売りにしたポータブルUSBバッテリー。内蔵の1200mAhリチウムイオンバッテリーをちょっと頼りないマイクロタービンで充電できるほか、外付けのソーラーパネルやハンドクランク、普通のACアダプタも使えます。

補助として搭載されているらしいタービンは風速 約9マイル / 時 (7.8ノット)から内蔵電池を充電可能。風速19マイル/時 (約16.5ノット, 8.5m/s)で20分間充電した場合、携帯電話では約4分の通話が、フラッシュメモリベースの音楽プレーヤでは約40分の再生が可能とされています。あまりピンと来ませんがWikipediaによれば8.5m/sはビューフォート風力階級で5の「疾風 / fresh breeze」、「葉のある灌木が揺れ始める」だそうです。

風力発電時の使い方、といいますかどのような状況でどのように設置するのかといったあたりがいまひとつ想像できませんが、グリーンでリニューアブルで地球のこと考えました!を力強く主張するシンボルとしてはそれで構わないのかもしれません。リンク先のメーカーサイトに価格・登場時期などは見当たらず。


[Via Crave]

サンコーからUSB腕バッテリー「チャージャーブレスレット」



Engadgetオフラインパーティー東京にお越しくださったサプライズゲスト サンコーCEO 山光氏がステージでお披露目してくれた新アイテムは 「チャージャーブレスレット」。1500mAhのリチウムイオン電池がブレスレットになった、なんというかきわめてサンコー的な製品です。

本体にフレキシブルケーブルを取り付け、付属のアダプタを使って充電できるのは任天堂 DS Lite、PSP、W-ZERO3 (初代)、各社携帯電話(au / DoCoMo (FOMA) / SoftBank 3G)。チャージャーブレスレットを使っての連続使用時間はDS Liteで約22.5時間~28.5時間(最低輝度)、最高輝度では約7.5から12時間。PSPでは約3.5から4.5時間。チャージャーブレスレット本体の充電はUSB経由で約四時間。

最初はなにが悲しくて腕にリチウムイオン電池電池パックを巻いて歩かなければならないのかと思いましたが、わざわざブレスレット型をしている理由は「給電しつつ両手が使えるから」。いざというときに電池切れ、でもこんなときのためにポータブルバッテリーを!と思ったらポケットや鞄からケーブルを伸ばしつつ携帯機器を使うはめになった不便さを体験していないと思いつかない製品です。価格は4980円。腕に巻く機構のおかけで鞄にしまうときちょっぴりかさばるのはトレードオフとして納得してください。

ノキアの携帯電話用バッテリー4600万個に過熱の恐れ、製造は松下



ノキアの発表によると、複数の携帯電話で使われているノキア純正バッテリーの一部で異常過熱の恐れがあり、希望者の交換に応じるとのこと。問題のバッテリーはノキア純正バッテリーのうちひとつ"BL-5C"。 同型のバッテリーは複数のメーカーによって3億個以上が製造されていますが、今回の問題が発生するのは松下電池工業が2005年12月から2006年11月にかけて製造した4600万個のみとされています。

実際の問題はノキアいわく「極めて稀」に、バッテリーの充電中に短絡がおき異常過熱するというもの。発表によれば世界で100例ほどが報告されているものの、深刻な負傷や物損などはなかったとされています。BL-5Cを使用している携帯電話の機種、今回の問題に該当するシリアルナンバーはリンク先を参照。ノキアといえばバッテリーが爆発して片脚を失ったという消費者から訴訟をおこされていたような気がしますが、脚一本腕一本ならノキア的に深刻な負傷のうちに入らない......というわけではなく、製造時期からして少なくとも別のバッテリーの話のようです(訴訟のほうはそもそも純正品だったかも不明)。

追記:
Read - ノキアジャパンからのプレスリリース(本社発表抄訳)

追記2: ノキアジャパンおよび関係各社連名で新しいプレスリリースが出ています。
Read - 日本における松下電池製ノキア電池パック「BL-5C」に関するお知らせ

ソニーと3M、リチウムイオン電池の特許権侵害で和解

プレスリリースによると、ソニーと3Mのあいだで争われていたリチウムイオン電池のカソード技術をめぐる特許係争について和解が成立したとのこと。和解条件の詳細は公表されていませんが、ソニーが3Mから(それなりの代価を支払って)ライセンス供給を受けるとされています。

問題の特許はニッケル・マンガン・コバルトを使用したカソード材料に関するもの。3Mは今年3月に松下やレノボ・ソニーを含む11社を相手に特許権侵害訴訟をおこしていましたが、松下に続いてソニーも和解、3Mからライセンスを受けることになりました。レノボそのほかはまだ係争中。





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