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Kindleの新聞購読機能、Amazonの取り分は70%



Amazonの電子ブックリーダーKindleといえば、先日も大型モデルのKindle DXが発表されたばかり。同シリーズの目玉機能である新聞の自動購読を大画面で楽しんでみたいという声は国内でも少なくないかと思いますが、一方の新聞業界にとっては救世主というわけではないようです。

新聞の将来を検討する米国の上院小委員会でDallas Morning News CEO、James Moroney氏が語ったところによると、新聞購読機能で得た収益のうち、Amazonの取り分は70%。また同機能で配信したコンテンツは、Amazonが他のポータブルデバイスにも再配信する権利を持つという契約になるとのこと。ということで契約の話はさておいて、将来iPhone版Kindleアプリに新聞購読機能が追加される可能性が出てきました。

契約の話に戻ると、自分たちのコンテンツなのに取り分が30%で再配信の権利まで持って行くとはどういうことか、そんなビジネスモデルで新聞社がうまくいくのか? と同氏はおかんむり。すべての新聞社と同様の契約なのかは不明ですし、そもそも利益ではなく収益の70%と言っているので、Amazonが負担するインフラや通信料を考えればそんなに変な話でもない気がしますが、一部の新聞社にとっては納得いかないようです。日本の新聞社が「オーケー、取り分は30%でいいし権利も差し出すよ」と言う可能性を考えると、国内版登場の期待は萎むばかり。もしかすると日本のどこかで「あらたにす専用電子リーダー」のような企画が進行中なのかもしれません。

Netronixから9.7インチ画面&無線LAN搭載 E Ink電子ブックリーダー



台湾Netronixから、9.7インチ画面の電子ブックリーダーEB-300が発表されています。最近目にするようになった10型(9.7インチ) / 1200 x 825画素 / 4階調グレイスケールのE Inkディスプレイを採用したもので、サイズは225 x 195 x 14mmほど。入力にはタッチスクリーンおよび4つのファンクションボタンを使用します。

対応フォーマットは文書がTXT, PDF, RTF, HTML/CHM, 画像がBMP, JPG, GIF, PNG, 音声がMP, AAC。フォントはTTF。USBポートのほか無線機能も充実しており、Bluetoothおよび802.11g WiFiを内蔵します。OSはWinCE 5.0ベース。ストレージは本体内蔵フラッシュメモリ4GBおよびSDカードスロット。内蔵バッテリーは5000ページ書き換え以上。

NetronixはE Inkディスプレイモジュールの製造企業Prime View International (PVI)と事業・資本提携しており、EBシリーズはPVIの電子ブックデバイス参入製品ともいえます。9.7インチディスプレイモジュールの量産は今年6月以降という情報もありましたが、EB-300も価格・量産時期については未詳です。





[Via MobileRead]

翰林電子本V9: 10型E Inkディスプレイ採用ebookリーダー



電子ペーパーディスプレイ製品を大量にラインナップする中国Jinke(津科電子有限公司)から、10型(9.7インチ)画面の電子ブックリーダー Hanlin V9が発表されています。ソニーのPRS-505やアマゾン KindleとおなじくE Ink社の技術を使ったeブックリーダー製品ですが、特徴は大型の10インチ画面。

他社製品で一般的な6型ディスプレイが解像度800 x 600であるのに対して、10型は825 x 1200と高解像度(※)になっています。本体サイズは255 x 173 x 14.3mm、重さは320g。ハードウェア仕様は64MB内蔵フラッシュメモリ、SD / MMCスロット、CPUにARM 9系200MHz、RAM 32MB。LinuxベースのOSでPDF / DOC / TXT / HTML / JPG / CHMあるいは圧縮ファイルに対応します(「RAR, ZIP」と明示してある)。

メーカーの製品ページによれば、さらにタッチスクリーン化して手書き入力ができるV9t、Kindleとおなじく3Gデータ通信モジュールを搭載したV9cといったバリエーションモデルも用意されるようです。メーカーでサンプルを試用したmobilereadフォーラム "T-bag"氏いわく、ソフトウェアは現行モデルV3とほぼ同等。価格は$599から$699程度を想定。ただディスプレイモジュールの供給元PVIではまだ9.7型の量産ができておらず(早くて6月開始)、またE Inkのコントローラも未完成であることから、V9の量産はもう少し先になるとのこと。

ソニーのPRS-505と並べた写真ではやはり大きくポケットから出して読書というものではありませんが、それでもノートPCより軽く、書き換えに時間がかかる電子インク端末では重要な一画面の情報量が6型製品の2倍といったことを考えるとなかなか魅力的なデバイスです。

(※:「解像度」を「画素数」の意味で使うよくある誤用。にゃ)。

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