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Amazonの電子ブックリーダーKindle、日本へ出荷開始&値下げ



Amazon Kindleの「米国&国際ワイヤレス版」が日本を含む世界へ出荷開始となりました。2週間ほど前に国際展開が発表された際は「米国ワイヤレス版」が259ドル、「米国&国際ワイヤレス版」が20ドル高い279ドルに設定されていましたが、アマゾンいわく「大好評に応えて」2モデルを統合、国際版を259ドルで販売することに決定したとのこと。279ドルの時点で注文していた場合もなにもせずに値下げ後の価格が適用されます。

判断の理由が実際にstrong customer demand (だけ)なのか、米国最大のリアル書籍チェーン Barnes & Nobleがカラータッチ液晶と電子インクのハイブリッド電子ブックリーダー Nookを259ドルで投入してきた影響なのかはよく分かりません。

「米国&国際ワイヤレス版」キンドルは日本でも無料で3G WWAN通信が使えますが、アクセス先はKindleストアと一部のウェブサイトに限られています。またそもそも日本語が表示できず、Amazon.comから米ドル建てで英語版の本を買う前提なのはすでにお伝えしたとおり。そもそもモノクロ16階調の読書専用デバイスにどんな存在意義があるのか?(例:無線を切っておけば充電せずに一日中どころか週単位で使えるから) などはタグ Kindleを参照。現行 Kindle (2代目)の6インチより大きい9.7インチ 1200 x 824のKindle DXにも国際版の登場が予定されています。

iriverの電子ブックリーダーは「Story」、6型E Inkディスプレイ採用



iriverの電子ブックリーダー「Story」に続報がありました。リンク先ドイツ Heise Online によると、iriver Story は6型 8階調グレースケールのE Ink 電子ペーパーディスプレイを採用した製品。画面下にQWERTYキーボードを配したデザインはAmazonの Kindle 2と激しく似ています。iriverの製品解説によれば、ハードウェア仕様は内蔵2GBメモリ、SDスロット、モノラルスピーカーとヘッドホン端子、ディクテーションやボイスメモ用らしきマイク、本体サイズは127 x 203.5 x 9.4mm、意外と重い 284g、バッテリーは7000ページ送り / 音楽再生 20時間。

コンテンツの転送にはUSB / USBホストかSDスロットを使い、無線LANやBluetoothは搭載せず。アマゾンのKindleや ソニーのReader Daily Editionのような3G WWANもありません。ソフトウェアはebook リーダーアプリがEPUB, PDFに対応。OFFICEビューアは TXT, PDF, DOC, PPT,XLS 、音楽再生はMP3, OGG, WMAに対応します。また標準でコミックビューアを備え、ZIP書庫内にまとめたJPEG, BMP, GIFを読めるのもなにやら対象ユーザーを想像させる仕様です。自力でファイルを用意できるユーザには、自社のデジタルコンテンツストアに誘導するための3G入りデバイスよりかえってシンプルでいいかもしれません。

ソニーの電子ブックリーダー新型は"Touch"と"Pocket"、エントリー向け




説明書バレのあったソニーの電子ブックリーダー「Reader」 新機種が正式発表を迎えました。名称は左がPRS-600 "Touch"、右の小さい方がPRS-300 "Pocket"。Touchは現行の上位機種 PRS-700とおなじ6インチ 800 x 600 E Inkディスプレイとタッチスクリーンを備え、Oxford American English Dictionaryをプリインストールします。ストレージは内蔵 512MBおよびSD / MSスロット。

右のPocketは名前のとおり小さく、タッチスクリーンではない5インチディスプレイを採用しています。こちらは外部ストレージスロットなしの内蔵512MB。両機種ともWiFi接続には対応していないものの、ソニーによれば今後発表する上位機種にはなんらかの無線接続機能が搭載される予定。米国価格はTouchが299ドル、Pocketが199ドルと従来機種よりかなり安め。またソニーのオンラインブックストアでも、ベストセラーの価格が一冊11.99ドルからAmazonに近い9.99ドルに値下げされます。Touch / Pocketの発売は8月末予定。



動画:室内光で動作する広告用 E Ink ディスプレイ、薄さ7.5mm



いわゆる電子ペーパーの代表的存在になった E Ink ディスプレイは、Kindleなど電子ブックリーダーでよく利用されています。続く用途として見込まれているのが広告などのデジタルサイネージ。韓国 Neolux社はそんなデジタルサイネージ向けのソーラーパネル E Inkディスプレイユニットを発表しています。同社のE Inkディスプレイユニット Ink-In-Motionに太陽電池パネルを搭載した製品で、一般的な室内光(400ルクス以上)で動作するのが売り。同社いわく最大18ヶ月稼動するとのこと。最大ディスプレイサイズは26 x 12 cm。コントローラを含めたパッケージ全体で7.5mmという薄さも魅力です。あとはこちらへ語りかけるようプログラミングするだけ。動画は続きに掲載。背景にカラー部分があるような気もしますが、E Inkとは別のレイヤーがあるのかもしれません。

iriver JapanからE Inkディスプレイ&PDF対応の電子ブックリーダー登場?



どこからともなく届いた上の画像は「iriverの電子ブックリーダー」と称するもの。ディスプレイに方向ボタン+決定ボタンらしきものが付いただけでなんとも判別しがたいデバイスですが、アイコンや漢字表示 (続きに掲載)から判断するかぎりかなり解像度は高く、Amazon KindleやソニーのeReaderでも採用されているE Inkの電子ペーパーディスプレイのようにみえます。E Inkは表示の保持に電力を消費しないため、1充電でたとえば数千ページ送り分読める電子ブック向きの技術。

またアイコンの表示からすると内蔵メモリとSDカードスロットを備え、少なくともPDFファイルと音楽ファイルに対応するようです。韓国のiriverはかつてeBookリーダーのコンセプトを公開していたことがあるものの、「iriver japan」「Libre」(機種名?)と書かれた今回の画像とはかなり異なるデザイン。iriver Japanは韓国iriverの製品「も」扱っているだけで独自ブランド製品も展開していることから、これもリファレンスに近い電子ブックリーダーハードウェアを基にした国内向け独自製品かもしれません。画像はそれらしいもの、iriver Japanからはコメントなし。真相はさておき、ソニーのリブリエは撤退・アマゾン Kindleも (今のところ) 圏外で使えない国内向けのE Ink電子ブックリーダーは気になる製品です。

アマゾン、電子ブックリーダー Kindle 2を発表、キングの独占新作も登場



Amazonが電子ブックリーダー Kindleの新モデル Kindle 2を発表しました。Kindleは表示の保持に電力を必要としないE Ink (電子ペーパー)ディスプレイを採用した電子ブックリーダー。携帯電話やノートPCなどと違い再充電なしに本数十冊分を読むことができます。またKindleの特徴はEV-DO WWANデータ通信機能を備えいつでもどこでもAmazonから本が買えること、新聞や雑誌、Blogの自動更新を受けられること、自前のドキュメントをメールで送信して読めること。Engadget本家の発表会実況より新機種のポイントを抜き出すと:
  • 出荷開始は2月24日、価格 359ドル。予約受付中。
  • 厚さ 0.36インチ、 約9.1mm。3.5インチ液晶のiPhone 3G (約12mm)より薄い。
  • ディスプレイは16階調でコントラスト向上、電子ペーパーの弱点である書き換え時間は20%高速に。画面サイズは6インチ、解像度 600 x 800。
  • バッテリー(ページ送り回数) が25%向上。1充電で2週間。WWAN常時接続onの場合は4日間。
  • ストレージが初代の7倍に増加。ユーザー領域約1.4GB。一般的な書籍にして1500冊以上。購入した書籍はすべてAmazon側でバックアップ、直接ダウンロード可能。
  • 初代にひきつづき汎用ウェブブラウザ。
  • 重量 10.2オンス、約290g。
  • 誤って押してしまうことの多かった左右のページ送りキーが常識的なサイズに小型化。
  • 初代の特徴だった画面脇の液晶ストリップは廃止。
  • テキストを読み上げる新機能Read to Me。
  • 「ブックマーク」同期機能 Whispersync。複数のデバイス間でどこまで読んでいたかを同期。





プレスカンファレンスにはサプライズゲストとして、実際にKindleユーザーであるスティーブン・キングも登場。新作小説「UR」がKindleエディション独占でリリースされることも明らかになりました。「UR」はインターネットだけではなく別のところにもつながってしまう機能を持ったKindleが登場する内容。キングはKindle 2のテキスト読み上げ機能を「GPSみたいな声」よばわりして自作の朗読を披露しています。キングが掲げているピンクのKindle 2は一般販売されない特別バージョン。続きには発表動画、薄さが分かる製品写真。

Plastic LogicからE Inkインク採用の「電子新聞リーダー」



E Inkの電子ペーパーディスプレイを採用したいわゆる電子ブックリーダーはAmazonのKindleやソニーPRS-505など6インチ画面の製品が主流となっていますが、Plastic Logicからはさらに大きな画面を持つ「電子ニュースペーパー」リーダが登場します。nytimesによれば、まもなく発表されるPlastic Logic製リーダー(名称未定)は一般的なE Inkディスプレイ採用電子本の2倍の表示面積を備えつつ、軽量なプラスチックスクリーンで重さはKindleと同等、厚さは1/3という製品。薄型といっても以前Plastic Logicが発表していた曲げられるタイプではなく、板状のフレームに収まった形状になります(写真左上)。

そのほかの仕様はコンテンツ販売プラットフォームとして必須になりつつあるワイヤレス接続、「数百ページもの」新聞紙面や書籍、書類を保存できる内蔵メモリなど。Plastic Logicでは主にビジネス書類の表示をターゲットとしていますが、スクリーンの大きさから紙の新聞に近いレイアウトを実現する電子新聞リーダとしての利用も計画されています。発売は2009年の前半。詳細や価格、参入する新聞社などは1月のCESで発表される見込み。

Netronixから9.7インチ画面&無線LAN搭載 E Ink電子ブックリーダー



台湾Netronixから、9.7インチ画面の電子ブックリーダーEB-300が発表されています。最近目にするようになった10型(9.7インチ) / 1200 x 825画素 / 4階調グレイスケールのE Inkディスプレイを採用したもので、サイズは225 x 195 x 14mmほど。入力にはタッチスクリーンおよび4つのファンクションボタンを使用します。

対応フォーマットは文書がTXT, PDF, RTF, HTML/CHM, 画像がBMP, JPG, GIF, PNG, 音声がMP, AAC。フォントはTTF。USBポートのほか無線機能も充実しており、Bluetoothおよび802.11g WiFiを内蔵します。OSはWinCE 5.0ベース。ストレージは本体内蔵フラッシュメモリ4GBおよびSDカードスロット。内蔵バッテリーは5000ページ書き換え以上。

NetronixはE Inkディスプレイモジュールの製造企業Prime View International (PVI)と事業・資本提携しており、EBシリーズはPVIの電子ブックデバイス参入製品ともいえます。9.7インチディスプレイモジュールの量産は今年6月以降という情報もありましたが、EB-300も価格・量産時期については未詳です。





[Via MobileRead]

翰林電子本V9: 10型E Inkディスプレイ採用ebookリーダー



電子ペーパーディスプレイ製品を大量にラインナップする中国Jinke(津科電子有限公司)から、10型(9.7インチ)画面の電子ブックリーダー Hanlin V9が発表されています。ソニーのPRS-505やアマゾン KindleとおなじくE Ink社の技術を使ったeブックリーダー製品ですが、特徴は大型の10インチ画面。

他社製品で一般的な6型ディスプレイが解像度800 x 600であるのに対して、10型は825 x 1200と高解像度(※)になっています。本体サイズは255 x 173 x 14.3mm、重さは320g。ハードウェア仕様は64MB内蔵フラッシュメモリ、SD / MMCスロット、CPUにARM 9系200MHz、RAM 32MB。LinuxベースのOSでPDF / DOC / TXT / HTML / JPG / CHMあるいは圧縮ファイルに対応します(「RAR, ZIP」と明示してある)。

メーカーの製品ページによれば、さらにタッチスクリーン化して手書き入力ができるV9t、Kindleとおなじく3Gデータ通信モジュールを搭載したV9cといったバリエーションモデルも用意されるようです。メーカーでサンプルを試用したmobilereadフォーラム "T-bag"氏いわく、ソフトウェアは現行モデルV3とほぼ同等。価格は$599から$699程度を想定。ただディスプレイモジュールの供給元PVIではまだ9.7型の量産ができておらず(早くて6月開始)、またE Inkのコントローラも未完成であることから、V9の量産はもう少し先になるとのこと。

ソニーのPRS-505と並べた写真ではやはり大きくポケットから出して読書というものではありませんが、それでもノートPCより軽く、書き換えに時間がかかる電子インク端末では重要な一画面の情報量が6型製品の2倍といったことを考えるとなかなか魅力的なデバイスです。

(※:「解像度」を「画素数」の意味で使うよくある誤用。にゃ)。

Read - 製品情報
Read - MobileRead Forumリポート

PhosphorからE Inkデジタル/アナログウォッチ



E Ink社が世界で9本だけ製作、うち8本は同社の役員が所有する超希少なE InkウォッチのひとつをEngadgetに提供してくれた読者プレゼントは非常に多くの応募をいただきましたが、残念ながら落選された(応募総数 - 1名の)方々も市販バージョンを買えるようになりました。Phosphorから登場した市販モデルは革バンドとポリウレタンバンドの2種類がラインナップされます。

デザインはオリジナルのE Inkウォッチとおなじく、電子ペーパーディスプレイの文字盤にアナログのムーブを組みあわせたもの。文字盤には時刻または日付を表示することができ、また文字の表示・非表示や白地・黒地の反転を含めて計14種類のデザインをボタンで切り替えることができます。電子ペーパー技術で初めて可能になった革新的機能!といったものはありませんが、市販のE Ink アナログ / デジタル 腕時計としては世界初の製品です。価格は$250。

Amazon KindleでMobipocketファイルを読むハック


好意的に表現して「斬新」な外観にもかかわらずアーリーアダプターの心は掴めたらしいAmazonの電子ブックリーダーKindleに、さっそくDRM関連のハックが登場しています。リバースエンジニアリング界隈で有名なIgor Skochinsky氏が公表したスクリプトはKindleでMobipocketファイルを読むためのPIDを生成、ファイルをKindle対応に変換するというもの。

AmazonがKindle用に販売している電子本ファイル(.AZW)はユーザーのアカウントとヒモづけされたDRMがかけられていますが、今回公表されたハックはそのDRMを解除するものではなく、Kindleが対応していない別の形式で販売されている電子書籍を読めるようにします。iPodとiTunesで例えれば、iTunes Storeで購入したプロテクトつきAACをコピーや変換が可能なかたち変換するのではなく、iTunes Store以外で購入したDRM楽曲をiPodで聴けるようにするようなもの。

つまりこれまでMobipocket形式のDRMつき電子本を購入していたユーザーはKindleで読める形式に変換できるようになります。(正確にはKindleのシリアルから生成したPIDでmobi本を再ダウンロードする)。Amazonがどう対応するかは不明ですが、MobipocketもいちおうAmazonの一部であるだけにしばらくは逃してくれるかもしれません。

(作者のサイトではKindleのブートログも公開中。"Linux version 2.6.10-lab126 (build@lab126-build) (gcc version 3.4.2)"や"CPU: XScale-PXA255 [69052d06] revision 6 (ARMv5TE)"といった中身に興味のあるかたはリンク先へ。)

Amazonの電子ブックリーダーKindle、5時間半で売り切れ



立ち上げから充実したコンテンツや無料で使える3Gデータ通信、ハード・ソフト・サービスの高度な統合などが評価される一方、機能以前に400ドルは高い、なにより見た目が格好悪すぎるという声もあったアマゾンの電子本リーダーKindleですが、最初のアーリーアダプターたちはしっかり確保できたようです。製品ページの在庫ステータスによると、Kindleは発売からわずか5時間半ほどで売り切れになっています。

問題はその初期出荷数が何台だったのかですが、Amazonは今のところ数字を公表していないため不明のまま。Availabilityには高い需要のため入荷しだい順に発送体制をとるため今すぐご注文を!となっています。次回の入荷は29日。

[Via Blankbaby]

Amazon Kindleハードウェア・試用インプレッション



Amazonの電子ブックリーダーKindleのハードウェア詳細、実機を試用した印象について。ひとつ前のギャラリー記事も参照。一番分かりやすいのはこちらの高解像度版プロモ動画(.mov, 146MB)を見ること。

まず、シンプル・ミニマルでボタンが少ないことが正しい価値観からすると絶望的に不格好な、ニュートラルに見てもかなり不思議な本体形状について。本体サイズは約190 x 135 x 17.8mmと比率的にそれほど分厚くもないものの、左右のエッジに非対称な傾斜がついているうえに断面は右に行くほど薄くなる独特の形をしています(続きに写真を掲載)。

これはベゾスCEOのいう「読書に集中しているとき、実体としての本は意識から消えて作者の言葉の世界に入り込む」体験をKindleでも再現すべく、左右どちらの手でも持ちやすく長時間の読書でも疲れない形状を追求した結果辿り着いた形状とされています。実際のホールド感は大ぶりのサイズや初代PSPに近い重量(約290g)からすればかなり良好。

また画面左右の張りだした部分はそのまま巨大なページ送り・戻しボタンになっており、これも左右どちらの手で持っても押しやすいデザインとなっています。短時間の試用では気になりませんでしたが、実際の使用状況によっては大きすぎて暴発するかもしれません。

メニュー選択など、ページ送り・戻し以外の主要なナビゲーションは両手で持ったときの右手親指部分に搭載されたホイールを使います。上下に回転させて選択、押し込んで決定という動作。

Kindleでおそらく一番目新しいのは、ホイールの上、E Inkディスプレイの右側に配置されている細長い帯状の部分。この部分はメインディスプレイと別の独立した液晶表示装置(polarized pneumatic LCD)になっており、ドットやバーを表示してカーソルやスクロールバーの役割を果たします。

主画面に書き換えの遅い電子インクディスプレイを採用しているため、カーソルやスクロールバー用に応答速度の速い別の表示装置を必要としたものと思われますが、実際に作動しているところは非常に独特。書き換え中に光が流れるような動作をするところなどはちょっとした演出効果すらあります。

画面下のQWERTYキーボード+数字キー+機能ボタンについては、本体からの突起はかなり浅いものの押しやすく、クリック感もあり。扇状のレイアウトでキー同士が離れていること、指先の感覚でキーの場所が掴めるため親指キーボードにありがちな誤タイプは避けられる印象。キーそのものが浅くロープロファイルなのは、例の「言葉に集中してハードウェアを忘れる」ことを追ったデザインなのかもしれません。

そのほかハードウェアについての細かい点は:
  • 内蔵メモリのほかSDカードで拡張可能。SDHCには(現状)非対応。ただコンテンツはAmazon側にバックアップされいつでも無料で落とせるため、実際の本体メモリ容量はそれほど問題にならないはず。
  • バッテリー容量は1530mAh。ユーザーが交換可能。
  • バッテリー駆動時間については、表示の保持ではなく書き換えに電力を消費する電子インクディスプレイの採用や無線データ通信など数値化が難しいためか、「一般的な使用状況で数日間」「無線をつねにONにして2日に一度充電」「無線を使わなければ一週間以上」といった表記。フル充電までは2時間。
  • 要求動作環境は「なし」。PCレスで単体動作するから。
  • E Inkディスプレイの視認性は良好。ただ、明かりがないと読めません。
  • 底面にUSBポート、3.5mmヘッドホンジャック。
  • 本体のほか付属品は「ブックカバー」、充電用ACアダプタ、USBケーブル。
さらに突っ込んだ使用感リポート、Kindleストア、どうやら10セント課金するらしい(!) 「メールでWord / PDFを送ってAmazonサーバで変換・バックアップ」サービスなどについては追って掲載します。Kindle関連記事はタグ:Kindleにて。


Read - Amazon.com、Kindle製品ページ
Read - Kindleストアトップ
Read - Kindleの落下テスト

Amazonの電子本リーダーKindle:3Gデータ通信は無料、契約不要




Amazonが満を持して発表した変な形の電子本リーダーKindleについて、次々と新情報が明らかになっています。本体価格が$399という以外の料金体系についてまとめると、
  • 携帯電話圏内なら使える内蔵3G(EV-DO)データ通信は課金なし。キャリアSprintとの契約不要。
  • 紙本ではハードカバーの新刊は一冊$9.99。当初8万8000冊を用意。NY Timesベストセラーリスト112冊のうち100冊を含む。
  • 全国紙・ローカル紙含む新聞は月$5.99から$14.99の定額制。雑誌は月$1.25から$3.49。2週間の無料お試し期間付き。
  • 新聞・雑誌のほかBlogの購読も可能。ただし無料で読めるはずのBlogもなぜか$0.99。ここからコンテンツ提供者に還元される(つまりサイトにとっては広告以外に電子版購読料の収入が得られる方法)。
  • Kindle本体は前述のように$399、発送無料。
データ通信は買ってすぐに使える無料となっており、Kindle用インターフェースのAmazon.com (Kindle Store)や検索機能に統合されているWikipediaのほか、機能は限定されているものの汎用ウェブブラウザで一般のサイトにもアクセスできます。(訂正:初出では「汎用ブラウザ非搭載」としていましたが、発表会場で配られた実機にはブラウザがあり、初期設定サイト以外にもアクセスできました)。

PCとの接続や同期不要で買ってすぐ単体で使えることを目的とした機能、一見すると単に不格好にしか見えない不思議な形状の意味、ハードウェア・ソフトウェア的な詳細は続報にて。

Amazonの電子ブックリーダーKindle公開、399ドル



一年以上前の第一報から延々と経過をお伝えしてきたアマゾンの電子本端末「Kindle」が初めて正式に姿を現しました。Newsweek最新号の巻頭記事ではAmazon.com CEOジェフ・ベゾスへのインタビューをもとにKindleの概要と野望が明らかにされています。

明らかに、といっても昨年のFCC入りで外観から仕様までほぼ判明していたため、6インチ800 x 600のE Inkディスプレイ(バックライトなし)、QWERTYキーボード、EV-DOデータ通信、内蔵フラッシュメモリとSDカードスロットといったハードウェア面にはとくに目新しい要素なし。データ通信ネットワークのキャリアがSprintであること、本体価格が$399といったあたりは改めて確認された事実です。

サイズ・解像度ともに同一のE Ink製ディスプレイを搭載した電子本端末にはソニーのPRG-505がありますが、Kindleは約100ドルほど高いかわりに単体で携帯データ通信ネットワークに接続してネットに出られることが特徴です。KindleからアクセスできるAmazon.comではどこでも電子書籍が購入できるほか、PCからと同様に検索やお薦めリストの参照、レビューの閲覧まで可能。

Kindle版電子本の価格はたとえばNY Times紙ベストセラーや新刊のハードカバーが$9.99。ほとんどすべての本について最初の章の試し読みは無料。書籍のほかTimesやウォールストリートジャーナル、ワシントンポストといった新聞、雑誌の購読もでき、無線LANスポットを探したり自宅でPCと同期する必要なくどこでも最新のコンテンツが閲覧できます。またブラウザも搭載されており、本を読みながらGoogle検索や Wikipediaの参照が可能。オンラインコンテンツのほか手持ちのWord文書やテキスト、PDFを持ち歩くこともできます。MP3およびAudibleの再生にも対応(Amazon MP3参照)。


機能やコンテンツの供給体制を眺めてみれば、たしかに本のiPodとして「アナログ最後の砦」(ベゾス)である書籍を攻略する、あるいはなかなか普及しない電子書籍に火を点けるという本気が伝わってくる充実ぶりです。400ドルという価格は機能以前に第一印象で高いと思われそうですが、後発だけに勝算がある設定なのかもしれません。

(追記:初期情報では「汎用ブラウザ非搭載」となっていましたが、実際には統合されたWikipedia検索のほかに汎用ブラウザも搭載します。実機ギャラリー記事参照)。




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