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風車で携帯電話用アンテナに電力供給


いまや生活に欠かせない存在の......と形容するのも今更なほど普及した携帯電話ですが、その携帯電話に欠かせないのがアンテナです。そして、そのアンテナに欠かせないのが電力。しかし世の中には電力網がまともに整備されていない地域もあり、そのような場所ではディーゼルエンジンで発電してアンテナを動かしています。

そんな中、アンテナ用に風車を作って電力を供給しようとしているのがHelix Wind社です。今月中にもナイジェリアで風車を作り、電話網を整備しているEltek Network Solutions Groupへ電力を提供する予定。来月には米国でも試験を行う計画です。

風力発電はクリーンでメンテナンスフリー、という評価に異論のある方もいるかもしれませんが、ディーゼルエンジンよりは進歩でしょう。無風状態が続いたときが心配ですが「急ごう、風が止む前に」などと携帯電話でやりとりするようになると思えば、それはそれで面白そうではあります。

[Via Inhabitat]

微小運動を用いたナノ発電機、まずはハムスター発電から


ドアの開け閉めや貧乏ゆすりなど「ちょっとした運動で発電できるようにすればエネルギー問題解決じゃね?」というのは誰しもが思うこと。そんな妄想を実現する「ナノ発電機」の研究にジョージア工科大学のZhong Lin Wang教授らが取り組んでいます。ナノ発電機は2005年から開発が始まっており、DARPA、米国エネルギー省、アメリカ空軍などのそうそうたる面子が協賛。その原理は、酸化亜鉛などの素材を折り曲げたり伸ばしたりした時に電圧が発生する「圧電効果」を利用するというものです。現行のナノ発電機には直径100nmから800nm、長さは100umから500umの酸化亜鉛ワイヤーがカプセル詰めされています。

というわけでさっそく、四台のナノ発電機を背負ったハムスターが発電のために走らされています。ハムスター走る、背中のワイヤーが曲がったり伸びたりする、発電される、という最新のナノテクを駆使した仕組み。発電機は交流電流を生み出すので複数台を利用すると相殺されるという問題がありましたが、ワイヤーを常に同じ方向へ曲がるように改良することで解決しています。気になる発電量ですが、例えばBluetoothヘッドセットを利用するには、ナノ発電機が千台必要になるとのこと。ナノ×1000というのはピンときませんが、ハムスター250匹ということでしょうか。

ナノ発電機は他にも声帯の震えや微風での旗のゆらめき、指で叩く振動などで発電が可能。Wang教授によると、体に埋め込めば筋肉の動きや血液の流れからも発電ができるだろうとのことなので、ハムスター虐待に抵抗のある皆様も安心です。研究の詳細は化学論文誌Nano Lettersオンライン版に発表されています。

[Via news:lite, thanks Charles]

消費電力を分析、共有するGoogle PowerMeter



先月ご紹介した「自宅の電力消費量を全世界にリアルタイム配信する人」に強力なライバルが現れました。その名もGoogle 。本日発表された「Google PowerMeter」は、家庭やオフィスの電力計に取り付けることで、ほぼリアルタイムの消費電力をインターネット上から確認することができるガジェットです。図のようにグラフ化することや消費電力削減のための分析も可能。もちろんグーグルですので「友人や近所の人と」情報を共有できます。

対応する電力計は「スマートメーター」と呼ばれる無線通信機能を持つ新型のもので、アメリカやヨーロッパを中心にすでに全世界で4000万台が稼働中。電力会社による計画の下、今後数年でさらに1億台が普及の見通しですが、これまでのところ利用者にはその恩恵があまり見えていませんでした。Google PowerMeterはスマートメーターの情報を読み取って利用者に配信することで、消費電力削減を促すことを目的としています。消費電力公開男の記事では「レコーディング・ダイエットと同様、可視化することで無駄な電力消費を抑える効果は案外ありそう」と書きましたが、 案外どころかGoogleのプレスリリースでは、電力消費量は意識することで5%から15%削減できるという研究を引き合いにしています。情報はオープンなフォーマットで出力される予定。久々にGoogleのモットー 「お前たちを同化する」「世界中の情報を整理する」にぴったりのサービスではないでしょうか。

もっともPowerMeterはまだプロトタイプの段階で、開発してくれそうな企業を現在募集中。どのように家庭とGoogleを通信するのかも不明です。サービスとしてもクローズド・ベータなので、うっかり選んでしまいそうな位置に「全世界に公開」オプションがないか、電力消費量によって「もっと省エネのサーバはどうでしょう」といった広告が表示されるのか、まだまだ謎。ただ電力消費量はiGoogleに表示できるということなので、いずれにせよGoogleアカウントに紐づく情報がまた増えることになりそうです。続きに公式動画を掲載。

ゴミで走るゴミ収集車



写真はゴミを燃やして得た電気で走るゴミ収集車。および、その充電ポスト。イギリスのハダーズフィールドで先週、発表になりました。車は3.5トンのトラックを改造したもので、40kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。最高速度は80km/h。残念ながら、収集したゴミを自力で燃やして動力にする時間旅行デロリアン的自動車ではありません。充電に必要なのは六時間から八時間。160kmくらい走りますので、一日走って、充電、翌日また走って、充電、というサイクルが可能。問題点は、電気自動車なので静かすぎることです。そろそろ収集の時間だからと慌ててゴミを外へ持って飛び出すような人は、今から注意しておきましょう。




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