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果物の食べごろ検知センサー、フラウンホファー研究機構が開発中


食べごろを見極めるというのは暗黙知によって裏付けされた職人技ですが、暗黙知あるところに形式化の波あり。ドイツ・フラウンホファー研究機構が食べ頃を検知するセンサーを開発しています。

ベースとなるのは自動車などでも採用されている、金属酸化物を用いたガスセンサー。果物から出る揮発性物質を分析することで熟し度合いを計測します。すでに食品研究所などではこうした食べ頃判断マシンを持つところもありますが、研究所で食べ頃と判断されてからスーパーに届けるのでは遅すぎ。同研究機構が目指すのは研究所の機器と同じくらい正確に計測し、かつ倉庫などお客さんに近いところで利用できるようオンライン分析に対応した機器です。価格面での目標は4桁ドル......ということはだいたい100万円以下という感じか。すでにプロトタイプは完成済。

以上であれば暗黙知のない素人にはありがたいというだけなのですが、なんとも話が微妙になってくるのは、このセンサーの応用事例として豚がターゲットになっているところ。大人になった雄の豚は雌の豚をひきつける(人間には快適でない)臭いを出す一方、雄の豚の一部が子供のころからこの臭いを出すことがあり、結果的に臭いを出すものも出さないものもすべて早い段階で去勢されているのが現状です。しかしこのセンサーがあれば、臭いを出さない雄の去勢は不要となります。

フルーツに使うにせよ豚に使うにせよ、いつまでに実用化するつもりなのかは不明ですが、どうせなら倉庫などと言わず我が家の冷蔵庫に組み込んでアラートを出し続けて欲しいものです。

動画:生地から作る自動ピザ作り自販機



寿司ロボット、うどん自販機など、食のオートメーション分野で絶対的優位を誇る日本に強力なライバルが登場しました。それが写真のピザ自販機、その名も「レッツ・ピザ」です。てっきりデリカシーのないアメリカ人がイタリアに喧嘩を売ってるのかと思いましたが、Times Onlineによると発明したのは正真正銘のイタリア人Claudio Torghele氏。一枚3.5ユーロというリーズナブルなお値段で、すでにイタリア本国にて稼動中です。

冷凍ピザがあることを考えると自販機化はそう難しくなさそうですが、予想の斜め上を行くのは、本自販機が冷凍ピザを使うのではなく、ちゃんと小麦粉を叩き、水を加え、生地をこね、丸型にして、指定したトッピングを加えてから焼く......という一連のプロセスを忠実に守っているところ。完成まで必要な時間は三分。疑り深い人のために、製作過程は自販機の小窓から覗き見ることができます。

Torghele氏によると、このアイデアはカリフォルニアで働いていたとき、フードコードで食べものの自販機が流行っているのを見て思いついたとのこと。イタリア人気質とアメリカナイズされた思考がいい具合に入り混じった方のようです。なおTimes Onlineは、よせばいいのにイタリア・ピザ協会会長のPino Morelli氏にコメントを求め「機械から出てくるのはイタリアン・ピッツァとはなんの関係もないもの」「マクドナルドのようなファストフード店、あるいは米国や中国、インドのような場所ならこれでもよいかもしれないが」という期待通りの返答が掲載されています。

続きには動画を掲載。残念ながらなにを言っているかは分かりませんでしたが、こちらでもわざわざ本職の人にインタビューしています。

[Via The Raw Feed]

新Windowsはケチャップ味



エジプト製らしい「Windows」ポテトチップ、ケチャップ味。商標云々であるとかロゴのウィンドウズ君?が微妙に怖いといったこと以前に、経口摂取するものに「Windows」と名付けてしまうセンスに慄然とします。エジプト人の食の安全意識は一体どうなってるんでしょうか。

コカ・コーラから自己凍結ドリンクが登場


MarketingWeekによると、Coca-Cola社は開栓すると急激に冷えて氷が発生する「スーパーコールド」ドリンクを開発しているとのこと。あまりディテールの分からない「業界筋」の話として伝えられているところによれば新ドリンクは「Sprite Super Chilled」という名称となり、特別なパッケージ(?)を開栓あるいはひねるような操作を加えることで冷却がはじまり、ドリンク自体の氷が混ざったスーパークールな状態で飲むことができるというもの。

登場は早ければ来年、英国の若者向け市場で凍るスプライトが受ければ順次スーパーコールドコーラや自力で冷えるビールにまで展開する(であろう)とされています。常温からいきなり凍るわけではなく特別に開発された自販機を利用するとあるところから、おそらく氷結直前程度の低温で保存、開栓するとパッケージのどこかあるいはソーダ自体の炭酸ガスで急激に減圧してもうひと押し冷える......ようなものではないかと想像されますが詳細は謎。「飲んでも安全に排出される(はず)のまったく新しい化学物質を開発」「体内で連鎖反応が起こって凍死者続出」といった話なら面白そうです。


[Via Tech Digest]

朝食用メモを焼くメッセージング・トースター



コンセプトトースター強化週間というわけではありませんが、透明トースターに続いてパン焼きテクノロジー最前線のちょっと先をあと2つほどご紹介。上はSascha Tseng氏の「メッセージングトースター」。平型トースターの天面がタッチパネルになっており、スタイラスで書いたメッセージや図をトーストに印刷します。

朝の連絡事項に便利、というつもりではなかと思われますが、タッチパネルの代わりにホワイトボードにしても同じような効果が得られそうな気もします。毎朝起きるとその日の抹殺目標がトーストに書いてある(必ず食べて証拠を残さない) 暗殺者とかそんなお話なのかもしれません。もうひとつは「続き」のあと。

重力式全自動レストラン、ドイツにオープン



ドイツはニュルンベルク郊外の工業ビルにオープンした"'s Baggers"は自称「世界初の全自動レストラン」。給仕のかわりに各テーブルにタッチパネルのメニュー / オーダーシステムがあり、料理はレールを辿ってテーブルに運ばれてきます。まあ日本でもよく見かけるタッチパネル注文システムや回転寿司のようなものですが、なんだかすごいのは厨房が上の階にあり、料理は約5m上から重力だけでレールを滑り落ちてくるところ。

本業は製鉄所経営、飲食業へは初挑戦というオーナーMichael Mack氏がドイツSPIEGELに語ったところでは、「このシステムを導入すれば人件費で数百万ユーロを節約できる」。すでに客に紛れたマクドナルドの調査員が店を訪れており(とMack氏は信じている)、ファストフード業界での大成功を睨んでいるとのこと。


レールの末端にあるバスケットのようなものが微かな不安を感じさせますが、実際に訪れたという客によれば食器の回収と片付けはウェイトレスによる手動、しかも頻繁にレールの途中でひっかかるため棒状の器具を持ち歩いており、間違ったテーブルに届いた料理を見ず知らずの客同士で交換することもたびたび。

注文システムはWindows XPベースの適当なものらしく、「コーラを500本」と入力すれば通ってしまううえに他のテーブルで「在庫切れ」表示になるとも(本当に500本のコーラが続々と流れてくるところを想像するとなかなかシュールではありますが)。とはいえ機能不全に陥った巨大なシステムのなかで、それでも絶望せずお互いに助け合い生きてゆくことのすばらしさを体験できる施設と考えれば実に有用といえるのではないでしょうか。

Read - Spiegel
Read - 's Baggers公式




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