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iRobot Ember 自走式ルータロボ LANdroidsプロトタイプ



DARPAが自走式ルータロボ LANdroidsの開発を承認したというニュースから約2年。お掃除ロボRoomba や軍用ロボも作っている iRobotがプロトタイプを公開しました。LANdrioidsは市街戦など通信経路の確保が難しい状況でネットワーク環境を提供するための自律・自走式ロボ。通信アンテナを背負った多数のLANdroidsが協調して自己最適化・自己修復・自己再構成をおこない、群体としてメッシュネットワークを構成することを目標としています。

iRobotが開発したプロトタイプ 「Ember」はすでに実用化されている軍用ロボプラットフォーム「PackBot」を小型化したようなモデル。分厚いペーパーバックほどの大きさで約500gの本体に無限軌道を備えており、「同等サイズの移動体としては前例のない」踏破能力を持つとされています。2本の腕(フリッパ)は段差を乗り越えたり姿勢を直すため。現在の仕様ではUSBまたはSDIOベースのペイロードを載せることができ、走るどこでもWi-Fiとしてだけでなくさまざまな用途に使える汎用プラットフォームとなることが想定されています。

iRobotによれば、将来的には使い捨てできるほど安く、一人の兵士が複数を携帯できるほど軽く小さく、自力で障害物を回避して移動できるほど賢く、適当に投げて展開しても壊れないほど頑丈になる予定。米軍がいうところの「使い捨て可能」が実際どれくらいの価格かどうかはともかく、軍用以外にもいろいろと使いようがありそうな技術です。段差を越えられなくてもいいから小型のロボプラットフォームが欲しい場合は同社のCreateを買いましょう。

[Via Robot Stock News]

Gallery: iRobot Ember

動画:ぬいぐるみからコインまで掴めるロボアームつきRoomba



掃除に見せかけて人類に重大なメッセージを伝えるべく奮戦するRoombaですが、軍用ロボも作っている iRobotの製品だけに清掃だけではないロボプラットフォームとしても活躍しています。上は米Georgia Techの新型ロボットアームを背負った汎用モデル (掃除機なしの汎用版 Create)。

開発した同大ヘルスケア・ロボティクス研いわく、一般的な自律移動ロボアーム・ロボハンドが多数の関節を備えた複雑な構造をとっているのに対して、この"Dustpan"エンドエフェクタ(ロボ手)はほうきとチリ取りをモデルにしたわずか1自由度の単純な構造。また掴む対象を手で感じて調節するフィートバック制御もなし。にもかかわらず、薬のボトルからやわらかいぬいぐるみ、一枚のコインやひとつの錠剤まで、34種のテスト対象に対して~95%の確率で掴みあげることに成功しているとのこと。

ロボハンドがひたすらものを掴んで(というよりすくって) 持ち上げ続けるデモ動画は続きを参照。リンク先で論文が読めるほか、実機は神戸で明日から開催のICRA 2009で披露される予定です。単純な構造なだけに、吸い込んではいけないものを掬って手渡してくれるRoombaも実現できるかもしれません。

[Thanks, Travis]

Read - デモと解説
Read - 論文 (※pdf)

Roombaの軌跡を長時間露光で



部屋の全景が見えている人間とはまったく別のロジックに基づいて動くため「本当にくまなく通過しているのか?」あるいは「この軌跡で宇宙の真理的なアレを伝えようとしているのでは?」(少数)と気になるお掃除ロボ Roombaを長時間露光で撮影した画像。結果はごらんのとおり、地雷除去だったら安心できないものの掃き掃除としてはそれなりに通過できています (ややこしい障害物がなく充分な時間がある条件なら) 。高解像度版はFlickrページへ。Roombaが人類に伝えようとしていることが読み取れそうなかたはRoombaタグ一覧をどうぞ。

[Via DoobyBrain]

動画:iRobotエンジニア設計の階段昇降ロボ



階段を登るロボットといえばまずASIMO(と、その失敗)が思い浮かびますが、こちらはもっとシンプルな作り。お掃除ロボット「ルンバ」でお馴染みiRobot社のエンジニアが近頃、修士論文のために設計したものです。登りはともかく降りる様子は危なっかしくて見てられません。足を生やして階段をわしわし登って行く次世代ルンバを期待したいところですが、残念ながら「製品ではない」と明記されています。動画は続きに掲載。

動画:iPhoneに軍用ロボ遠隔操作アプリ



従来は脱獄犯向けの非公認モノとして開発・流通させられなかったiPhone / iPod touchのネイティブアプリですが、公式SDKの配布とiPhone 3Gの 発売、App Storeの開店を控えてさらに多彩なソフトウェアが登場するはず。というわけでUniversity of South FloridaのRodrigo Guiterrez, Jeff Craighea氏が発表しているのはiRobotの軍用ロボ「PackBot」をコントロールするiPhoneアプリ。

軍用といっても巨大人型だったり「アメリカ人を殺さない機能」を搭載しているものではなく、爆発物処理用のアームやカメラを搭載したリモコンのプラットフォームロボです。iPhone版が作られたのは無線LANで直接PackBotと通信しつつストリーミングビデオでロボット主観映像を確認、移動や「前脚」の操作が可能という簡単なリモコンアプリ。

作者いわく中継サーバを必要としないため応答が速く、導入コストが低い点がポイント。次の目標はタッチしてカメラの視点移動、加速度センサーで傾けて移動など。DARPAの軍用自走式ルータLANdroidsと相性が良さそうなプロジェクトです。デモ動画は続きに掲載。

自走式床プリンタ「Print-Bot」



ジョージア工科大の学生達が、組み込みシステムの授業の課題で、床に印刷する自走ロボットプリンタ「Print-Bot」を開発しました。ロボット部分には、掃除できない掃除ロボットこと iRobot Create を使用。古いドットマトリクスプリンタの部品を再利用し、プログラムに従ってタルカムパウダーを噴射して印刷する仕組です。

使った部品リストを眺めると、最後に「散らかしたところの掃除に iRobot Roomba」の項目が。後始末までセットで提案するとはなかなかのマッチポンプ野郎どもです。

[Via MAKE: Blog]

iRobot Warrior X700 大型化した軍用ロボ


お掃除ロボRoombaや開発プラットフォームCreate、身長15cmになった気分が味わえるテレプレゼンスロボConnectRのiRobotから、軍用ロボWarriorの新モデルが発表されています。新型Warrior X700は重量250ポンド(約113kg)と大型になり、225kgまでの装備を楽に運搬可能。写真のロボ腕では約70kgまでを持ち上げられるほか、「ウォリアー」の名前どおりマシンガンや40mmグレネードランチャーといった武装にも対応。足の速さは今のところ時速10マイル、来年後半に完成すれば15マイル (時速25kmくらい)。

先日発表された「アメリカ人を殺さない機能」搭載ロボ QinetiQ MAARSなど他社の「戦闘ロボ」はほぼ完全なリモコンで動作しますが、iRobot製はある程度の自律行動が可能。たとえば移動中に電波が途切れたら最後に通信可能だった場所まで自力で戻るetc。なんとなくけなげですが、あまり抽象的な命令を認識する方向に進化しないことを祈ります。

[Via Danger Room]

iRobotとTaser、非殺傷電撃ロボを開発



リアルターミネーターの出現を懸念もしくは待望する皆さん向けの戦闘ロボニュース。家庭用のお掃除ロボRoombaやハッカー向けのお掃除しないロボCreateで知られるiRobotが、ダートスタンガンのTaserと共同で非殺傷兵器搭載ロボを開発するとのこと。テイザーは電極を打ち込んで数万ボルトの電撃をあたえる有線式スタンガンのような「非殺傷」武器で、各国の治安維持当局に使用されているもの。

iRobotはすでに家庭用のほか産業用・軍用のロボットプラットフォームビジネスを展開しており、ショットガンを搭載した近接戦闘用(というより威力偵察用) ロボiRobot Warriorといったコンセプトも発表しています。テイザー搭載ロボットは軍・警察や警備会社でパトロールや立てこもり犯対策に、あるいは刑務所などでの利用が想定されるもの。

現在のところリモコンで人間が操作する単なる遠隔操作プラットフォームにすぎないものの、最初は「人命優先」のために、次は人件費削減のために自動化されてゆくのは世の必然。命に別状はないんだからいいじゃないかと真っ先に自律パトロール仕様が登場しそうなテイザーロボですが、ターゲットがたまたま心臓に問題を抱えていて撃ったら死んじゃった例、あるいはガソリンを被った犯人にうっかり撃ち込んだらスパークで火だるまになってしまった例(実話)などもあるだけに、「意志を持った殺人ロボ」の有力候補になりそうです。






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