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一都市に電力を供給する巨大磁気浮上風力タービン



斬新なアイデアと楽観的な数字をかかげる新発電システムのニュースは以前よりお伝えしてきましたが(e.g.空飛ぶ風力発電所)、米Maglev Wind Turbine Technologies社(MWTT)からはなんとも気宇壮大な構想が発表されています。Maglev Wind Turbineはその名のとおりMagnetic Levitation、つまり磁気浮上によって効率的な風力発電を可能にする仕組み。

中国の中科恒源 (广州中科恒源能源科技股份有限公司)が開発するこの技術は垂直型の風車に強力な永久磁石を組みあわせて羽根部分を磁力で保持、大幅に抵抗を軽減するというもの。謳われているのは例えば1.5m/sといった微風から40m/s超の強風まで発電が可能、おなじ風で「従来のウィンドタービン」比+20%の出力が得られ、またボールベアリングを使わないため運用・メンテナンスコストは半分で済むetc。

さらに構造上これまでの風車よりもスケーラブルであり、MWTT社の構想では一基の巨大なMaglev風力発電所を建造することにより75万世帯に電力を供給することができ(出力1ギガワット)、従来型風車1000基(50万世帯に電力供給)を置き換えることが可能とされています。同社の数字によれば巨大Maglev発電所の必要敷地面積は0.4平方km以下、従来型風車群1000基では約260平方km。試算による建造費用は5300万ドル、耐用年数は500年超。


宣伝につかわれる数字はそれぞれ前提の違う「いいとこどり」として、中科恒源ではすでにこの原理に基づいた風力タービンの量産設備を建設しており、400から5000ワット規模の小型タービンの生産を開始するとのこと。垂直軸風力タービンの地道な改良法としてはもちろん、そびえ立つ超巨大風力発電所はなかなか心ときめくイメージです。

[via Inhabitat]

Crealev 空中浮遊ランプ



「浮遊テクノロジーソリューション企業」を名乗るオランダCrealev社が欧州のデザインイベントに出品していた「空中浮遊ランプ」。デザインはAngela Jansen氏。写真や「続きを読む」に掲載した動画をみるかぎり、たしかにランプが支柱なしに浮いているように見えます。

さて、気になるのはどんな原理・実装で「浮遊ランプ」を実現しているか。Crealev社のサイトは「Technological Background」を眺めても具体的な説明がほとんどなく「革新的なプロプライエタリー技術」と書いてあるだけ。Crealevテクノロジーではないものの例として挙げられているのは超伝導を含む反磁性体を使った方法、永久磁石の配置を工夫して安定させる方法、ノベルティの浮遊アイテムでよくあるC型の電磁石+位置センサーを使ったものetc。

肝心のCrealev技術について書かれているのは「ベース部分が(比較的)フラット」「C型の構造が不要」「高い浮遊距離」「(比較的)低い消費電力」。同社が現在提供しているモジュールはベース部分の直径が24センチ・厚さ2センチで、直径120mmのリングを3cmから4cm浮かべることができるとされています。浮遊させられる重さは500グラムまで。電力消費は0.5から8W。「スケーラブル」なことも売りらしく、浮上したリングに人が座っているイラストすらあります。といっても現在のアプリケーションとして挙げられているのは「浮きランプ」「浮きブッダ(仏像)」など。

というわけで「磁気浮上していて、電力を消費してアクティブに安定を保っているらしい」くらいしか推測できませんが、浮いているランプはたしかにインパクトがあります。照明の分の給電も気になるものの、浮いているのはランプシェードだけかもしれません。以前掲載した空中浮遊ベッド(1億7500万円)もそういえばオランダ発。






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