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OLPC XO-2はオープンハードウェアに。ネグロポンテ会長「Googleになったつもりで作る」



モックアップが登場したばかりのOLPC XO-2について、ニコラス・ネグロポンテ会長がガーディアン紙でその構想を語っています。発言を抜粋すると「XO-1は本になるラップトップだったが、XO-2はラップトップになる本だ」「XO-1はアップルになったつもりでデザインした」さらに「XO-2はグーグルになったつもりで作る。部品を公開し、誰でもコピーできるオープンハードウェアにする。XO-1とは反対のアプローチになる」とのこと。比喩の意味は全般的によく分かりませんが、これまでのようにソフトウェアだけでなく、Chumbyのようにハードウェア情報まで公開するつもりのようです。また、モックアップの通りデュアルタッチスクリーンとなり、触感センサも搭載することが明らかになりました。価格は$75の予定。

オープンハードウェアとなると、AsusやAcerといったネットブック企業がそうした情報をもとに、ロイヤリティを支払わず、PCを作ってしまうリスクがありますが、例えそうなったとしても「文句はいわないだろう」と会長。

現行機種のXO-1については「現在まで60万台が出荷、25万台が手配中、38万台が製造中。ぜんぶで約120万台になった」「19の言語を持つ31カ国で利用されており、私の予想を下回っているが、それでも満足できる数字」という状況。さらに吉報か凶報かは受け取る人次第ですが、Windowsじゃなきゃどうしようもないという人々のために、四月にはWindows XP搭載バージョンも登場します。

[Via Make]

デュアルタッチスクリーンのOLPC XO 2.0 モックアップ公開



写真はOLPCプロジェクトの次世代ノート XO 2.0(仮)。リンク先NetbookNews.deによれば、スイスのダボス会議で先ほど披露されたもの。QWERTYキーボードを載せていた初代XOに対してデュアルタッチスクリーンになる二代目はこれまでイメージ画像が公開されていましたが、こちらは(いちおう)触れるモックアップです。当初の予定では世界の子供たちに千万から億単位でXOを配布していたはずのOLPCプロジェクトも、最近は専任スタッフを半減させ事業方針の「リフォーカス」を宣言するなどかならずしも順調とはいいがたい様子が伝えられています。とはいえ独自インターフェースを持った教育用OS 「Sugar OS」はコミュニティ主導で成果を生んでおり、新ハードウェアもちゃんと開発は進められているようです。XO 2.0は2010年にも完成する予定。

OLPC XO Windowsデュアルブート版、マイクロソフトは否定


OLPCとマイクロソフトが協力してLinux / Windows XPデュアルブートXOを開発しているというニュースがありましたが、マイクロソフト側は否定するコメントを出しています。

XP / Linux デュアルブートについてBetanewsが問い合わせたところ、マイクロソフトからの文書による回答は「以前には(デュアルブートの)可能性について調査したことはありますが、マイクロソフトはOne Laptop Per ChildのXPでのWindows XPデュアルブートについて開発をおこなっていません」。

ただXP on XOそのものを否定しているわけではなく、今月には「フラッシュメモリベースのデバイスで高品質なWindowsエクスペリエンスを可能にする」ためのメーカー向けデザインガイドラインを公表するほか、XP for OLPC XOの限定的なフィールドテストもおこなうとしています。

OLPC XOでXPを動かす際の障害は1GBしか内蔵ストレージがないことですが、SDカードにWindows を収めて解決するというのは以前から伝えられてきた通り。ただbetanewsに引かれているところによれば、まずSDカードからの起動に対応するようXO側ファームウェアの改変が必要とのこと。

OLPC XO:ペルー政府から26万台、メキシコの富豪から5万台受注


Boston Globeによると、OLPCプロジェクトはペルー政府からミニノート「XO」 26万台を受注したとのこと。各国政府へ100万台単位の納入を前提とした大量生産で(いずれ)1台100ドル以下を実現するXOはいまのところ約188ドル。

インテルからの刺客ClassMate PCやその市販版ともいえるAsus Eee PCなどライバルも登場しており、数百万台の発注決定が伝えられたかと思えば訂正されたり、プロジェクトを率いるニコラス・ネグロポンテ氏も「要人と会談して握手するのは簡単だが、実際に契約を成立させるのは難しい」と嘆くなど当初の見込みほどは順調に進んでいなかったOLPCですが、着実に注文は集まっているようです。

現在までの集計は、OLPC Newsの数字によると今回のペルー26万台、ウルグアイで10万台、メキシコの富豪Carlos Slim氏が私財で(とりあえず)5万台、「1台を自分に、1台を世界の子供に」のGive One Get Oneプログラムを通じて19万台と少なくとも60万程度。

OLPC、「1台寄付して1台ゲット」キャンペーンを延長




OLPCのプレスリリースによると、11月12日より開始したGive One Get Oneキャンペーンを12月末日まで延長するとのこと。「GoGo」プログラムはOLPC XO 2台分の$399を支払い1台を世界の子供に寄付、もう1台が手元に届くというプログラム。当初は11月12日より2週間の予定でしたが、開始以来同プログラムを通じた寄付が平均して一日に200万ドルペースで寄せられるなど大好評であることを受けて延長が決定されました。

GOGOプログラムの対象は今のところ米国とカナダのみ。$399のうち世界の子供に送られる1台分$200については寄付扱いで控除が受けられます(米国に税金を払っている人は)。また購入者にはT-Mobileより、全米8500か所のWiFiスポットが一年間無償で使える権利もついてきます。

早く国内でも始まってほしいプログラムですが、XOは教育目的であれば100台から999台まで$299/台、9999台までは$249 / 台、一万台以上は$199 / 台で購入することも可能。身近な教育機関に導入を働きかけてみる、あるいは自分で教育事業を興してみるのも手です。

OLPC XO、「1台寄付して1台ゲット」プログラム開始



OLPC XOを二台分の価格で購入すれば一台を寄付、一台をゲットできるGive One Get Oneプログラムがついに開始されました。XOはMITからスピンオフしたOLPCプロジェクトがAMD, Google, Quanta, Redhatなどと共に開発した教育向けノートPC。各国政府相手の大量生産・大量納入を前提にした「目標100ドル」の低価格PCであるだけでなく、電力インフラの整備されていない地域でも使える超低消費電力、カラーと直射日光下でも使えるモノクロのデュアルモードディスプレイ、XO同士が内蔵無線LANでメッシュネットワークを構築する機能、そして特製のSugar UI+ソフトウェアスイートなど多数のイノベーションが詰め込まれたマシンです(過去記事を検索)。

Give 1 Get 1プログラムは約2台分にあたる$399を支払い1台をOLPCプロジェクトを通じて途上国の子供に、もう一台を自分の子または自分の中の子どもに贈ろうというプログラム。11月12日から開始の予告どおり通知メールが届き始めていますが、現在は北米在住者のみが対象となっています。日本在住のかたには残念ですが、OLPCでは$200でどこかの子ども一人に一台を贈れる純粋な寄付も受付中。地元自治体や日本政府に働きかけて採用させてみるのも手です。

OLPCについてはプロジェクトの公式Wiki 日本語ページも参照。いきなり「人間の安全保障」構想を実現するために重要な長期的取り組みの一つとしての一文で始まるOLPCボランティアチーム日本のサイトはこちら

OLPC XOに牛力発電機



安価な教育用コンピュータを目指して開発されたOLPC XOはインフラの整わない地域でも使えるよう超低消費電力設計となっており、当初の計画では手回し発電ハンドルで、デザイン変更からは外付けのヨーヨー型携帯発電機で使えることがアピールされてきましたが、インド・ムンバイ近郊の農村地帯ではまた別のオルタナティブ発電方式がテストされているようです。現地でOLPCプロジェクトにかかわるArjun Sarwal氏によると、ベルト・滑車からなる発電機を牛に引いてもらう牛力発電システムを開発中とのこと。

Sarwal氏いわく、ムンバイ近くの村では太陽光発電もあまり安定せず風も弱く、また水力発電できるほどの水もないが牛だけは豊富であることから「なにか牛を利用した仕組みを設計することにした」。発電機の部品は近郊でよくタクシーに使われており安く手に入るフィアットの廃品を活用したもの。OLPCの導入で従来とはまた違った電力需要が発生することになり、世界各地でご当地発電方式の開発が加速されることを思うとなかなか興味深いものがあります(「オーストラリアでカンガルー発電 」「中国でパンダ発電」程度の想像力)。




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