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Computex 2009:パイオニアの3Dフローティングディスプレイ



台北のComputex 2009でパイオニアが並べていた3Dディスプレイのデモ。技術としては数年前から各地のトレードショーで披露されている3Dフローティングビジョンですが、当地の文化にあわせて(?) プレゼンテーションが非常にいかがなものかと思う内容になっています。ミニスカートで腰を振りつつ回る3Dモデルを触って 脱がす 衣装を変える動画デモは続きを参照。

パイオニアから実売3万円のBlu-rayプレーヤー



パイオニアから新しいBlu-rayディスクプレーヤーが発表になりました。高スペックから順に「BDP-LX52」「BDP-320」「BDP-120」の三機種で、いずれも1080/60i・1080/60p・1080/24p出力、Deep Color出力に対応(LX52と320は48bit、120は36bit)。全機種でBlu-rayの1080/24p出力、DVDの1080/60pアップスケーリングが可能です。出力端子はHDMI / コンポーネント / コンポジット、光デジタル音声 / アナログ2ch音声が各1つ。BD-LIVE、AVCHDディスク再生にも対応しています。

加えてハイエンドのLX52とミドルレンジの320は、PDP / LCD / プロジェクターといった出力先に応じて画質を調整するビデオアジャストモードや、トリプルHDノイズリダクションシステムを搭載。外付けハードディスクの接続やAVCRECディスク再生に対応しています。ハイエンドLX52だけの売りは、HDMI接続によるマルチチャンネル音声のジッターフリー伝送「PQLSマルチサラウンド」機能を備えていることです。

エントリーモデルのBDP-120は基本スペックに加え、同社のKUROに最適な画質アジャスト機能を搭載。また、なぜか本機種だけCMスキップ、CMバック機能、実測0.8秒のクイック起動に対応しています。加えて省エネ設計で消費電力は「ブルーレイディスクプレーヤーとしてトップレベル」の17W。

発売はいずれも五月下旬の予定。価格はBDP-LX52が8万8000円、BDP-320はオープンプライス / 店頭予想4万5000円前後、そしてBDP-120はオープンプライス / 店頭予想3万円前後。国内では長らく総合エンターテインメントマシンが最安Blu-rayプレーヤの地位を守っていましたが、それを下回る専用機もようやく増えてきました。

パイオニア、ディスプレイ事業から完全撤退・さらに1万人削減



パイオニアが21年度Q3の連結業績および通期業績予想の見直しを発表、過去最悪となる最終損失の予想を受けて、さらなる構造改革案を明らかにしました。パイオニアはすでにプラズマディスプレイパネル生産からの撤退や従業員の削減を含めた構造改革を実行してきましたが、今回発表された施策はホームエレクトロニクスを中心とした事業再編、グループ全体の事業体制のスリム化とさらなる従業員削減、財務体質の改善からなる大規模なもの。

事業ポートフォリオの再編としては、かねてから噂されていたディスプレイ事業からの完全撤退が22年3月までにおこなわれます。パイオニア製のディスプレイ製品は現在すでに販売されているものを最後に開発・生産を終了。光ディスク事業は他社との協業・合弁を視野に入れた施策を検討しており、ホームエレクトロニクス分野は「オーディオ、CATV機器、DJ機器」の3つに集中することになります。

一方カーエレクトロニクス事業については、自動車需要の低迷は当面続くとしながら、23年度には回復基調に入りエコ系・省エネルギー対応などで需要が拡大するとの見通しのもと、撤退するディスプレイ事業などから経営リソースを振り向け「新たなビジネスチャンスに挑戦」するとしています。具体的にはテレマティクス分野の強化、OEM向けのカーナビ受注拡大、カーナビソフトの開発プロセス簡素化・プラットフォーム共通化など体質強化、BRICs諸国を中心とした新興市場での販売拡大。

事業内容の再編成を受けて、世界で30社ある生産会社の3割削減、拠点統廃合も含めた販売体制の見直し、さらに本社機能・研究開発についても「新しい事業構造に見合う体制」へのスリム化がおこなわれます。これによる従業員の削減は昨年12月末に対して世界で正社員6000名、派遣・請負社員4000名。3ページの構造改革概要のなかだけで「厳しい」「大変厳しい」が5回繰り返される大変厳しい内容です。決算内容そのものについては21年3月期Q3 連結業績のお知らせ(pdf)を参照。


Read - 構造改革についてのお知らせ (PDF注意)

パイオニア、BD互換・容量400GBの16層光ディスク技術を開発



先日は東北大の「通常のDVDとおなじ製法で9倍記録」技術が話題になりましたが、パイオニアは16層で400GBの容量を持つ再生専用光ディスク技術を発表しています。Blu-rayとおなじ一層25GBを16層重ねたもので、従来は再生していない層からの不要な信号の影響や記憶層からの信号が微弱なため積層できる数に限界があったところ、ノイズを低減する構造やあたらしい光学素子・高S/N比で読み取りが可能な受光素子を用いたピックアップで16層を実現しています。

また対物レンズ部分の光学的仕様はBlu-rayとおなじであることから、「互換性を維持することが可能」とされています。が、ピックアップのほうも新技術を用いていることから「従来のBlu-rayディスクドライブで読める」という意味なのか「16層ディスクを読めるドライブはそのまま現行BDも読める」の意味なのかはよく分かりません。今回発表されたのは再生専用ディスクですが、技術としては記録型ディスクにも応用可能とされています。詳細は7月13日からのISOM/ODS2008で発表される予定。


パイオニアと松下、PDP事業提携で合意 KURO技術を融合した新パネルを開発



パイオニアと松下が、PDP事業における包括提携について基本合意に達したことを発表しました。内容は新PDPパネル・モジュールの開発および生産・供給について。パイオニアは3月にPDPパネル自社生産からの撤退を発表した際、今後の調達については「「当社の持つ技術を盛り込むことを含めて」調達先すなわち松下と交渉中であるとしていましたが、今回の基本合意によりKUROの技術と松下のPDP技術を融合させた新パネルが誕生することになります。

発表によれば、新たに開発される新PDPパネルはKUROの「高発光効率化技術」「高コントラスト化技術」「パネル超薄型化技術」等と、VIERAの進化系「Neo PDP」として開発された「高効率化技術」などを融合したもの。新PDPパネルはパイオニアの協力のもと松下が主体となって開発され、来年秋にパイオニアから発売予定のPDP製品に搭載「できるように」供給が開始されます。提携の詳細については5月を目途に「PDP事業に関する業務提携契約」が締結される予定。真っ黒なプラズマ技術の先行きはひとまず安心です。

パイオニアのPDP生産撤退、正式発表



正式発表が来ました。パイオニアはディスプレイ事業の構造改革として、「今後想定される販売数量でコスト競争力を維持することは難しいと判断」したプラズマディスプレイパネルを、次期モデル搭載分をもって自社生産から外部調達に切り替えることを発表しました。

調達先は詳細が決まりしだい発表とされていますが、記者会見での須藤社長発言によれば事前の報道どおり松下と交渉中であるとのこと。「KURO」に象徴されるパイオニアの独自技術については、「当社の持つ技術を盛り込むことを含めて」調達先と協議中。

ディスプレイ事業そのものについては、今後もホームエレクトロニクス事業のブランドイメージを牽引する中核商品として位置づけられます。ホームエレクトロニクス事業全体としては、ディスプレイと連携したAV製品(ネットワーク、ワイヤレスに対応、高画質化・高音質化技術を盛り込む)またBD関連製品(自社開発は世界市場で売れるプレーヤーに集中)の売上拡大による収益性改善に重点をおき、22年3月期における黒字化を目指すとしています。

またシャープとの業務提携については、パイオニアブランドの液晶TVを今秋の欧州から販売、「KURO」シリーズを継承する高品位液晶TVの共同開発、BD用ピックアップの共同開発、超薄型TV用音響システムの共同開発などが挙げられています。

業績への影響は、PDP生産設備で190億円の減損が見込まれることから、20年3月期の連結業績予想を純利益60億円からマイナス150億円へ(差し引きして190億円以上落ちているのは繰延税金資産の評価に伴い税金が20億円増えているから)。すごく黒い松下製プラズマ、KURO液晶テレビに期待します。

Read (pdf) - ディスプレイ事業の構造改革および企業価値向上に向けた取り組みについて




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