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パイオニア、BD互換・容量400GBの16層光ディスク技術を開発



先日は東北大の「通常のDVDとおなじ製法で9倍記録」技術が話題になりましたが、パイオニアは16層で400GBの容量を持つ再生専用光ディスク技術を発表しています。Blu-rayとおなじ一層25GBを16層重ねたもので、従来は再生していない層からの不要な信号の影響や記憶層からの信号が微弱なため積層できる数に限界があったところ、ノイズを低減する構造やあたらしい光学素子・高S/N比で読み取りが可能な受光素子を用いたピックアップで16層を実現しています。

また対物レンズ部分の光学的仕様はBlu-rayとおなじであることから、「互換性を維持することが可能」とされています。が、ピックアップのほうも新技術を用いていることから「従来のBlu-rayディスクドライブで読める」という意味なのか「16層ディスクを読めるドライブはそのまま現行BDも読める」の意味なのかはよく分かりません。今回発表されたのは再生専用ディスクですが、技術としては記録型ディスクにも応用可能とされています。詳細は7月13日からのISOM/ODS2008で発表される予定。


パイオニアと松下、PDP事業提携で合意 KURO技術を融合した新パネルを開発



パイオニアと松下が、PDP事業における包括提携について基本合意に達したことを発表しました。内容は新PDPパネル・モジュールの開発および生産・供給について。パイオニアは3月にPDPパネル自社生産からの撤退を発表した際、今後の調達については「「当社の持つ技術を盛り込むことを含めて」調達先すなわち松下と交渉中であるとしていましたが、今回の基本合意によりKUROの技術と松下のPDP技術を融合させた新パネルが誕生することになります。

発表によれば、新たに開発される新PDPパネルはKUROの「高発光効率化技術」「高コントラスト化技術」「パネル超薄型化技術」等と、VIERAの進化系「Neo PDP」として開発された「高効率化技術」などを融合したもの。新PDPパネルはパイオニアの協力のもと松下が主体となって開発され、来年秋にパイオニアから発売予定のPDP製品に搭載「できるように」供給が開始されます。提携の詳細については5月を目途に「PDP事業に関する業務提携契約」が締結される予定。真っ黒なプラズマ技術の先行きはひとまず安心です。

パイオニアのPDP生産撤退、正式発表



正式発表が来ました。パイオニアはディスプレイ事業の構造改革として、「今後想定される販売数量でコスト競争力を維持することは難しいと判断」したプラズマディスプレイパネルを、次期モデル搭載分をもって自社生産から外部調達に切り替えることを発表しました。

調達先は詳細が決まりしだい発表とされていますが、記者会見での須藤社長発言によれば事前の報道どおり松下と交渉中であるとのこと。「KURO」に象徴されるパイオニアの独自技術については、「当社の持つ技術を盛り込むことを含めて」調達先と協議中。

ディスプレイ事業そのものについては、今後もホームエレクトロニクス事業のブランドイメージを牽引する中核商品として位置づけられます。ホームエレクトロニクス事業全体としては、ディスプレイと連携したAV製品(ネットワーク、ワイヤレスに対応、高画質化・高音質化技術を盛り込む)またBD関連製品(自社開発は世界市場で売れるプレーヤーに集中)の売上拡大による収益性改善に重点をおき、22年3月期における黒字化を目指すとしています。

またシャープとの業務提携については、パイオニアブランドの液晶TVを今秋の欧州から販売、「KURO」シリーズを継承する高品位液晶TVの共同開発、BD用ピックアップの共同開発、超薄型TV用音響システムの共同開発などが挙げられています。

業績への影響は、PDP生産設備で190億円の減損が見込まれることから、20年3月期の連結業績予想を純利益60億円からマイナス150億円へ(差し引きして190億円以上落ちているのは繰延税金資産の評価に伴い税金が20億円増えているから)。すごく黒い松下製プラズマ、KURO液晶テレビに期待します。

Read (pdf) - ディスプレイ事業の構造改革および企業価値向上に向けた取り組みについて




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