レーザーで蚊を撃墜するマラリア予防システム

米国の科学者チームが、レーザーで蚊を撃墜する防虫システムを開発しました。中心となっているのはローレンス・リバモア国立研究所にも在籍していた科学者 Jordin Kare氏、元マイクロソフト重役で現在はベンチャーキャピタルIntellectual Ventures LLC.を経営するNathan Myhrvold氏。蚊を駆除するのはもちろんマラリアの感染拡大を防ぐため。マラリアは先進国でこそ数十年前に絶滅宣言がなされていますが、開発途上国ではいまだに年間100万人の死亡者を記録するほどの恐ろしい感染症です。
この「対蚊レーザー」システムで使用されている材料はどこでも入手可能な製品ばかり。実験では、10フィート(約3メートル)の柵に棚を固定し、5つのマグライトと35mmカメラ用の拡大レンズ、レーザーを設置しています。蚊の位置を検出する方法は、マグライトからの光が蚊のシルエットを映し出し、拡大レンズでその影を拾い、コンピュータにデータを送るというもの。コンピュータはレーザをコントロールし、蚊を駆除します。
まだ実験室レベルの規模ですが、開発者いわく「将来的には家や村レベルのスケールまで拡大したい」。現在の課題は人体に危害を加えることなく、また蚊以外の有益な昆虫を殺さないほどスマートに出力レベルを調整すること。家庭用のレーザー蚊取りにも期待したいところです。
































