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触れた強さも分かる新マルチタッチパッド UnMousePad も触ってきた



裏タッチ操作の nanotouchに続いて、次に来る (かもしれない) ユーザーインターフェース技術を体験してみたシリーズをお届けします。今回はニューヨーク大のオスカー研究者こと Ken Perlin の研究室から、「安価に作れる感圧式マルチタッチパッド」というふれこみの「Unmousepad」に触ってきました。

iPhone など軽く触れただけで反応する静電容量式が増えてきたせいか、最近は「残念ながら」よばわりをされることもある感圧式ですが、Unmousepad ではセンサにかかる圧力の分布を計測することができるため、触った / 触っていないの認識だけでなく、軽く触れているだけなのか強く押し込んでいるのかも識別することが可能。上の写真にあるように、手の形状をはっきりと捉えることができる程度の解像度をすでに達成しています。応答速度も良好で、毎秒100スキャンはいけるとのこと。

肝心の「安価に」の部分ですが、具体的な値段については明言は避けられてしまいましたが、試作品段階では十万円のオーダーで作れるとのこと。センサ面については感圧抵抗性インクと絶縁インクをプラスティックシートに印刷して作られているので、量産効果は比較的早く現われるだろうから、量作ればあっという間に安くなるよ、ということでした。同種の仕組みの圧力センサはすでに蒲田工業のタクタイルセンサーなどで製品化されていますが、Unmousepadは配線の数が少なくても解像度を落とさない工夫が施されているため、さらに安く作れるという主張です。配布された資料によれば、1フィート四方$10以下を目指しているようです。長方形だけでなく、円盤状や扇形など様々な形状のセンサ面を作れることもウリの一つ。続きに動画と円盤状に加工したパッドの写真を掲載しています。

将来的には透明電極と透明インクでセンサも透明になり、ディスプレイの上に貼れるとも主張していますが、こちらはまだ試作品は出ていません。

アップルからまたもや圧力式タッチパッド特許




つい先日もアップルからの圧力式タッチパッド特許のニュースをお伝えしたばかりですが、また少し違った方式による圧力式タッチパッド技術の特許がアップルから出ていたことが判明しました。件の特許は2006年5月9日に出願されたもので、二つの透明電極の層の間に弾力のある小さな粒(例: ゴムビーズ)が敷き詰められていて、圧力がかかるとそれらが変形することを利用したもの。指先位置の検出は細かい解像度で、圧力がかかっている場所の検出は粗い解像度でそれぞれ計測することで回路を単純化しています。

さて、今後 iPhone のようなデバイスにこうした圧力式タッチスクリーンが搭載されるものとして、いったいどんなインタフェースに応用されるのでしょうか。もしこれが Nintendo DS の後継機だったりすれば、指圧トレーニングソフトとか魔女裁判ゲームとかに応用されるのでしょうが、IPhone/iPod Touch の場合は、「削除キーあるよね? (右に) これにさくっと触れながらぐっと(やわらかく)押すんだ。(割れないように) (慎重に)すると...」てな隠し機能の実装に使われるのでしょうか。

アップルの新特許は圧力式タッチパッド



いまやタッチスクリーンに公然と力を注いでいるアップルですが、またしても興味深い関連特許が公開になりました。iPhone、iPod Touch で使われているタッチスクリーンは静電容量を計測して指先位置を検出しており、指からかかる圧力は計測していません。この特許はバネとなる膜を二つの電極面で挟み、力がかかると電極同士が近接し、力が緩むとバネの力で再び離される、という原理で圧力を検出するもので、おそらくは画面上の複数箇所の圧力を同時に計測することを目的としています。蒲田工業タクタイルセンサに原理的には近いものと思われます。

アップルによれば「力による入力は電子機器の操作のための新しい次元として有用となるだろう」とのこと。指先でスクリーン上の位置をタッチしてから、さらにもう一段押し込むといった操作を想定しているものと思われます。同様のアイディアはすでにソニーコンピュータサイエンス研究所の暦本純一氏が手がけた「PreSense」に見られますが、こちらは圧力センサはタッチパッド面全体にかかる圧力のみ計測するものでした。

かつては1ボタンマウスを固持していたアップルがここまで多種多様な入力デバイスの開発を試みるようになるとは、年はとるもんですなぁ(ジョブスが)。

追記: 1ボタンマウスに固執していたのはジェフ・ラスキンの方で、むしろジョブズは3ボタンマウスの導入に積極的だったというエピソードもあるということでした。lynmock さんの御指摘に感謝。

アップル、「パームレストが全部タッチパッド」特許を出願



アップルがまたノート向けワイドタッチパネルの特許を出願しています。タイトルは「Wide touchpad on a portable computer」。前回は左右の幅一杯まで広がったようなタッチパネルについての発明でしたが、今回はパームレスト全体にまで拡大したようなイラスト。

本文ではパームレストとして手を載せつつ別の指で入力した場合に意図的な入力だけをフィルタする方法などが解説されているようです。左上のイラストで説明されているのはディスプレイ部分に搭載したイメージセンサ(iSight?)でユーザの手や指の位置を認識するシステム。タッチスクリーンだけの巨大DSのようにみえるのは単にキーボード部分を省略しているため。

プレスカンファレンスの質疑応答ではジョブズ総帥から「マルチタッチMacは研究プロジェクト扱い」との言葉がありましたが、腕が疲れそうなマルチタッチiMacではなく巨大タッチパネルでマルチタッチ入力するMacBookならば現実味がありそうです。





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