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ソニー、TransferJetチップ 2製品を出荷開始




ソニーがTransferJet 対応LSIの商品化を発表しました。展示会のたびにデモが披露されているTransferJetは、規格上最大560Mbps・実効最大 375Mbpsという高速通信を可能にする近接無線転送技術。デバイスどうしをほぼ接触させて通信するため低消費電力かつ高速、干渉に強い、セキュア、操作が直感的といった点が売りです。アプリケーションはデジタルカメラや携帯をテレビ・PCに近づけて写真や動画を転送するetc。

今回世界初の商品化が発表されたのは、PCI/Mini PCI (rev2.3)接続のCXD3267AGG (左側)、およびSDIO (ver2.0)接続のCXD3268AGW (右側の小さいほう)。いずれも4.48GHz帯無線および信号処理・ホストインターフェースなどTransferJetに必要な機能を1チップにまとめた製品です。サンプル価格はひとつ1500円、11月より出荷。組み込みのリファレンスキットやソフトウェアSDKも同時に提供され、さまざまなデバイスへのTransferJet実装が容易になると宣伝されています。

ソニーは今後さらにこのチップを採用した小型デバイス向けTransferJetモジュール、PCI Express miniカード型モジュール、USB接続型モジュールも提供する予定。TransferJetといえば通信機能を内蔵したTransferJetメモリースティックが米FCCで見つかっていますが、メモステ以外の小型デバイスやノートなどでも着々と対応準備は進んでいるようです。TrasferJet対応のコンシューマー製品は2010年早々にも発売される予定。続きにはCEATEC JAPAN 2009のTransferJetデモ動画を再掲しておきます。

ソニー、TransferJet内蔵のメモリースティックを開発


米FCCのデータベースから、メモリースティックの新製品 「MS-JX8G」なるものが発掘されています。提出者はソニー EMCS 東海テック。フラッシュメモリカードが無線・通信を監督するお役所 Federal Communications Commission, 連邦通信委員会で見つかるのは妙ですが、提出文書によれば「This EUT (注:テスト対象) has a wireless communication function.」。カード自体に無線通信機能を内蔵しているため。

テストリポートでは「周波数帯 4480MHz」の無線技術について記されており、つまりはソニーをはじめ各社が参画する無線規格 TransferJetに対応したメモリースティック製品のようです。CEATECなどでたびたびデモされているTransferJetといえば、約3cmという近距離で通信をおこなう近接無線転送技術。通信させたい機器どうしを直接近づけるため転送先・転送元の面倒な指定が要らず、また近距離であるため微弱な送信電力つまり低消費電力で高速な通信が可能 (最大実効 375Mbps)、ほかの機器と干渉しづらくセキュリティも確保できるというふれこみの規格です。

展示会などでデモされていたアプリケーションはデジタルカメラをTransferJet内蔵のスタンドに置いて画像を転送する、携帯電話どうしを近づけてファイルを交換するなど。いくら便利な新規格でも対応機器が増えないことには話になりませんが、デジタルカメラをWi-Fi対応にするEye-Fiカードのように、TransferJet内蔵のメモリーカードで既存の製品を後付け対応させられるのであれば話は違ってきます。MS-JX8Gの写真やマニュアルなどは一時コンフィデンシャルリクエストで非公開となっており、公開されるのは期限は認可が降りた日(11月9日)から45日後。TransferJetデバイスの製品化は、従来の説明では2010年早々とされています。続きはCEATEC JAPAN 2009のTransferJetデモ動画。

[Via Sony Insider]

TransferJet対応ケータイ & デジカメ、CEATECで展示中



開催中のCEATEC JAPAN 2009で TransferJetに対応する携帯電話やデジタルカメラの試作品が展示されています。写真はソニーブースから。東芝やKDDIのブースでも関連展示がありました。TransferJetは3cmというごく短い距離で高速通信を行う技術 / 規格。国内企業を中心に多数のエレクトロニクス・携帯電話関連企業がコンソーシアムに参画しており、5月にはホワイトペーパーが公開されています。

この技術で具体的にどういう恩恵が受けられるかというと、対応するケータイ同士を近付けて画像や動画をコピーしたり、デジカメをフォトフレームやテレビにかざして写真を転送したりなど。写真ではTouchStone風の置くだけ接続キットを利用しています。画像の転送などは赤外線でも出来る話ではありますが、最大実効レートで375Mbpsという速度、および通信の安定性で大きく勝ります。メールアドレス交換のためにああでもないこうでもないと携帯を近付けたり遠ざけたりする時代は過去のものとなるでしょうか。製品化は来年早々、とのこと。

近接無線転送技術 TransferJet 、ホワイトペーパー公開



ソニー、パナソニック、カシオ、日立製作所、シャープ、NEC、東芝、サムスン、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル......など国内のエレクトロニクス・携帯電話関連企業が中心となってコンソーシアムを設立していた近接無線転送技術 TransferJet について、同コンソーシアムが物理層・接続層の規格を示すホワイトペーパーを公開しました。

TransferJetは近接無線転送という名が示すとおり、3cm以内というごく短い距離を前提とした通信技術。特別な設定なしにかざすだけで通信をおこなうほか、あらかじめ登録しあった機器同士のみを接続することもできます。無線は国内免許不要の4.48GHz帯を用い、転送速度は最高で560Mbps、最大実効レートで375Mbps。通信状況が悪いときは自動的に転送レートを落とす仕組みもあります。

売りはそもそも通信距離が短く送信電力が微弱なためほかの通信と干渉しにくいこと、機器どうしを直接くっつける(近づける)分かりやすさ、そして高速転送。想定される利用例は、携帯電話の中の動画データを他の人の携帯電話にコピーする、デジカメの写真を携帯電話に転送する、自宅のレコーダーの動画を携帯ゲーム機に送る、など。公式サイトFAQには「FeliCaと似た技術ですか?」という質問がありますが、答えはもちろん「別の技術です」。Felicaは認証や決済に使われる技術であるのに対して、TransferJetは広帯域無線を使った高速データ転送技術であるという棲み分け。

なおホワイトペーパー公開に合わせて、ソニーが事務局代表を務めるTransferJetコンソーシアムではAdopter会員(技術ライセンシー)の募集を開始しています。




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