いまも赤字を出し続けているYouTubeが、まもなく有料サービスを開始するとWall Street Journalが伝えています。視聴者にとって初めてとなるYouTubeの有料サービスは、新作映画のレンタル。これまでもマイナーな映画はいくつか無料で提供されていましたが、今後は新作映画をDVDの発売と同時にオンラインでも提供すべく、Lions Gate Entertainment、Sony Pictures、Metro-Goldwyn-Mayer、Warner Brothersといった大手映画会社と交渉していると報じられています。
映画のオンラインレンタルは目新しいものではなく、海外ではXbox 360にも統合されたNetflixや、Blockbusterといったサービスがすでに存在しています。ご存知iTunesやAmazonでもレンタル販売を行っていますし、無料でさまざまなコンテンツを視聴できるHuluもあり。日本でもYahoo!ムービーやTSUTAYAなどがサービスを提供中です。WSJによれば、YouTubeもこうした先行サービスと同様の価格帯(新作で1本4ドル程度)になる模様。ただし全世界で月間4億人とも言われるユーザ数は他サービスにない大きな強みです。
DVDの売れ行きに陰りが見えることからオンライン販売は映画会社からも注目を集めており、(ちゃんと儲かるのであれば)YouTubeという強力な販路が増えることは好都合のはずです。記事によれば、レンタルだけでないダウンロード販売も行うのか、iTunes + iPod / iPhoneのようにモバイル端末にもデータの転送が可能なのか、といった点を交渉中。また、今月はじめには開始される予定であった試験サービスは長引く交渉のため開始が遅れているとのことです。米国で実現しても日本でどうなるかはまた別問題ですが、気長に待ってみましょう。