ベクノス、ペン型全天球カメラ「IQUI」。ボタン3つのシンプルな操作系

関根慎一 (Shinichi Sekine)
関根慎一 (Shinichi Sekine), @sekine_s
2020年09月16日, 午後 10:00 in news
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Vecnos IQUI
Vecnos IQUI

ベクノスは、ペン型全天球カメラ「IQUI」を発表しました。発売は10月1日。価格は税別2万9800円。日本のほか中国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスで同時発売。

リコーが2013年に発売した全天球カメラ「THETA」の流れをくむ製品。ベクノスはTHETAプロジェクトのコアメンバーを中心に、リコーから2019年にカーブアウト(技術、事業、人材を切り出して独立させる経営手法)した新会社です。IQUIについては3月に開発意向表明をしており、開発、量産は新型コロナウイルス感染症の影響からフルリモートで行ったとのこと。

IQUIは、思い立った瞬間に取り出して撮影し、すぐにシェアして全天球画像を楽しむコンセプトであり、可能な限り少ない操作で、楽しい体験ができるよう設計したといいます。

本体上部側面に3つ、天面に1つのカメラを備え、操作ボタンは静止画/動画モード切り替えボタン、シャッターボタン、電源ボタンの3つのみ。機種名、型番、ブランドロゴはありません。ペンキャップ型のスタンドや充電アダプタを同梱するほか、ペンケース風のバッテリーチャージャーケース「BCC-1」も用意しています(別売りで税別8800円)。

光学系は新規設定の4カメラ構成
光学系は新規設定の4カメラ構成
ペンケース風バッテリーチャージャーケース「BCC-1」
ペンケース風バッテリーチャージャーケース「BCC-1」

光学系はIQUIのための新規設計としており、レンズ構成や撮像素子などの詳細については非公開です。絞り値はF2.5固定。撮影距離はレンズ先端から約40cm~、撮影モードはフルオートのみ、露出制御モードはプログラムAEのみで、露出補正機能は非搭載。

Vecnos IQUI
Vecnos IQUI

撮影モードはオートのみなので、各種撮影数値を変更してのマニュアル撮影はできません。仕様上の設定値範囲は、感度がISO100~1600、シャッター速度が静止画撮影時1/60000~1/8秒、動画撮影時1/25000~1/30秒。

記録解像度は静止画が5760×2880ピクセル、動画は3840×1920、30fps、45Mbps(いずれもスティッチ後)。内蔵メモリは14.4GB。電池寿命の目安は静止画撮影時で約100枚分、動画撮影時で約30分相当。

8月にリリース済みのスマートフォンアプリ「IQUISPIN」を使用すると、前述の全天球画像のショートムービー化が行えるほか、アプリからのシャッター押下、スマホへの接続・転送機能、編集機能、フィルタ機能などが利用できます。Equirectangular Projection Formatを採用している全天球カメラであれば、THETAやIQUI以外の全天球カメラでもショートムービー化が可能です。IQUIへの対応は発売日の10月1日にアップデートで実施される見込み。

Vecnos IQUI
Vecnos IQUI
IQUISPINを使った全天球撮影の操作フロー
IQUISPINを使った全天球撮影の操作フロー

16日に行われた発表会では質疑応答も実施しており、IQUIの製品性能・仕様に関わる質問もいくつか出たのでピックアップします。回答はすべてベクノスの生方秀直CEOによるもの。

Q. 小型ガジェットにありがちな発熱について

A. SoCがフルに稼働するような撮影シーンにおいてはそれなりに発熱しますが、ユーザーの使い勝手に配慮しつつ、工業製品としての既定値を超えないようコントロールしています。

Q. レンズ構成など光学部分のスペックに非公開が多いが、できればもう少し教えてほしい

A. 光学部分はパテントに関わる部分もあり、本当に申し訳ないが現時点では申し上げられません。

Q. 本体カラーを「シャンパンゴールド」にした理由

A. 各国で調査を行った結果として、パッと見て「これIQUIだね」とわかるカラーリングがよいということで、このカラーになりました。

 
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