Sponsored Contents

最新記事

Image credit:
Save

次世代DVDクラック:WinDVD 8のデバイスキー見つかる

Ittousai, @Ittousai_ej
2007年2月26日, 午後06:00
0シェア
0
0
0
0

連載

注目記事

スマホ+リコー「GR III」の併用がもたらす納得感。特別な時以外にも持ち歩きたくなるデジカメの価値(本田雅一)
16

スマホ+リコー「GR III」の併用がもたらす納得感。特別な時以外にも持ち歩きたくなるデジカメの価値(本田雅一)

View

昨年"muslix64"氏によってBackupHDDVDプログラムが配布されて以来続いているHD DVD / Blu-Rayクラックにまたひとつ進展がありました。今度はソフトウェアプレーヤWinDVD 8の「(サブ) デバイスキー」が発見されたというもの。発見者はDoom9フォーラムの"ATARI Vampire"氏。

HD DVDとBlu-rayの両規格で採用されているDRMシステムAACSはそれぞれ役割の違う何種類ものカギを使う非常にややこしいものですが、今回発見された「デバイスキー」はプレーヤ機器(またはソフト)側が持っている機種ごとに固有のカギにあたります。「クラック」の方法は以前の発見とおなじく、メモリダンプを既知の手がかりから精査したら見つかったというだけ。

再生するときはこれでディスク上のあるブロックを復号すると今度は映画ごとに違う「タイトルキー」が得られ、さらにそのタイトルキーで映画本編の暗号を解除するという流れになります(本当はもっと複雑ですがものすごく簡略化して説明)。つまりこのカギがあれば、そのプレーヤで正常に再生できるディスクはすべてリッピングもコピーも可能になるというもの(ここも簡略化してます)。

と説明するとなにやら大変なことのようですが、すでに昨年「タイトルキー」を直接取り出す方法が発見され映画ごとのキー情報が出回っており、これまで登場したすべてのHD DVD / Blu-ray映画はリッピング可能になっていたため、実質的にはそれほど大きな差はありません。強いていえばパズルを解く手がかりが増えたくらい。


AACSにはこのような場合に備えて特定のデバイスキー(=穴が見つかったプレーヤ)を無効化する、すなわち次からは特定のデバイスキーでは解けないようにディスクを暗号化するという仕組みが備えられているため、今後あらたにプレスされるディスクに対しては今回のキーは使えなくなると思われます。

AACSはこれをもって「暗号が破られたわけではない。特定の実装に穴があっただけ。すでに修正済み。今後は無効。」という答え方をしますが、すでに市場に出回ったディスクはどうやっても書き換えられないこと、一度リッピングされたデータはいくらでもコピーできること、なにより(ソフトウェア)プレーヤの脆弱さを根本的に「修正」するような方法が存在していない(ジョブズに言わせれば「隠し場所を変えるくらいしかできない」)ことからすれば、「今後もいたちごっこはちゃんと続けられます」程度のコメントと理解しておいた方が良さそうです。

今後もっと面白い展開があるとすれば、まだ実装されていないBDの独自プロテクト「BD+」が登場したとき(これもソフトウェアベースなので弱点はおなじ。はずだけど見てみたい)、あるいはソフトウェアプレーヤではない謎のプレーヤXが密かにクラックされ、AACSが探知のために仕組んだ罠とハッカー側の頭脳戦になったときくらいでしょうか。

追記:typoを修正しました。コメントありがとうございます。

[via 本家Slashdot] (リンク先はDoom9のスレッド。)




CAREERS TechCrunch Japan
連載:KAKEHASHI取締役CTO海老原氏に聞くスタートアップへの転職


 


広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

0シェア
0
0
0
0

Sponsored Contents