Mac OS X Leopard:10の新機能
ジョブズのキーノートで発表された「Leopard 10の新機能」。ジョブズいわく「300以上の新機能のなかから」あげられた代表的な機能は:
1. 新デスクトップ
さらに透過を多用した新メニューバー&新ドック、デスクトップを散らかさずにすばやくアクセスできる"Stacks"。デモされたのはダウンロードしたファイルをひとまとめにしてドックからすばやくブラウズ・アクセスできるスタック。
2. 新ファインダー
FinderがiTunesと同様のインタフェイスに。ファイルの巨大サムネイル / プレビューとしてカバーフローまで採用。iTunesではライブラリやiPod、iTunes Storeがあったサイドバーにドライブ・デバイス・ネットワーク上のマシンが並び、スマートプレイリストならぬスマートフォルダを設定可能。特定の条件にそったアイテムにすばやくアクセス。さらに.Macと連携した"Back to my Mac"サービスはローカルのIPアドレスを.Mac側に通知、リモートアクセスして出先から自宅のファイルにアクセスできる。
3. Quick Look
強力なファイルプレビュー機能。アプリケーションを起動することなくファイルの中身をブラウズ可能。ほとんどの代表的な形式に対応するほか、プラグインで対応フォーマットを追加できる。
続きます。
4. 上から下まで64bit化
核だけでなくCocoaレベルまで64bitネイティブ化。32bitアプリと64bitアプリが仲良く作動。
5. Core Animation
これも去年のWWDCで発表されていたとおり。アプリから簡単に利用できる強力なアニメーション。GPUアクセラレーションが効くUIを少ないコードで書ける。
6. Boot Camp
新機能というかなんというか。Leopardには標準搭載。
7. Spaces
バーチャルデスクトップ。これも去年からそのまま。
8. ダッシュボード
特に目新しいところはなし。ウェブを切りとってそのままウィジェット化するweb clipなど。
9. iChat
新しいAACコーデックで高音質化、複数チャットセッションのタブ管理、PhotoBoothの各種エフェクト。iChatあいてにムービーやプレゼンをそのままストリーミングで見せられるiChat シアターはQuick Lookに対応したすべてのフォーマットで可能。
10. Time Machine
(例の手振りと一緒に)。分かっていても誰もやらない世代バックアップを簡単に。特定ファイルからMac全体リストアまで。これもCore Animationの派手な(そして分かりやすい)GUIつき。リストアする前にQuick Lookでプレビューも可能。
というわけで、サプライズという意味で「新」機能はさすがにあまりないものの、たしかに先進的かつ魅力的な機能満載となっています。「iPhoneに集中するため」延期されたLeopardは10月発売(予定)、価格は$129。LeopardはすべてUltimate版です。