売ります:背負い式ロケット&ジェットパック
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米軍でさえ非実用的と見限って久しいにもかかわらず今日も間違った天才たちを魅了する背負い式飛行装置、あるいはジェットパック ですが、可能なかぎり馬鹿馬鹿しい方法で命を危険に晒したい一般消費者向けにカスタム製作を請け負う企業が登場しています。
左側の白煙を噴きだしている方はメキシコのスタートアップ企業Tecnologia Aeroespacial Mexicana (TAM)製の「ロケットベルト」。伝統的な?ジェットパックとおなじく過酸化水素を使い、燃料込みの重さは約60kg。飛び方と手入れの講習込み価格は$25万、約3000万円。最高速度は時速60マイル(約96km)以上と凄そうなものの、肝心の滞空時間は約30秒。つまり不慮の事故でもおこして一度しか飛べなければ1秒100万円。
右側はライバル(!)となる米国ジェットパック・インターナショナル社製のジェットパックH202。方式はTAM製と同等ながらやや重く、最高速度は70マイル/時。こちらは講習込みで15万5000ドル(約2000万円)と比較的安い上に、「ジェットパック世界最長の滞空時間」が売りとなっています。具体的にはTAMより約3秒長い33秒間。
トップスピードが速くても30秒程度で離陸・加速・減速・着陸(あるいは着水)しなければならないと考えると一体なにに使うのかよく分かりませんが、各社ともジェットエンジンで分単位の飛行が可能な次世代版を開発中とのこと(ジェットマンことYves Rossy氏のアレはジェットエンジンつき翼で滑空)。教室が一階にあれば遅刻しなかったのに!という方、梢に引っ掛かった風船や降りられなくなった猫を保護する仕事のかたには便利なんじゃないでしょうか。