東芝のSpursEngine搭載ノート Qosmio G50 / F50が国内で正式発表となりました。SpursEngineはプレイステーション3にも搭載されているCell B.E.を基にしたコプロセッサ。PS3では7つ使われるSPE(プロセッサコア)が4つに、制御用のPPEはコプロセッサなので非搭載、代わりにフルHD対応のMPEG-2 / H.264(AVC) エンコーダ / デコーダチップを載せて低消費電力を実現したもの。
SpursEngineの搭載で可能になった機能は、
- SD映像をHD解像度に変換再生する「アップコンバート」(高画素化変換)
- 地デジのMPEG-2 TS (約17Mbps)をH.264にリアルタイム変換する「地デジ8倍録画」(10MbpsのXPモードから2MbpsのEPまで4段階を選択可能。「8倍」はTSとEPの比較)
- DVDへの変換・書き込み時間が半減する「倍速ダビング」
- 地デジを含む動画から出演者の顔を抽出した顔サムネイルおよび音量レベル表示、場面サムネイルから見たいシーンを選択できる「顔deナビ」
- ウェブカメラ搭載のG50では何も持たない手の動きを認識してリモコンやマウスとして使える「ハンドジェスチャリモコン」
想定価格は18.4インチフルHDのG50が約33万円前後(500GB HDD)、または約29万円(250GB)前後。15.4型1280 x 800ピクセル液晶のF50は約25万円前後。発売は7月下旬から。