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バンダイのブロガーロボ「ネットタンサーウェブ」開発陣インタビュー:後編

kentaro
2008年11月20日, 午後05:30 in Bandai
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バンダイから12月19日に発売予定の「ブロガーロボ」こと「ネットタンサーウェブ」の開発陣インタビューをお届けしています (前編はこちら)。インタビュー後編は、家庭用の玩具ロボットの遊び方についての考えを聞かせていただきました。それではどうぞ。


今回様々な新アプリケーションが投入されたネットタンサーウェブですが、すでに紹介した機能に加えて、開発陣が楽しんで作っていることが伝わってくる新機能としては、ネットタンサーウェブが俳句をひねってブログに投稿する「ハイクレッスン」。衣川氏によれば「芳賀の趣味全開の機能」とのことで、単語をつなげて俳句を自動生成してブログに投稿してくれます。この日詠んでくれたのは「思い出は 笑って見ている 昼の月」という句でした。また、「DJロボ」に至っては、登録したプレイリストの曲を再生しながらダンスを披露。一曲終わる度にネットタンサーウェブが一言感想を付け加えるという、Rolly も真っ青な機能を所有しています。



Engadget: 俳句の自動生成なんてのは大昔に通り過ぎたものかと思いきや、ロボットに載せてみると意外な面白さがありますね。

北川:
そうですね。擬人化されるというか、いい感じですね。「レッスン」とついているのは、「いまひとつ」とか評価を返してあげるとあまり良くなかった句は減点されるといった感じで、いい詠み手になっていくという遊びができるようになっています。

衣川:
芳賀的には「教師あり機械学習機能」という事になっています。(笑)


Engadget: さっきのニュース読み上げにしても、ネットタンサーウェブが一つのキャラクターとして存在感を持っているというのをうまく利用している感じがありますね。

北川:
ただの実用機械を狙っている訳ではないし、ただの遊び道具だけで済ましている訳でもなくて、ちょっと健気なかわいいヤツ、頑張ってるヤツというキャラが私達が目指しているイメージの目標ですね。遊びだけど、ちょっと役に立つ、と。


Engadget: そうすると、コンピュータの画面を介さないで、キューブで操作するというのも、キャラクターとの直接対話みたいなのを狙っている。

北川:
そうですね。私個人の考え方なんですけど、ネットタンサーウェブって、パソコンの周辺機器の延長とも捉えることができるかな、と。ネットにつながる一つのチャネルとして、いつでもそばに居てくれる存在、それがロボット、という捉え方をしています。


Engadget: パソコンの機能の一部が、形になって取り出されてきたようなものだと。

北川:
ええ、ボタンを押す、クリックする、ではなくて、こんな感じの人間味のあるアナログのインタフェースが、人にとっては優しい感じになっているのかな、と。



また、今度は持ち主が外から自宅のネットタンサーウェブを制御する機能として、携帯電話による遠隔操縦のデモも。あらかじめ設定したメールアドレスに「右 90度回転」などのコマンドを記したメールを送ると、本文を読み上げてから命令の通りに動いて写真を撮影、返送してくれます。面白い使い方としては、「今から帰るよ」なんてメールを自宅のネットタンサーウェブに送って、家族に対して読み上げさせるなんて事も可能。また、リモコン信号の送信もメールで指示できるので、外出先から自宅の家電機器をコントロールすることもできます。

こんな感じでデモが続き、汲めども尽きぬ感が漂いはじめるバンダイ会議室内。


Engadget: いくつアプリケーションがあるんですか?

北川:
いや、ホント盛り沢山なんですよ。今後もアプリケーションは足していきたいなとは思っているんですけれども、今22〜3くらい? 思いつくとどんどん増えていくという状態になっているんで、このあたりで一度締めようかなと。新しいアプリケーションについては、インターネット経由でアップデートする形で追加できるようにしたいと考えています。


Engadget: 機能が沢山ある訳ですが、アプリケーションの切り替えはパソコンがないと出来ない?

北川:
いえ、パソコン以外では携帯電話からのメールと、キューブを使って切り替えることができます。アプリケーションを切り替えなければ他の機能が使えないのは、一つにまとめちゃうと設定が煩雑になってしまうので、目的別に切り分けています。


Engadget: 色々なアプリケーションが用意されてはいますが、それでも上級者のユーザーはアプリケーションを自分で作り込みたくなりますよね。従来のネットタンサーのターゲットユーザーはそうした方達だったと思うんですが、ネットタンサーウェブではそうした人向けの窓口はあるんですか?

北川:
現状では、従来のネットタンサーは自分でロボットを作りたい人向け、ネットタンサーウェブは買ってすぐに遊びたい人向け、と分けて考えて並行展開していこうとは思っていますが、要望が多ければ API を公開していくことも考えてはいます。


Engadget: 赤外線で家電のコントロールをできるようにしたというのは、早い段階から決定されていたのでしょうか。

北川:
そうですね。従来のネットタンサーの方で、「家電を操作したい」という要望が、一番と言っていい程、お客様からありましたので、最初の段階でリモコン信号の学習・送信はできるようにしようということになりました。


Engadget: Web カメラを置いて、成長観察記録を勝手にブログに投稿するなんてものも今までに無い訳ではなかったと思うんですが、動き回れると何かしらのアドバンテージは出てくるものでしょうか。

北川:
やはりですね、「ロボットを操縦したい!」という面白さが大事な要素かなと思っています。固定したカメラだとそれはロボットとは言えないのかなと。そのためにも、ロボットに見えるようなキャクターづけを重視しています。


Engadget: 据付のカメラだと、ブログに対してコメントが来ても、その後のコミュニケーションはネットで閉じてしまうと思うんですが、これだとそのコメントがロボットに届いてくるというのが、特徴的ですよね。

北川:
コイツが喋るんで、コイツに目線が行くってのも大事なんじゃないかと。パソコンでブログの画面だけ見ているとなかなかこっちには目線が行かないと思うんですよ。


Engadget: どんな人がこれを買うのか、具体的なイメージはありますか?

北川:
ロボットファンよりちょっと一歩出た、一般のユーザーさんに買っていただければいいな、とは考えていますが、ロボットファンとパソコン好きってパイが重なっているのかなと思っているので、そういう方達に買って遊んでいただいて、情報を発信していただいて、そこから上がってきた要望を受けるのも、私達の大きなミッションの一つになっています。

実はこのロボット自体、私達が研究開発部門ということもあり、これを沢山売って売上を上げるというよりは、将来的に玩具の事業として転換していく、もしくは新しい遊び自体を実現することが課題となっていますので、これは一種のテストになってもいます。


Engadget: そうすると、例えばこれはイケる、という事になれば、キャラクターを変えて販売する、という可能性もあると。

北川:
そうですね。私達は「Friendly Robotics」を標語としており、コミュニケーションを重視したロボットを考えたい。その先にはキャラクターとの融合、それはオリジナルキャラクターであるかもしれないし既存のキャラクターかもしれませんが、そうした展開を目指しているところです。


Engadget: そのあかつきには、パソコンも不要にしたいという話につながる訳ですね。

北川:
どんどん必要な条件・道具は減らしていって、買ってきて電源を入れれば遊べますという状況に近付けていくことで、誰にでも遊んでいただけるものを開発していきたいですね。


Engadget: 今はノウハウの蓄積が重要課題な訳ですね。

北川:
実際に世に問うてみないと、DJ ロボがアリなのかってのは分からないところなので、反応を得ることが重要なのかな、と。


Engadget: 世間の反響はどうやって回収していこうというのはあるんでしょうか。

北川:
基本的にはイベントに出展することが多いので、その場でのお客様からのご意見ですとか、ご購入いただいた方からはメールをいただく事が多いので、そうした経路が主です。今回はブログロボットですから、ネットに反応がどんどん上がってくるのではないかとも期待しています。

衣川:
先日の ROBO_JAPAN の時にも、色々な方に触っていただいて、割と評判が良かったですね。ロボットのマニア以外にも、親子連れとかご年配の夫婦とか色々な方がいらしたんですが、「これ凄くいいね」とか「喋りが可愛いね」といった反響がありました。

北川:
ただ本当に、これでお客様達にどんな使い方をしていただけるのかはほとんど未知なので、逆に楽しみなところもありますね。


Engadget: 本日はどうもありがとうございました。




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