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速さは力:iPhone 3GS レビュー

Ittousai, @Ittousai_ej
2009年7月4日, 午前11:07 in Apple
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国内でも発売から一週間を迎えた iPhone 3GSのレビューをお届けします。iPhone 3Gから一年を経て登場したiPhone 3GSは 初代 iPhoneや iPod touchと共通のアプリが動くプラットフォームを維持しつつ、カメラ機能の強化や電子コンパスの搭載、処理速度の大幅な向上、バッテリー駆動時間の延長、耐指紋コートなど漸進的な進化を遂げたモデル。外見は iPhone 3Gとほぼ見分けが付きません。

続きは iPhone 3GSのハードウェアから新機能・専用アプリ、約一週間常用した使用感をiPhone 3Gとの差を中心にお伝えします。使用中の iPhone 3Gから乗り換えるに値する進化なのか、あるいは 3GSからiPhone OSデビューにすべきか、という検討の参考になれば幸いです。(以下の写真・動画では発売前の評価機・米国発売後のAT&T製品版・国内発売後のソフトバンク版が混在していますが、ハードウェアもソフトウェアも基本的にはまったくおなじものです。)

Gallery: iPhone 3GS unbox | 50 Photos

50

ハードウェア



外見は3Gとほぼまったく変わらず、違うのは背中の刻印が薄い色からリンゴマークとおなじ鏡面仕上げで目立つようになったくらい。そのほかの違いは3GSが2g重いこと。

中身



iPhone 3GS vs 3G 詳細比較表でお伝えしたように、中身の差はプロセッサ強化による高速化 (3Gより世代が新しくクロックも高いARM Cortex-A8コア 600MHz 、倍増したRAM)、カメラが200万画素固定焦点から300万画素AFつきに、電子コンパスが内蔵されたこと、リモコン付きヘッドホンでボリューム調節に対応したことなど。最大の変化はやはり「S」の名のとおり速くなったこと。



もっとも分かりやすいのはアプリケーションが起動するまでの時間。それ以外にもSafariで描画がもたついていたページも3GSではパッと表示されるなど、速度向上はあらゆるところで効いてきます。ネットワークのせいで遅いように見えていたケースでも、3GSを使って結局CPUの問題だったと気付くことも多数。もちろん本当に速度がでていない場合は、3GSでも転送そのものが速くなるわけではありません。

しばらく常用して実感する大きな違いは、日本語入力環境のオーバーヘッドが緩和されることで操作ストレスが激減すること。iPhoneはフリックで高速に入力できるテンキーや絵文字パネル、QWERTYキーボードさらには(繁体字・簡体字の) 手書きなど入力方式が充実しているものの、起動中アプリのうえに被さるソフトウェアキーボードや入力予測変換は非常に重くなる問題がありました。

キーを押してから反映までに数秒~十数秒待たされる現象 (アプリを閉じるか再起動で直る)は iPhone OS 3.0でかなり改善しましたが、3Gではメモリに余裕がある状態でも、入力パネルを切り替える際にかなりもたつきがあります。一方3GSでは、たとえばテンキーとQWERTYと手書き漢字と絵文字を有効にしても切り替えは大幅に速く、数日ほど再起動せずに多数のアプリを使い続けてもフリック日本語入力がまともな速さで動くようになっています。

もたつきの解消はローカルとウェブを同時検索する単体Google アプリでも実感できます。もともとウェブをインクリメンタルサーチして時間を短縮するためのアプリですが、3Gではアプリを開くと一瞬固まってからもっさりとキーボードが現れるため、Googleを起動すること自体が億劫という感覚がありました。3GSでは履歴があっても実用的な速さで入力受付状態になります。

さらに体感しやすいのは、(ユーザーからは) シングルタスクのiPhone OSでも日常的に使われる「音楽を再生しながらアプリを操作」の場面。従来では処理が重くなると音飛びすることが頻繁にあったのに対して、3GSでは「このページは重いから念のため音楽を止めよう」「音が飛ぶようになってきたから音楽はあとにしよう」といった機械への配慮の必要が大幅に軽減されます。


プロセッサが高速化した反面、3Gで不評だったバッテリー駆動時間がやや延長されています。具体的にはWiFiデータ通信が最大6時間から9時間へ、音楽が24時間から30時間へ、動画が7時間から10時間へ。ただし3G通話・通信時の最大5時間はそのまま。移動中に音楽やPodcastを聴く、空き時間には3GデータでSafariやメールを使う、通話そこそこ、アプリは地図と写真程度、といった使いかたで一週間ほど試してみた感覚では、3Gから大きく余裕が出たという実感はなし。よほど負荷の高いアプリを長時間使わないかぎり一日で使えなくなってしまうことはないものの、基本は毎日充電。心許なさは3Gから変わりません。

また、使用感に大きく関わる問題とまではいわないものの、おそらく3Gより発熱が多くなっています。音楽再生など、特に高負荷ではない状態でも置く場所によってはかなり高温に。手に持った時の背面、長時間通話したときの耳に当たる面も3Gより熱い印象です。3GSでも3Gでも暑い車内に放置したり熱が逃げられない場所で長時間処理をさせると警告画面が表示されるようですが、さすがにそこまでは未確認。やはり電子機器なので真夏の直射日光は避けた方が無難です。

ディスプレイ、耐指紋撥油コーティング



対角3.5インチで解像度480 x 320は初代 iPhoneから変わらず。ただしこれまでのiPhone / iPod touch各モデルあるいは各個体でも違いがあったように、液晶の色味が3Gとは異なります。 具体的には最新ファームの3Gが青みがかっているのに対して、3GSは暖かく黄みがかった色。アップルは3Gの登場時にも「より自然な色と深い黒を再現するため」色温度を調節したと語っているため(iPhone シニアマーケティングディレクター Bob Borchers氏)、今度もまた意図的な変更なのかもしれません。

地味に大きな改善点には、スクリーンの表面に「耐指紋性撥油コーティング」が施された点もあります。指紋や皮脂が付かないわけではありませんが、3Gと比較すると付きにくく(油が指や頬から移りにくく)、また簡単に拭き取れるようになりました。スクリーン表面に油を垂らして実験すると、3Gでは平たく油膜が広がるのに対して、3GSでは撥水加工の上の水滴のように細かい滴のまま。

最初は付きにくくても常用するうちに薄い層ができて結局おなじになるかも、とも思いましたが、約一週間ほど特に拭き取りもせず耳に当てて使っていても、3Gとは歴然と差があります。画面に触れずに操作できない端末として、指紋や皮脂やメイク移りが気になるかたには大きな差です。

カメラ・動画撮影



もの悲しい性能だったカメラは3メガピクセルAF+タッチでフォーカスつきに大きく性能向上。携帯カメラでも5メガや8メガセンサー、LEDライトやフラッシュも当たり前というご時世には高スペックでもなんでもありませんが、表現の幅が限られていた前モデルから、ベーシックなカメラとしてなんとかなるレベルに届きました。AFの効果は大きく、3Gとの差は歴然。これを撮りたい!と画面を触るとフォーカスして露出をあわせる極めて単純お手軽な操作です。

iPhoneはBluetoothファイル転送どころか外部メモリスロットすらサポートしないためほかのカメラや非WiFiデバイスと連携しづらいこと、またiPhoneのカメラは単に撮影したりメールするだけでなくサードパーティーを含めた多数のアプリやオンラインサービスと連携することがキモであるため、内蔵カメラが改善されたことには大きな意味があります。

動画撮影については、画質はVGA 30fpsで「意外と」よく撮れる印象。fpsやセンサー性能からしても驚くような高画質は期待できません。また動画を撮影開始してからは画面タッチ無効。日本の一般的な携帯ならできるのにiPhoneでできないことが減った意味では有意義です。むしろ重要なのは、撮影からトリミング・YouTubeアップロードまでがものすごく手軽に、数回タッチ・スライドするだけで実現すること。標準のカメラアプリではトリミングしかできない・トリミングするとオリジナルは破棄されてしまうといった制限があるものの、ここはサードパーティーアプリに期待できる分野です。(現在開発者向けに配布されているOS 3.1ではトリミングした「コピーを保存」オプションが増えました)。









作例は下を参照。

Gallery: iPhone 3GS camera | 12 Photos

12


ソフトウェア



ここからは iPhone OS 3.0で変わった点を含めつつ、3Gと3GSの差を中心に。

コピペ


前世紀の端末にもあって当然のコピペは初代 iPhoneから2年も経ってようやく実装。タップしてバルーンから選択を選ぶ、始点と終点をひっぱってカット / コピー / ペーストというフローは実に快適とはいいきれないものの、スタイラスを使わない機械として良くできた解です。Palm Preのコピペとは異なり一本指で完結するのも優れた点。テキストだけでなく、たとえばSafariからであればフォーマットや画像も含めてコピーできます。


プッシュ通知




こちらも3GS固有ではなく OS 3.0の機能。WWDC 2009キーノートの予告から延期を繰り返して約9か月遅れたものの、App Store配布アプリではようやく一部で採用が始まっています。Push Notificationはマルチタスクを許さない iPhoneで擬似的にバックグラウンドアプリ的な動作を許す技術。IMなどのアプリがそれぞれバックグラウンドで走り続けてメモリやネットワーク接続やCPU時間を占拠する(重くなる)かわりに、各アプリの提供側でアップルのサービスを通じてネットから通知を送り、iPhone側ではひとつの監視サービスだけが待ち受けてユーザーに知らせる仕組みです。短く言えば、SMS / MMSのようなポップアップ通知をアップル標準アプリだけでなくサードパーティーに開放するもの。

では実際にマルチタスク / バックグラウンドプロセスが要らなくなったかといえば、やはり疑似マルチタスクでしかない制限はあります。IMの新着メッセージ通知などは非常に便利であるものの、問題は(今のところ) ポップアップやサウンド、アイコンの数字といった通知しか用意されていないこと。ポップアップで通知の一部は確認できても、実際にタップして選択しないと通知元のアプリで何らかの処理ができるわけではありません。つまりバックグラウンドプロセスの役割のうち、一定時間ごとに処理をおこなったり現在フロントで動いているアプリと連携するような動作は実装不可能。3Gで端末に大きなメディアを落としつつ、途中でメールやウェブ確認といったことも今のところできません。

後発のPalm Preがほぼ同程度のハードウェアでありながらマルチタスク(あるいは明示的なタスク管理とスイッチ)やスマートな通知システムをシステムレベルで持っており、かつバッテリー駆動時間も(アップルの主張とはうらはらに) 問題ないことを考えると、Push Notificationのさらなる進化、およびアップルなりのサードパーティーマルチタスク実装が期待されます。

Spotlight



Mac OSでおなじみの串刺し検索 SpotlightもOS 3.0標準機能。コンタクトリストや予定表だけでなくメール、iPod の楽曲タグ(曲名のほかアーティスト名やアルバム)まで一気に検索できます。またアプリの名前にもヒットするため、大量にインストールしていてアプリスイッチが面倒という場合は検索ランチャのようにも利用可能。いちど表示させてしまえば3Gでもかなり高速に動きます。

音楽などが大量ヒットして下が見えない場合は設定で検索に含める / 含めないや表示順を変更可能。ただ日本語検索について回る問題として、変換・確定を経ないと漢字表記を探せないのは面倒。かなで日本語インクリメンタル検索も将来的には実現して欲しいところです。将来ではなくすぐに改善できそうなのは「計算機」がcalcで探せないこと。ファイル名を見せないiPhone OSでは「計算機」はあくまで「計算機」なのかもしれませんが、OS XのSpotlightのように日本語でも英語の元アプリ名でもファイル名でも探せるようになっていれば日本語・英文切り替えの手間が減ります。





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