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米国の高校生、Kindleに宿題を消されたとAmazonを訴える

Haruka Ueda
2009年7月31日, 午後05:00 in Amazon
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Amazon Kindleのことはなんでも知っているという方ならご存知だと思いますが、今月中旬にKindleがちょっと騒動を引き起こしました。Amazonがユーザの持つKindleから書籍データを削除したのです。削除したぶんの代金は返還されましたが、「俺の本が勝手に消された!」という声は消えず。削除された書籍がよりによって全体主義をテーマにしたジョージ・オーウェルの「1984年」や「動物農場」だったというのは笑うしかありません。自由とは屈従なのです。

原因となったのは各国での著作権制度の違い。カナダやオーストラリアで著作権の切れた書籍をパブリックドメインとして販売したところ、米国では著作権が残っていることが発覚。著作権侵害とならぬようAmazonがリモートから削除を行ったというわけです。

さて、米国でこのような騒ぎが起きたらどうなるでしょうか。よろしい、裁判です。訴えたのは17歳の男子高校生、Justin D. Gawronskiくん。Amazonには勝手に人のKindleのデータを消す権利はないというのがその主張です。彼自身、夏休みの宿題のために1984年を買ったのに消されてしまいました。紙で買い直せよという突っ込みもあるかと思いますが、Kindle自慢のメモ機能で書き残したデータまで一緒に失なったというのは確かに悲しむべきところかもしれません。

ちなみに、Gawronskiくんを弁護するKamberEdelson法律事務所はこの訴訟で得たお金はすべて募金に回すとのこと。Amazonが早々に解決策を提示するのではないかという見込みもある模様です。Kindleを支配するものはデータまで支配するのか。なかなか面白い訴訟になりそうです。



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