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ロケフリ利用の「まねきTV」は著作権侵害、最高裁がはじめての判断

Haruka Ueda
2011年1月19日, 午前12:01 in Copyright
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「まねきTV」がテレビ局の著作権を侵害しているという判断が、最高裁によってはじめて下されました。そもそも話をすると長くなりますが、かつてソニーがロケフリ(正式名ロケーションフリー、旧名エアボード)という、テレビ信号をMPEGに変換し、インターネット経由でリアルタイム受信できるという斬新な製品を販売していたのがもろもろの発端。永野商店が運営する「まねきTV」はこのロケフリを利用したサービスで、利用者はロケフリのベースステーションを同社に「預ける」ことで、たとえば国外在住者でも日本のテレビを観ることができる、首都圏以外の在住者が首都圏の番組を観られる、といったことが可能になります。

さて、この「まねきTV」を著作権法違反(送信可能可権の侵害)と訴えたのがNHKおよび在京キー局5社。「まねきTV」によってテレビ局のコンテンツを公衆が観られる場所に置くのは違法だという主張を行ってきました。放送と通信がもやもやと融合していく昨今、テレビ局にとってはぜひとも裏付けしておきたい主張であり、絶対に負けられない戦いです。しかし「録画ネット」など類似サービスの著作権侵害が認められる中、「まねきTV」については最高裁まで連戦連敗。「まねきTV」が合法である理由としては、ロケフリが市販品であることや、録画ではなくストリーミングしか行わないこと、1対1の送信しか行わないことなどが挙げられており、最高裁もこの判断に従うものかと見られていました。(このあたりの詳細についてはITmedia小寺信良氏の記事がまとまっています)

しかし昨年末に最高裁が双方の主張を聞く弁論を開いたことから、これまでの判決を見直すという見方が広がり、本日の最高裁判断もまさにそのとおりとなりました。つまりロケフリのベースステーションは、まねきTVに「預けた」時点で、実質的にはサービス利用者しか視聴できなくても、テレビコンテンツを「公衆」に送信する機器になるという判断です。これまでの判決は破棄され、審理は知財高裁に差し戻し。ここまでまとめてみてもどれだけの人が理解し納得するのか、現実と法の乖離を感じなくもありませんが、なんにせよ放送と通信の未来を占う上で重要な判断となったことは間違いありません。

判決文(PDF)



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