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米連邦裁判所、Google ブックス和解案を却下

Haruka Ueda
2011年3月23日, 午後02:15 in Google
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Googleの書籍電子化 & 全文検索プロジェクト Google Books / Google Book Search をめぐって大きな動きがありました。ありとあらゆる書籍のデジタル化を目指す Google Books については、作家や出版社らから著作権侵害との批判が集中し、集団訴訟に発展。その後いったんは和解案が結ばれましたが、今度は日本の書籍などについても勝手に和解対象に巻き込まてしまっていると、和解内容をめぐって世界的な反発を集めることになり、日本でも大きな話題となりました。けっきょく Google は再考を余儀無くされ、米国に著作権登録されている書籍を中心とした1億2500万ドルの修正和解案に落ち着きましたが、Google の運用指針が見えないとか、「図書館システムの独占」になってしまうといった批判は今も続いています。

という前段を踏まえて、このたび米ニューヨーク南地区連邦地方裁判所が下した判断は、修正和解案の却下。つまり Google Books プロジェクトはまたしても出直しということになります。Denny Chin 判事は「世界的なデジタルライブラリを創設することにはさまざまな恩恵があるだろう」としつつも、現状の和解案は「公平・適切・妥当とはいえない」とのこと。アマゾンやマイクロソフトが批判するとおり、和解案が認められてしまえば、米国のありとあらゆる書籍について著作権者の許可なくスキャンできる権利をGoogleが得てしまうことに、司法が危惧を示したかたちです。

NYTimesの記事によれば、Chin判事は著作権者がスキャンしてもいいという書籍について個別にGoogleへ許可を与えるオプト・イン形式を提案しており、再修正により和解が認められる可能性も否定されていません。ただ、そもそもそういった手続きのとれない(でも著作権がまだまだ切れそうにない)書籍について一括に電子化してしまうのが Google Books 構想の大きなポイントであるだけに、なかなか舵取りが難しいところ。和解が認められていれば、Google eBookstore へ大きな援軍となったはずですが、Googleにとってはまだまだ長い戦いとなりそうです。

New York Times


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