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携帯カメラでタスクやファイルを転送する Deep Shot

Ittousai, @Ittousai_ej
2011年6月17日, 午前10:43 in Deep Shot
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Deep Shot は複数のPC や携帯デバイスのあいだでタスクやコンテンツをやりとりするためのフレームワーク。PCで調べていた地図やウェブページを携帯で開きたいときには、(短縮) URLを手打ちする、メールで送る、Send to 〜系の拡張や同期機能を使うといった方法が考えられますが、Deep Shot は携帯カメラでPCの画面を撮影することで、単なる画像だけではなく、携帯側アプリのタスクとして取り込んで作業を続けられます。さらには携帯からPCにも、転送先 PC の画面を写してタスクやファイルを飛ばす Deep Post が可能。実際の様子は続きに掲載したデモ動画をどうぞ。

技術的には、携帯で撮影した画像から特徴点を抽出し、PC側が持っている画面やアプリの情報と突き合わせることで取り込み対象を認識します。PC側でどの部分を撮られたのか認識したら、あとはアプリの状態をURIとして送り、携帯側が対応アプリを開く仕組み。下準備として、PC側と携帯側それぞれにソフトウェアとネット接続が必要です。開発したのは MIT CSAIL のTsung-Hsiang Chang氏、Googleの Yang Li 氏。

ポイントはPC画面のアドレスバーなどを文字認識しているわけでも、アプリの画面から作業内容を高度に認識しているわけでもないこと。PC側で自前のアプリやシステム情報とマッチさせているため、どの画面からどのアプリを取り込もうとしたのか、あるいはアプリ内の部分さえ認識することが可能です。携帯からPCへの転送もおなじ仕組みで、どのPCに (あるいはどのアプリやウィンドウに) 飛ばそうとしたのか識別します。技術的には、たとえば携帯で撮った写真を特定PCの特定アプリに転送することも「構えて狙う」アクションだけで可能。

また携帯に送信する情報はPC側が用意するため、単なるウェブサイトのURLだけではなく、一般アプリの作業状態やファイルそのものを送信することも(仕組みとしては) 可能です。つまり携帯カメラで転送というよりは、カメラで送信先を認識する技術。デモではURIとしてタスクのステートを送ることができる Google Mapsなどのウェブアプリが使われていますが、開発者らは一般アプリの状態をアプリ非依存でやりとりするフレームワークの可能性についても扱っています。

MIT news によれば、Deep Shot は MIT CSAIL の Tsung-Hsiang Chang 氏がGoogleでインターン中に開発した技術。そのため権利的には Google が持っているとのこと。現在は実証デモソフトウェアと拡張フレームワークの提案といった段階ですが、将来的には実際のアプリやプラットフォーム機能として似たものが実現しないともかぎりません。なお、Google はPCのブラウザから Android 側のブラウザや地図アプリ、電話アプリを直接開ける Chrome to Phone 拡張を純正で提供中。

MIT news の紹介記事
Deep Shot: A Framework for Migrating Tasks Across Devices Using Mobile Phone Cameras (論文 PDF)




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