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液体金属と水でできたゼリー状記憶装置、米大学の研究者が開発

Ittousai, @Ittousai_ej
2011年7月15日, 午後10:27 in Memory
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米ノースカロライナ州立大学の研究者が、柔らかいゼリー状素材でできた記憶装置を開発しました。従来のメモリチップをゲルで包んだのではなく、記憶素子そのものがインジウム・ガリウム合金の液体金属と水主体のゲルという柔らかい素材で構成されているのが特徴。濡れた環境、たとえば脳のなかでも問題なく機能することから、細胞や組織、酵素といった生体システムと電気回路とのインターフェースとしての活用が期待できるとされています。

Advanced Material 誌に掲載された発表論文のタイトルを勝手に訳せば「全柔軟素材回路に向けて:メモリスタの性質を備えた擬似液体デバイスのプロトタイプ」。著者はHyung-Jun Koo, Ju-Hee So, Michael D. Dickey氏ら。アブストラクトを限りなく縦読みに近く斜め読みすると、開発されたのはゲル両端の合金部分を電極として電圧をかけることにより、プラスの電荷で酸化皮膜が発生し電気抵抗が増し、マイナスの電荷で皮膜がなくなることを利用した技術。

通常であれば片方がマイナスなら反対側はプラスでどちらかの端子には酸化皮膜が発生する (常に抵抗がある)ところを、一方にポリマーを付加し皮膜の生成を阻害することで、全体として抵抗高または低のどちらかの状態をとるようにし、1と0を当てはめて不揮発性の抵抗メモリとして用います。(のだと思いますが、正しくは元論文を参照してください)。

論文名にあるメモリスタ (Memristor. Memory + Resistor) は、「1971年に理論的に予言されたものの、2006年にHPが製造するまで存在が確認されなかった第四の受動素子」というキャッチーな紹介で知られる素子。フラッシュメモリ(トランジスタ)の限界を大幅に超える超高密度のメモリチップや、さらに論理回路として用いることで、不揮発性記憶と演算を同時に扱う新しいコンピュータへの道を開くと期待されています。公開された生メモリの試作品は見るからに保持ビット数が少なそうであまり体にインストールしたくはなりませんが、ぷるぷるしたゼリーメモリや葛餅メモリ、トコロテンメモリは想像するだけでときめく技術です。続きは酸化皮膜が消えるところを示した短い動画。

論文:"Towards All-Soft Matter Circuits: Prototypes of Quasi-Liquid Devices with Memristor Characteristics"





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