Sponsored Contents

copyrightの最新記事

Image credit:
Save

ライス大の研究者いわく「音楽のDRMをなくせば海賊行為は減る」

Haruka Ueda
2011年10月11日, 午後12:00 in Copyright
881シェア
0
647
0
234

連載

注目記事

スマホ+リコー「GR III」の併用がもたらす納得感。特別な時以外にも持ち歩きたくなるデジカメの価値(本田雅一)
16

スマホ+リコー「GR III」の併用がもたらす納得感。特別な時以外にも持ち歩きたくなるデジカメの価値(本田雅一)

View
データ化された音楽や書籍や映像がインターネット上を流通する今日、著作権保護技術、いわゆる DRM(Digital Rights Management)の存在も、すっかりお馴染みのものとなりました。しかし、違法コピーなどの海賊行為を防ぐ DRM の効力については、まだまだ議論があります。ライス大学の Dinah Vernik 准教授や、デューク大学の研究者らが、海賊行為の影響力をモデル化して分析したところによれば、DRM のない場合のほうが、海賊行為は減少するとのこと。従来からある「DRM なしでは違法にコピーされるよ......、だから DRM をつけるよ!」式の見方とは正反対の結果です。

Vernik 准教授らの分析結果はこう。DRM があると、ユーザはバックアップなどの行為ができず不便になる。だから本来であれば正規データを購入するはずのユーザまで、海賊行為に走る。単純明快です。また、いずれにせよ DRM の制限が及ぶのは、正規データを購入したユーザだけで、海賊行為自体は難しくなるものの、いったん海賊盤データが出回ってしまうと、DRMの影響は及ばないという問題もあります。

一方、DRM がなくなると利便性が増し、CDなどとの価格競争力が高まり、CDもデータも値段が下がる。よってユーザは海賊行為をするかわりに、安くなったデータを購入する可能性が高まる、という分析も示されています。また、海賊行為がなくなれば売上が回復するというわけでもなく、モデルの条件によっては、海賊行為が減って、売上も減るということがあったとのこと。詳細は11-12月号のMarketing Scienceで発表される予定です。

各論に納得するかどうかはさておき、けっきょくどうすれば売上が増えるのかという話は短い発表文の中にはなく、また売上が増えるのであれば海賊行為も許されるのか、というのはさらに別の次元の問題です。それでも、Vernik 准教授は iTunes が DRM なし楽曲の販売をはじめたことを引き合いに「海賊行為を撲滅するという意味で、DRMは機能してこなかったし、これからも機能しないだろう」と語っており、DRMありきの考え方を批判しています。DRMを導入する業界が悪い、と単純化できる問題では到底ありませんが、ちゃんと売って、ちゃんと買っている人達が損をすると状態からはなんとか抜け出したいものです。あわせて4年半前の記事、ジョブズからの手紙:「DRMは無意味だし、今後も決して役に立たない」もどうぞ。




CAREERS TechCrunch Japan
連載:KAKEHASHI取締役CTO海老原氏に聞くスタートアップへの転職


 


広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

881シェア
0
647
0
234

Sponsored Contents