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任天堂、8月の3DS「Newマリ2」からDL併売を開始。小売店もデジタル販売に積極活用

Ittousai, @Ittousai_ej
2012年4月27日, 午後12:27 in Digital Distribution
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任天堂が2012年3月期の決算説明会資料と、恒例の「社長説明」プレゼンを公開しました。決算そのものは3DS本体の大幅値下げ、プラットフォーム転換期のWii と旧DSが世界的に落ちている、円高差損などで上場以来初の赤字 (432億円) という厳しい内容です。しかし社長説明では今後の回復と成長に向けて(今期予想は純利益200億円)、ソフトタイトルや新ハード仕様以外の具体的な施策が多数含まれる興味深い内容となっています。

なかでも注目は、「任天堂型デジタルビジネス」が語られたこと。概要は:

・自社ソフトについて、8月のNew スーパーマリオブラザーズ2以降は原則DL版を併売。ソフトごとのメリット・デメリットで消費者に選択させる。
・デジタル版についても小売店を積極活用。デジタル版コードを小売店に卸売りし、店頭価格は小売店が決定する。「DL版は定価」ではなく、店舗の独自値引きも可能。
・任天堂にとってはデジタル商品の露出を実店舗にも増やし、現金など消費者にとって慣れた課金方法を利用できる。
・小売店にとっては在庫リスクや、品切れによる機会損失を減少。新たなビジネス機会の創出。

なお、一部のメディアで聞く「携帯ゲームとソーシャル大流行でゲーム機離れ進む、ピンチの任天堂もアイテム課金ビジネスに追従!」ストーリーが不愉快でたまらない岩田社長による今回の釘刺しは、パッケージ単体で完結するソフトをさらに深く、長く遊んで貰うために追加コンテンツを販売するが、価格はあくまでクリエイティブなコンテンツ制作への対価である、と説明したうえで:

すなわち「構造的に射幸心を煽り、高額課金を誘発するガチャ課金型のビジネスは、仮に一時的に高い収益性が得られたとしても、お客様との関係が長続きするとは考えていないので、今後とも行うつもりはまったくない」ということです。(岩田社長決算説明)

もう少し細かい内容は続きにまとめています。リンク先はスライドつき全文5ページ。上画像はあまり関係ない「宮本茂と3DS ルーヴルへ行く」。

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ハード・ソフトの販売台数実績と予想、各市場傾向

・ニンテンドー3DSの販売台数(世界)は前期1353万台、累計1713万台。今期予想は1850万台。4月28日の韓国をはじめアジア各国で販売開始。
・3DSソフトは前期3600万本、累計 4542万本。今期予想は7300万本。
・旧DSはハードが前期510万、今期予想250万と半減。ソフトは6082万実績から3700万予想。
・Wii はハードが前期984万台から今期予想 1050万台。Wii U 含む。

・今年1月から4月までの16週のソフトチャートでは、日本ではトップ20のうち14を任天堂プラットフォームが占める (3DS 12、DS 1 (ポケモン+ノブナガ)、Wii 1 (Just Dance))。でもトップはPS3のワンピース無双。
・一方、据え置き中心なもののボリュームとして日本の2 - 3倍ある米国チャートでは、トップ20のうち3DS 2本(マリオカート7とマリオ3Dランド)、Wii 3本、DS 1本(5年前の初代ニューマリ)。お膝元だけあって、日本では影も形もない Xbox 360が強い。ついでPS3。「現状の3DSの販売水準は、本来あるべき姿からはかなり遠いと受けとめています」(岩田社長)。
・欧州は主要国ごとにまるで違いややこしいので直接ソースへ。ハードではPS3がトップ。


Wii U について

・既発表どおり、日米欧豪の4市場で年末商戦投入。
・仕様詳細、年内ソフトラインナップなどは6月のE3で発表。
・各地域の発売日や価格はE3より後に発表。
・E3翌週に、現地入りできなかった業界関係者やアナリスト向けに説明会を開催。
・ソフトは発売時からパッケージ・DL併売予定。

ニンテンドー3DSについて

・1万円値下げによって発生していたハードの逆ザヤ (売価 < 原価) については、今期半ばまでに解消予定。今期中にはハードだけ売って儲かる体制へ。
・定番タイトルとしてマリオ3Dランド、マリオカート7を引き続き活性化・維持。国内ではモンハン3G も定番として継続サポート。海外ではゼルダ時オカや犬猫。
・パルテナの鏡も、今後のアクション定番として認知確立の手を打つ。FE覚醒も評価が高いことから、今後も伸ばす対象。海外での発売は未定。
・前作が2900万本超の New スーパーマリオブラザーズ2は日米欧で8月。年末商戦まで待たない理由は、前期に欧米で年末商戦の立ち上がりが遅かった反省から、夏から仕込んでおくため。

・前作1100万本超の「とびだせ!どうぶつの森」は国内で秋。海外は時期未定。アイテム課金型ゲームにはならない。とわざわざ釘刺し。

デジタルビジネス

前述の点に加えて:
・DL版はいつでも買えて複数をSDカードに収められるメリットがある一方、複数台の3DSで家族や友人と共有できなくなる点がデメリット。平行して毎日続けるソフトや辞書系がDL向きと提案。「パッケージとデジタルのそれぞれのメリットを、これから丁寧にお客様にご説明して、それぞれのお客様のお好みに合わせて選んでいただけるようにしていきます。
・小売店でのデジタル版販売は16桁の引き替えコードを発行。実店舗でも、小売店のオンラインストアでもコードを販売する。
・課金方式は各小売店による。現金やカード、店舗のポイントカード etc。課金決済コストは小売店負担。
・任天堂による「希望小売価格」はデジタルもパッケージも原則同額。しかし小売店は卸売り価格で仕入れるため、独自の値引きも可能。
・POSA (Point of Sales Activation, 売った時点で仕入れが発生) 技術も活用。この形式の場合はデジタル版在庫のリスクもなく、従来のゲーム店ではない形態の販売チャネルが広がることが期待できる。

訂正:Wii U について、発売日や価格についてもE3発表としていた部分を訂正。前後がくっついて誤った文章になっていましたが、仕様詳細と年内のソフトラインナップをE3で発表し、「その少し後」に発売日や価格発表が正しい社長説明です。お詫びして訂正いたします。


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