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Google の検索結果は公正か、Nextag の批判に Google が反論

Haruka Ueda
2012年6月10日, 午前10:00 in Google
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古くて新しい話題、「Google の検索結果って公正なの」という議論がまた再燃しています。火をつけたのは Wall Street Journal に掲載された「Google の独占とインターネットの自由」("Google's Monopoly and Internet Freedom")なる、かなり直球タイトルの記事。執筆したのは価格比較サイト Nextag の Jeffrey Katz CEO で、「EU も反トラスト法で調査してますが......」と世の情勢を巧みに言及しつつ、Google が検索結果をちょっといじるだけで多くの企業やウェブサービスが死に至る現状を批判しています。

Katz 氏がこうした記事を書くのは、もちろん、自社サービスも Google のランキングアルゴリズム変更という「被害」に遭ったから。Nextag は「ウェブで最高のショッピングサイトのひとつ」なのに、Google は金を払った企業のページ(広告のこと?)や、出来の悪い自社サービス(名前は挙げられていませんが Google Product Search のこと)を優先している、と主張しています。結果として、ユーザーの利便性を損ってる、というのが Katz 氏の意見。言わずもがな Nextag の収益性も損われている、ということでしょう。最後は Google 批判でいつも聞かれるとおり、"Don't be evil" に従え、と締められています。



ここまでならよくある批判のひとつかもしれませんが、なにしろ Wall Street Journal が取り上げたせいか、Google もすぐ反論に出ました。Google Public Policy Blog では Katz 氏の記事をトピックごとに取り上げ、金で検索結果は変えられないし、検索結果は(Nextag のような)企業ではなくユーザーのためのものである、と回答。Google に限らず、検索エンジンがリンクを 10 件返すだけの時代は終わった、また Google と競合するサービスでも Google に広告を出すことは出来る。そして「みんな自社サイトが一番という気持ちは分かるけど」としつつ、嫌なら Yahoo! でも Bing でも、あるいは Google 検索結果から Google サービスを取り除く Google Minus Google でも使えばいいんじゃないかな、としています。

なんとなく噛み合ってるような噛み合ってないような言い合いではありますが、どちらもユーザの利便性を盾に議論を進めているのが面白いところ。まあ公正さはさておいても、Nextag のような企業にとって Google が類似サービスを展開することは十分な脅威ではありますし、その上で検索エンジンという動線を操られては適わない、という意見は理解できるものです。謎のアルゴリズムでランキングが上下するだけでも致命的なのに、Google の自社サービスまで割り込んでくるようになってしまった、と。最近では旅行検索の TripAdvisor が、Google 新サービス Places を同じように批判しています。

一方、総合インターネット企業として拡大を続ける Google にとってみれば、Product Search のようなサービスや Places のようなコンテンツ分野に踏み出していくのも自然な話。Google が良いと思って作った Google サービスが Google の検索結果で上位に表示されるのは、むしろ当然と言えるかもしれません。いずれにせよ Google が検索アルゴリズムを開示するとも、検索以外のサービスから撤退するとも思えない以上、なかなか落とし所の見えない話ではあります。



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Source: WSJ, Google
関連キーワード: google, nextag, search
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