Sponsored Contents

最新記事

Image credit:
Save

進行中のゲームを直接「演奏」するスーパーマリオ時空オルガン (動画)

Ittousai, @Ittousai_ej
2013年3月28日, 午後12:36 in Chris Novello
159シェア
0
3
0
156

連載

注目記事



写真の奇妙な機材は、アーティスト Chris Novello 氏が制作した電子楽器「Super Mario Timespace Organ」。ファミコンのスーパーマリオブラザーズを演奏しますが、スーパーマリオのを演奏するのではなく、また楽器でゲームをプレイするのでもなく、実行中ゲームのメモリ内容を直接操って、強いて言えばゲーム世界の法則そのものを演奏します。何を言っているのか全然分からないあなたは正常です。目を輝かせた異常者ともども続きの動画デモをどうぞ。



作者解説によると、Super Mario Timespace Organ の構成は自作のパッチベイ illucia (映像左上のカラフルな端子盤)と、Madrona Labsの木製マルチタッチ150鍵コントローラSoundplane (映像下)、そしてPC上で動くファミコンエミュレータ、スーパーマリオブラザーズのROM。

演奏デモでは最初こそマリオが通常どおりに走って跳ねてゲームを進行させますが、途中から急に空中を移動したり、背景やキャラクターの色やパターンが破綻してマトリックス的な「世界の真実」が垣間見えたり、どころか時間を遡ったり繰り返したりしています。これは実行中のスーパーマリオのRAMをリアルタイムに直接弄って、本来ならあり得ないデータをプログラムに処理させて実現したもの。

コントローラの役割は、 illucia がコードをつなぎ替えて特定メモリアドレスに外部データを送り込むため。Soundplane のほうはY軸がマリオの操作 (座標のY軸を直接書き換え)、X軸がメモリステートを遡った「時空操作」。

Timespace Organ では特定のメモリアドレスを改変しつつ、進行中のゲームメモリ内容を各フレームごとに保存しており、鍵盤 Soundplace を左右に撫でることで任意の時間に遡ったり戻したり、あるいは始点終点を押さえてループさせられます。これでいわゆるスクラッチ的な効果で演奏できるほか、プログラムが進行できないようなメモリ改変をした場合でも遡って演奏を続けることが可能。


マニアックな電子音楽の世界では、オモチャなどの音の出る回路をシンセに見立てて改造し、本来の用途とは違う音源に無理やり仕立てるCircuit Bending なる手法がありますが、作者は実行中のプログラムそのものを " bend " して思わぬ効果を作り出す表現手法 Codebending を提唱しています。Super Mario Timespace Organ はその一例。マリオでも単にランダムなアドレスにランダムなデータを送り込むのではなく、解析して面白い効果になる部分をパッチしているようです。

作者のいうコードベンディング用コントローラ illucia はハードウェアの設計図から Arduinoマイコンのコード、PCソフトウェアまでオープンソースで公開中。もうひとつのコントローラ Soundplane は汎用の入力機器として、Madrona Lab が1895ドルで販売しています。下は蛇足なおまけ動画。



キーボード奏者 ジョーダン・ルーデス (Jordan Rudess) が、Soundplane を紹介された際に初見で即興演奏した様子。さすがは自他共に認める「ウィザード」です。本題のcodebendingとは全然関係ありません。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

159シェア
0
3
0
156

Sponsored Contents