KDDI田中社長インタビュー:「ツートップはやりません」新 iPhone・Xperia・Galaxyなど今後のラインナップ
ネット上で「田中プロ」と呼ばれるKDDIの田中 孝司社長から、「話したいことがある」と言われたEngadget編集部。そこで今回、今後のラインナップについてざっくばらんに聞いてみました。
(インタビュー記事は全4本、各記事へのリンクは後半に)
二極化が進む、ギーク層と一般層
Engadget:いきなりですけど、どう考えても田中プロはギークですよね。KDDI 田中孝司 社長:そうなんですよ。個人的にはわけのわからない端末とか大好きだからね(笑)。Google Glass 使いました? なんて大変なんだ! って思いますよね、アレ。でも、楽しいんだ。この先が楽しみですよね。
時計型の端末が出るなんて話もあるけど、今、そういうブレイクスルーが起こりそうなものがちょっと出始めたよね、ってところです。ただ、今の段階だと一般の人が買う気にはならないかもしれない。まぁとにかく、そういう世界もあって、一般の人たちの世界と二極化している感じがしますね。

田中氏も注目する ドコモiPhoneの噂、au版ツートップ戦略の可能性
Engadget:噂される次の iPhone もソフトバンクとはバチバチにやっていくおつもりで?田中氏:それは当然です(笑)。そうだ、ドコモさんは iPhone 出すんですかねぇ? 何かの記事でドコモさんが「Readyだ」と言ったっていうのを読んだけど。どう思います? 出たらインパクトある?
Engadget:出る出るとずっと言っていた日経新聞が、最近、出ないと言い出したから、逆に出るかもしれませんね(笑)。仮に出れば、ドコモにたくさんいるフィーチャーフォンのユーザーがiPhoneに乗り換えそうだな、と思いますけど。
田中氏:それはありそうだねぇ。
Engadget:auに話を戻すと、いろいろな噂の記事をEngadgetでも記事にしているんですが、日本のキャリアで、iPhone も Xperia も Galaxy も HTC も出しているのは au だけですよね?
田中氏:え、節操がないって?(笑)
Engadget:エッジが立ちやすいし、バリエーションがあった方が楽しいと思っています。一方でドコモさんはツートップ戦略で、前線に立った2モデルはたくさん売れたようです。この戦略をauは参考にしますか?
田中氏:やっぱり、エッジは立てないとダメだよね、とは思ってます。定番系もあって当然なんですけどね。
ツートップみたいなことはやりません。そんなこと言ったって、お客さんはいろんな人がいるからね。無茶苦茶ラインナップ数をそろえるのかと言えば、それもなかなか難しい。まぁ、よくわからないし、お楽しみに。
(iPhoneについて)価格競争はしないつもりだけど、まあお互いに店頭でああだこうだと言い合うのは、盛り上がっていいのかな、と思っています。
Engadget:ちなみに、恒例の北米での発表会には行くんですか?
田中氏:まぁ、(発表会が)あればおそらく。 あれば、の話だよ。ここ変な風に書かないでくださいよ(笑)。
Engadget:ありがとうございました。
(KDDI田中社長へのインタビュー記事は以下の4本です。)
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