動画:18ローター搭載のVTOL機 Volocopter が初飛行に成功、バッテリー駆動で無線操作も可能
ドイツのe-volo が、18個のローターを搭載する垂直離着陸(VTOL)機Volocopter VC200の初飛行に成功したと発表しました。
VC200 はバッテリーで駆動する2人乗りの小型VTOL機。操作はコックピットの操縦桿のほか、無線コントローラーを使用して無人飛行も可能です。飛行の様子は続きの動画へどうぞ。
e-volo はVC200の特徴として、バッテリー駆動のため排気ガスなどを排出しないことや、操作が容易なため低コストでパイロットの育成が可能なこと、動作音が静かで振動がないことなどを挙げています。
性能については、最高速度が時速100マイル(約160km)、最高高度は7000m。バッテリーのみで駆動した際の連続飛行時間は20分。
飛行時間は今後のバッテリー技術の進化に伴い伸びる見込みですが、長時間飛行のために、当面はバッテリー用の発電機として燃焼式エンジンを搭載するとしています。
またe-volo はクラウドファンディングサイトSeedmatch にて出資を募っていましたが、最終的に目標の1200% となる120万ユーロの出資を集めることに成功しています。
こちらはVC200の元となったVC1。動画では飛行の様子や、座席の下に設置したバランスボールのような物体が着地の衝撃を吸収する様子も見られます。
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