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シグマ dp Quattroは「低感度撮影ならどこにも絶対負けない自信」、山木社長が吼える

Hiromu Tsuda, @boobyn
2014年2月18日, 午後12:19 in Cp+ 2014
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シグマが発表した単焦点レンズ一体型のデジタルカメラ dp Quattro は、CP+ 2014 でもタッチ&トライに長蛇の列ができるなど、高い注目集めていました。会場ブースでは、山木和人社長自らがプレゼンテーションを行い、性能をアピールしました。

dp Quattroシリーズは、レンズの異なる3タイプをラインナップし、それぞれ35mmフィルムカメラ換算で約28mm、約45mm、約75mmとなっています。レンズ交換式ではないため、広角側、標準、望遠の3タイプのカメラを用意した形。発売日や価格は未定。



画質重視をうたうシグマのdpシリーズは非常にクセのあるデジカメで、dp Quattroも汎用的に使いやすいカメラとは言いがたいものです。高感度撮影に弱く、低感度でじっくり腰を据えて被写体に挑むような撮影に向いていると言えるかもしれません。なお、汎用的なカメラでない点は山木社長自らも認めているところです。

dp Quattroは、これまでのdpシリーズと大きく変わった外観も特徴。一般的なコンパクトデジタルカメラやミラーレス機、レンズ交換式モデルと比べてもレンズとセンサー部と持ち手のところが大きく違うのがわかります。これはシグマいわく、印象的なデザインを狙ったのではなく、機能を追求した結果とのこと。

ボリューム感のあるグリップは非常に持ちやすく、指のかかりが良い印象です。今回、約45mm相当のレンズが付いたdp2を触りましたが、前に張り出したレンズ部分と後ろに重心のあるグリップ部分はボディのバランスもよく、見かけの奇抜な印象とはうって変わって、違和感を感じませんでした。レンズ上にあるアクセサリーシューにフラッシュなどを装着した場合は印象が異なるかもしれません。



dpシリーズの魅力は独自センサーとレンズ、といっても過言ではないでしょう。初代の頃からカメラの扱いにくさも踏襲しているものの、独特の解像感は見るものの、撮るものの心を奪う何かがあるように感じます。

dp Quattroでは、従来のFoveonイメージセンサーが刷新され、「Foveon X3 SENSOR Quattro」という新世代のセンサーを採用しています。

Gallery: SIGMA dp quattro | 18 Photos

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一般的なベイヤー方式のセンサーは、RGBの各色を一定の規則性をもって並べます。 2 x 2のマスがあるとすれば、対角にGを2つ配置して、残る対角にRとBを1つずつ置くような並べ方。1つのピクセルで、光を構成する特定の1色だけを取り込んでおり、この配列ではぷよぷよでもパズドラでも各ブロックが繫がらない状態です。このカラー配列は、1ピクセルの中にRGB(赤緑青)のいずれかしかないため、画像処理によって後から残る色を補完します。

その際、偽色と呼ばれる本来そこにないはずの色が発生し、モアレの要因にもなります。このため、多くのデジタルカメラはローパスフィルターによって、解像感を犠牲にしてでもモアレを抑えています。

Foveon X3センサーは、3層のCMOSセンサーでRGBの色情報を分離して管理します。前述したベイヤー方式は2 x 2マスでRGBを再現し、1ピクセルで取り込む色情報が1つ、残る色は後から補完している形である一方、3層構造のFoveon X3は光の三原色をそのまま取り込むため、偽色が発生せずローパスフィルターも必要ないとされます。ベイヤー方式の3画素あたりの情報をFoveon X3は1画素で生成できるので、ベイヤー方式とFoveonでは単純に画素数を比較できません。

センサーについては山木社長が詳しく説明しました。




新世代の「Foveon X3 SENSOR Quattro」は、3層構造のセンサーのうち、輝度をトップのセンサーで、色はトップとミドル、ボトムの3層で引き受ける構造になっています。有効画素数は29.4MPで、解像力としては39MP相当としています。解像力は現行DP Merrillよりも33%向上しているとしています。

なお、トップレイヤーが5424 x 3616ピクセルの19.6MP、ミドルとボトムレイヤーが2712 x 1808ピクセルの4.9MPとなっています。

ブースのプレゼンテーションで山木社長は「従来のロイヤルのお客さまから、なんかちょっとベイヤーっぽくなったなんじゃないか、日和ったんじゃねーかと言われているがそこは違うんだと言いたい」と話しました。これまで、3層ともに同じ解像度でしたが今回は異なります。山木社長はトップレイヤーとミドルとボトムに差をつけた背景に、データ容量が大きくなった点を挙げています。

これまでの1:1:1でやると、おおよそ60MP 相当になります。非常に大きなデータサイズになります。今回の変更で、約30MPとなり、これまで非常に評判の悪かった処理時間の高速化に成功しています

なお、処理エンジンも刷新しており、現行DP2 Merrillで一般的なRAW画像を処理した場合、キャプチャーから書き込み12秒かかっていましたが、dp Quattroでは5秒にまで短縮できるとしています。消費電力もデータサイズをコンパクトにしたことで抑えられるとしています。

このほか、ミドルとボトムが4.9MPとなったことでフォトダイオードが大型化します。高ISOパフォーマンスが向上するため、おおよそ露出1段分は改善するとしています。

とはいえ、そもそもdpシリーズは高感度に弱く、処理速度も遅いカメラです。山木社長は「一般的なセンサーのようにどんなシチュエーションでもまんべんなく撮れるというカメラではありません。ただ、低感度できちっとした写真を撮るという意味では、絶対どのカメラにも負けない自信があります。いわば二人しか乗らないスポーツカー。なのでミニバンを買おうとしている人にはお勧めできません」とコメントしています。




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