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チタン合金を3Dプリント成形したカナル型ヘッドホン LAB I 発表、16万円の数量限定モデル

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2014年2月19日, 午前09:40 in 3D Printed
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ファイナルオーディオデザインが、ボディを3Dプリンターで作ったカナル型ヘッドホン LAB I (ラボラトリー・ワン)を発表しました。材質にはチタンを採用。全世界150セット、国内は30セット限定の製品です。

 
3Dプリンターで扱う材質といえば、カラフルな樹脂やゴムのようなものを想像しますが、用途によっては金属粉を使うタイプもあります。LAB I が採用したのは64チタンと呼ばれる、チタン合金としてはポピュラーなもの。主成分のチタンに対しアルミニウム6%、バナジウム4%を含み、高強度かつ加工性に優れます。主な用途は、身近なところでゴルフクラブのヘッドや歯科のインプラント、人工骨など。航空機や自動車分野にも広く用いられます。

しかしチタンの3Dプリントにはやはり特有のノウハウが必要だったようで、ファイナルオーディオデザインでは LAB I の開発にあたり数多くの試作を繰り返したとのこと。さらに、チタン素材の表面仕上げに対しても、美しい光沢を得るには磨き職人の手による高度な仕上げ加工を要するなど、デジタル/アナログ織り交ぜた手間ひまが注ぎ込まれています。また、3Dプリンタ機材には NTT データエンジニアリングシステムズが、チタン加工技術にはプロポックスがそれぞれ協力したとのこと。

LAB I のドライバーには、ファイナルオーディオデザインとしては初となるフルレンジバランスドアーマチュアのデュアル構成を採用。内部の空気を流すための開口を設ける BAM(Balancing Air Movement)機構により、バランスド・アーマチュアの弱点といわれる音の平坦さを改善しました。また、不要な共振を抑えるチタン製の一体型ボディができたことで、聴き疲れの低減とともに低音の量感を増し、臨場感ある音楽再生が可能としています。

そのほか、ケーブルにはタッチノイズが乗りにくいフラットケーブルを採用、イヤーパッドは遮音性重視と共振音の少ない2種類を付属するなど、徹底した音質対策をとっています。

発売は2月28日で、国内販売数は限定30セット。直販価格は税込み16万円です。

なお、素材にチタンを使う3Dプリンター自体は新しいものではなく、最近では工作機械や金属加工技術を持つ Renishaw と英国の Empire Cycles のコラボにより、マウンテンバイクのフレームをチタン素材で3Dプリントした事例が報じられていました。






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