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CAMP HACK DAY 2014アイデア発表会:テントファイヤーってなんだ? キャンプの不便を解決するアイデア

Ayako Nakamura
2014年7月23日, 午前11:10 in Amadana
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7月12日・13日に新潟県燕三条のスノーピークキャンプフィールドで開催したCAMP HACK DAY 2014アイデアソン。「アウトドア+大容量電源+インターネット」のテーマで、新商品のアイデアを考えます。

こちらではアイデアソン2日目とアイデア発表会の模様、7月26日のDemo Dayへ向けてのフィードバック内容をお伝えします。

Gallery: CAMP HACK DAY 2日目 | 95 Photos

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Gallery: CAMP HACK DAY 2014 1日目 | 143 Photos

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CAMP HACK DAY 2014とは?

「アウトドアを、テクノロジーで楽しくしてみよう。」をテーマに、ITから一番遠そうなアウトドアをITで変えてみたい。Yahoo! JAPANはインターネットを軸にしたHackathon "Open Hack Day"を、Engadgetも工作を軸にした "電子工作部 "などを開催してきました。しかしどちらもインドア止まりのイベント。一方amidusはアウトドアシーンを楽しむためのバッテリーなどの商品開発に取り組んでいます。ネット、工作、プロダクト。一緒に考えたらどんな化学反応が起きるだろう、と考えて三社で共催することになりました。

7時 朝食:夜体験したできごとや新しいアイデアを共有する



アイデアソン2日目の朝を迎えました。夜遅くまでアイデアを詰めていたチーム、早々と就寝したチーム、親睦を深めたチームとさまざまな夜を過ごしたようです。

ホットドッグと2種類のスープで朝食を取りながら、夜各自が体験したできごとや新しいアイデアを共有していきます。

7時30分 最終ディスカッションと作業:発表会に向けて最後の調整



初日のアイデアソンでやり残したことや夜テントで過ごしてみて感じた新しいことを反映したアイデアをストーリーボードに書き写すなど、急ピッチで作業を進めます。



発表用の絵を書いたり、色を塗ったりと各グループごとの特徴が出てきました。




ストーリーボードや付せんを見なおして最終調整しています。複数のアイデアから発表用のアイデアを選ぶのは楽しくも難しい作業です。




カメラに振り向く余裕を感じるグループやアイデアシートから目を離せないグループなど時間が経つごと雰囲気が変わってきます。



時折、笑い声も聞こえてくるようになりました。面白いアイデアが生まれたのでしょうか?




別チームの人を誘って「HACK」の人文字を撮影するグループも登場しました。皆さん楽しそうですね。

9時 アイデア発表会:ITでアウトドアを変えられるか真価を問う

いよいよ発表会の時間になりました。アウトドアをITで変える商品のデビューが近づくのか、遠のくのか、発想力やプレゼン能力が試されます。発表は手を挙げる速さとじゃんけんで決め、個人チーム4、ヤフー若手チーム、ヤフー大人チーム、チームアインシュタイン、チームVixen、チーム日産、個人チーム1、スリーピークス、チームゆるコミュ、チーム生美の順となりました。

個人チーム4:お風呂とトイレの課題を解決する「バイオマスIHヒーター」




バイオマスIHヒーター:お風呂とトイレは連動しており、トイレで用を足すとバイオの力で分解して熱エネルギーを起こします。そのエネルギーを使ってお湯を沸かす仕組み。なお、お風呂は風情を演出するためにあえてドラム缶を採用しました。女性が夜のトイレに行くことが恐い問題、一人での入浴は危険を感じる問題を解決したり、カップルがトイレとお風呂でも一緒に居られるメリットがあります。

「トイレをした後にお風呂に入れる。つまり、ウォシュレットを使う以上にきれいになる!」との説明に、笑い声が上がりました。

なお、バイオエネルギーを使うため会場からは「大容量バッテリーはどこで使うの?」と質問が入りました。以降の発表も大容量の電気を常時必要としないものには「大容量バッテリーは?」と質問が飛び、即興で追加アイデアが登場するきっかけになりました。

ヤフー若手チーム:キャンプ初心者でもご飯がうまく炊ける「米の炊きあがりが分かる飯ごう」虫取りをもっと楽しくする「虫探しゲーム」夜のキャンプ場でも安心「自分のテントの場所を通知してくれるデバイス」




米の炊きあがりが分かる飯ごう:キャンプ/アウトドア初心者が米をうまく炊くことができない問題を解決。飯ごう本体のセンサーで温度、湿度、圧力を検知。センシングしてスマホアプリに通知し、飯ごうの状態が確認できます。

虫さがしゲーム:キャンプへ来ているのにインドアの遊び(DSでのゲームなど)を続ける子供の問題を解決。子供の興味を引く虫取りに着目し、虫かごにカメラを付け、捕まえた種類に応じてポイントを付けるゲーム性をもたせます。

自分のテントの場所を通知してくれるデバイス:視認性が悪い夜にテントから離れてしまうと、テントが密集した場所では自分のテントが分からなくなる問題を解決。GPSを活用し、現在地からテントまでのルートが地図上に表示されます。テントに近づいたりボタンを押すと、LEDデバイスが光って通知します。

ヤフー大人チーム:虫に刺される、雨や夜露に濡れる、天候によっては星空が見れないなどの問題を解決する「マジックミラーテント」




マジックミラーテント:​テントで使える180度プロジェクターです。
カメラとプロジェクターが一体化しているデバイスを分離してカメラ部をテントの外側へ、プロジェクター部をテント内部床中央へ設置します。起動させると外で撮影した景色を180度のプロジェクターでテント内部に投影できます。「テントにいながら濡れずに、虫にも刺されずに周りの景色を見られる」とうたいます。活用事例は水中の模様を投影する、恐竜の姿を投影するなどを想定しています。

チームアインシュタイン:ハンモックでくつろぐ体験をもっとリッチにする「ゆらぎ2.0(仮)」




ゆらぎ2.0(仮):ハンモックを揺らすためのアタッチメント部分とソフトウェアを開発し、アタッチメントのフックにハンモックを引っ掛けて独自のゆらぎを再現します。ゆらぎデータは共有、アップロード、ダウンロードができ、ユーザー評価の高いゆらぎ、心地よい風に吹かれているゆらぎ、初々しいカップルの彼女が揺らしてくれるゆらぎ、息子に揺らしてもらったゆらぎ体験などを遠隔で再現できます。

チームVixen:コンセプトの方向性を報告




チームVixenは意見が揺れてしまい、現在はコンセプトが見えてきた状態であることを発表。ビクセンは天体望遠鏡、双眼鏡などを開発販売する総合光学機器メーカーです。今回はビクセン社員と一般の方の混合メンバーでの参加でしたが、キャンプを楽しむアウトドア派が多くモノづくりにも長けているからこそアイデアが行きつ戻りつしてしまった、と苦労したようです。
アイデアが出てきても「これは会社の会議室で出てくる内容とどこが違うのだろう」と思い悩む時間もあったそう。やっとコンセプトが見えてきたので26日までに詳細を詰めていきたい、と意気込みを宣言しました。

チーム日産:野外にいると虫に刺される問題を解決する「マイクロロボットで虫と戦う!」




マイクロロボットで虫と戦う!:野外の虫と戦うソフトウェアおよびゲームとデバイス。VR(ヴァーチャル・リアリティ)ヘッドセットのOculus RiftとモーションセンサーのマイクロソフトKinectを使う、バーチャル&リアルゲームです。ゲーム上の虫を攻撃するとピーク君と名づけたデバイスが連動して外を飛び回って直接虫を倒します。ゲーム上のシーン設定は有料アプリで変更可能。なお、ピーク君はスノーピークのロゴをモチーフにしたロボットです。ゲームは消費電力が大きいので大容量バッテリーを使用します。

個人チーム1:一人でキャンプをしている時のコミュニケーション全般の課題を解決する「俺のテント」




俺のテント:「テント内部から外側に向けてプロジェクターを投影し、自己主張する」がコンセプト。テント内部に設置したプロジェクターを使い、自分の情報を外側に向けて投影。個性を演出する情報は、都会からどれだけ離れたのか、その距離や自宅との高低差のほか、その日付いたFacebookのいいね!数、TwitterのRT数、撮影した写真データを投影するなどを想定しています。なお、イチオシの活用法は「痛テントです!」とのこと。
会話のきっかけやコミュニケーションツールとしても使うため、複数のテントと連動したアートプロジェクトやリアル脱出ゲームなども大容量バッテリーを使う活用事例アイデアとして挙がっています。

スリーピークス:食事をもっと楽しくする「食材探しアプリ」「温冷調理ドーナツ型鍋」「クルクルクッカー」




食材探しアプリ:野外で食べられる食材を探し、写真を撮影してアップロードすると、それが安全かどうか確認できるアプリ。



温冷調理ドーナツ型鍋:中央部では温かい物を、周囲部では冷たい物を調理できます。また、保温や保冷機としても使用可能です。



クルクルクッカー:バーベキューをもっとエンターテイメントにする、がコンセプトです。焼いている機械の熱量や肉芯の温度をセンサーで検知し、スマホで温度と回転速度を管理できます。塊の肉だけではなく、ドラムに串を挿すことも可能。他にも連動しているスマホを振ると回転内容が変わったり、LEDの光を当てて肉をより美味しそうに演出するなど楽しさを与える機能を搭載。なお、GPSを搭載し、バーベキューをしている状態と位置をシェアすることで近くにいる人とコミュニケーションを図る機能も検討しています。


チームゆるコミュ:キャンプで出会える人とのコミュニケーション課題を解決する「ゆるいコミュニケーションを実現するゲーム体験型ブレスレット」新しいモバイルバッテリーを提案する「ハンガーチャージャー」




毎年、年越しキャンプをするメンバーが在籍するチームはキャンプの楽しさを「出会える人たちとのコミュニケーション」と位置づけます。

ゆるいコミュニケーションを実現するゲーム体験型ブレスレット:ブレスレット型デバイスはスマホと連動して動作します。近くに同じブレスレットをつけた人に近づくと光で通知したり、搭載しているGPSを使うと遠くのブレスレットでも場所の特定が可能。鬼ごっこや、仲間探しなどに使って欲しいとそうです。

ハンガーチャージャー:ハンガー型充電器で、ハンガー底部のバーがバッテリーになっています。ブレスレットを充電したり、ハンガーから取り外して直接水を入れたカップラーメンの容器に差し込んで沸騰させる、というアイデアもあるそうです。

チーム生美:キャンプ場でキャンプファイヤーをしたい要望を叶える「TENTFIRE」




TENTFIRE:キャンプファイヤーをやりたいニーズに対し、薪の使用が禁止されているキャンプ場があること、薪に火をつける手間がかかるためキャンプファイヤーが敬遠されているという問題を解決します。テント内側に設置したプロジェクターを使い、プロジェクションマッピングでキャンプファイヤーの炎を演出します。まるでテントが燃えているかのような効果が出るとのこと。
ネット連携機能を使用すると、複数テントのプロジェクターと連動して同じ風で炎がゆらいでいるよう演出可能。なお、活用事例は冷蔵庫の保温剤に使用されているベルチェ素子を使い、テントの外を炎のように温めながらテント内は冷やす機能を想定。ベルチェ素子の働きで外の熱を感じずに涼しく過ごせます。また、課金で炎を出すオプション機能を提供します。なお、複数テントを連動させる際に大容量バッテリーを使用します。

最後に「燃やそう、すべてを。」の決めセリフが登場。会場を爆笑の渦につつみながら全てのチーム発表が終了しました。


アイデアソンの成果は十分。Demo Dayに向けて挑戦は続く

中間発表会終了後、各社からコメントとフィードバックがありました。どんなアイデアが求められるか、アイデアを刺激するヒントなどは7月26日のDemo Dayに向けて各チームの参考になる内容です。残り2週間でより良いアイデアを出すことはできるのでしょうか。


左:amidus/amadana田淵さん 中央:コプロジェクト・エム末次さん 右:日産自動車押野さん

日産自動車 押野さん:
今まで移動の手段として使われていた自動車は、電気で走る車が登場したことにより、動く巨大な電池としての活用が考えられるようになった。80年も自動車を作って移動手段として売ってきた日産自動車としては、初めて扱う付加価値かもしれない。
今回キャンプというテーマの中で、自動車メーカーでは考えられない"自動車からの電気の使い方"のアイデアをいただき、動く巨大な電池としての可能性を非常に感じた2日間となった。
中間プレゼンで大容量バッテリーの活用について議論が盛り上がったが、電気を使うことが目的ではなく、あくまでもやりたいことを実現する自由度が広がったと思ってアイデアを考えてもらえればと思う。


左:スノーピーク西村さん 右:ヤフー村上さん

スノーピーク西村 康司さん(国内営業本部 営業部 販促・店舗構築課マネージャー):
楽しく発表を見ていたが、やはりまだ参加者のアイデアは屋内のモノやコトを外に持ってくるイメージであると感じた。スノーピークはキャンプ用品メーカーとして常に野外で活動しているのでそう思ったのだろう。できたら2泊3日のキャンプ日程を組んで、1日目はまずキャンプだけを楽しみ、2日目からアイデアソンをするとより現実的なアイデアになったのではないか。せっかくキャンプフィールドで過ごしたので、もっと意識を野外に向けてその中で得られたものを活かしてアイデアを修正してほしい。

ヤフー村上臣さん(CMO):
私自身とても楽しく過ごした2日間だった。中間発表の内容は、意外と大人しいかな?という印象をもった。(商品化を目的としているからか)ハッとするようなアイデアが見られないのが少々残念。もっと突き抜けたアイデアを出してほしい。また、電源があるアウトドア生活がまだ実感できていないように思う。その影響か、家でやっていることを外に持ってくるという概念から抜け出せないのではないだろうか。キャンプなどの非日常は、子供だけではなく大人も色々なことがアップデートされる『ハレ』の体験。その体験を活用できるアイデアなどを考えてみると良いだろう。これからDemo Dayに向けて各チームブラッシュアップをしていくことだろう。Demo Dayでの発表を楽しみにしている。


7月26日のDemo Dayに向けて

アイデアソンは終了しましたが、商品化を目指す作業はこれからが本番です。もしかしたら中間発表とは全く違うアイデアになっているかもしれないですし、機能に変化が起きているかもしれません。Demo Dayでどんな製品が披露されるのかとても楽しみです。当日の模様は開催後改めてお伝えします。


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