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Eyefi CEOインタビュー:「競合はアップル iCloud」「日本はEyefi人口世界一になる可能性がある」

Shinichi Sekine, @sekine_s
2014年7月23日, 午後10:01 in Cloud
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アイファイジャパンは7月15日、クラウドサービス『Eyefiクラウド』の国内展開を発表しました。

来日した米アイファイCEOのMatt DiMaria氏(写真中央)、共同創業者 兼 技術担当ヴァイスプレジデントのBerend Ozceri氏(写真右)、そしてアイファイジャパン代表取締役の田中大祐氏(写真左)に、新サービスや今後のビジネス展開について訊いたインタビューをお届けします。

Eyefiクラウドでは、無線LAN内蔵SDカードからクラウドにアップロードした写真を端末に同期する機能が利用できるようになりました。日本での展開は米国に続いて2番目ですが、7月から9月にかけて、世界の約40カ国で展開予定です。インタビューでは日本向けの調整内容や、他のクラウドストレージサービスとの違いなどについて語っていただきました。

Engadget:サービス開始からまだ日が浅いですが、日本でのサービス展開の現状について、ユーザーからのリアクションはいかがですか?

DiMaria氏:データとしては、予想よりも速いペースでユーザー登録が伸びています。我々は日本のユーザーはこのサービスを使う人口としては世界一になる可能性を秘めていると考えていますので、Eyefiクラウドが日本のユーザーに受け入れられていることはとても嬉しく感じています。

Engadget:自社サービスの魅力とはどのような部分にあると考えていますか?

DiMaria氏:一言で言えば、『taking great photos everywhare』(どこでも写真が撮れる、どこにでも写真を持っていけるの掛け言葉)です。これはデバイス間で写真が同期できるようになったことで実現しました。Eyefiの新しいキャッチコピーにもなっています。

Engadget:サービス内容の面で、日本での展開に合わせて調整した部分はありますか。

DiMaria氏:アメリカでEyefiクラウドをローンチしたのとほぼ同時に、日本でもβテストを行っていました。日本でのサービスではこの時のフィードバックを反映しています。具体的には、写真の表示の仕方やボタンの配置といったUI周りの調整と、スマートフォンの容量と回線を極力圧迫しないような改善を行いました。

今回新機能として追加したデバイス間の同期機能は米国でも好評ですので、日本のユーザーの方にも是非使って頂きたいと思っています。

Engadget:日本市場において、スマートフォンで写真を撮るユーザーが、Eyefiクラウドを使うメリットはありますか?

Ozceri氏:我々はスマートフォンをメインで写真を撮るユーザーも、重要な顧客ととらえています。プラットフォームを意識させずに写真をやりとりできる点で、Eyefiクラウドの利便性を感じていただけると思います。特にライトユーザー層にとっては、カメラから写真を取り出すのは(記録メディアを取り出すだけなので)比較的簡単だと思いますが、スマートフォンで撮った写真をタブレットなど他の端末に移すのは、少し工夫が必要です。AndroidのスマートフォンとiPadを一緒に使っている場合でも、こうした点がメリットになると考えています。

Engadget:Eyefiクラウドを使用する際の処理スピードや回線など、負荷という面で工夫しているところはありますか?

Ozceri氏:まずご説明しておきたいのは、ほかのクラウドストレージサービスとの違いです。すなわち、アップロードされたファイルが更新されるか、されないかの違いと言えます。一般的なクラウドストレージサービスは、同じファイルが更新される前提で運用していますので、更新を監視する分の負荷がかかります。Eyefiクラウドでは、一度アップロードした写真は更新されない前提で運用していますので、ファイルを監視する部分の負荷がありません。

また、Eyefiカードからデータを転送する際には、画像データとメタデータを分けて転送します。メタデータの容量は小さいのですぐに同期が完了しますが、画像データはそのまま各デバイスには同期されません。受信する端末に合わせた画像サイズにリサイズすることで、回線負荷の軽減を図っています。最も負荷がかかるタイミングは、クラウドにオリジナルの写真をアップロードする時か、ダウンロードする時でしょう。

Engadget:日本市場での競合サービスはどこだとお考えですか

DiMaria氏:カメラからクラウド経由でPCや携帯端末に写真を同期・共有するところまでを一貫して提供できるサービスは、現状Eyefi以外には無いと私は思っています。ただ、もし一企業を選ぶのであれば、アップルのiCloudが挙げられるでしょう。ユーザーが使用するデバイスがすべてMacやiOSデバイスであれば、クラウドとデバイス間でデータを同期するという点で、Eyefiクラウドとよく似た体験を提供していると思います。

アップルとの最も大きな違いは、iOSだけでなく、AndroidやWebのプラットフォームでも利用できるサービスを展開しているという点です。また、ファイルの同期サービスは他にもいくつかありますが、そういったストレージサービスには、すべてのファイルタイプに対応していなければならないという制限があります。Eyefiクラウドではデータが更新されない"写真"というファイルだけを念頭に作られていますので、その点が他のサービスと異なります。

Engadget:年間5000円という料金設定についてお聞かせください。

DiMaria氏:結論から申し上げれば、決して高い料金ではないと考えています。月で割ればだいたいスターバックスコーヒー1杯分くらい。ほかのクラウドストレージサービスの多くは、利用する容量によって料金が変わってきますので、容量と保存期間が無制限で定額利用できるという点は、クラウドサービスを選ぶ上でのひとつの強みと考えています。

また、Eyefiクラウドではサービスを十分に体験していただくために、90日間という比較的長い無料期間を設けました。中には無料期間のうちに利用をやめてしまう方もいらっしゃるでしょうが、Eyefiクラウドのデバイス間同期機能に利便性を見出してくださったユーザーにとっては、最終的に納得感のある料金なのではないかと考えています。

Engadget:日本で成功するためにキーとなる要素はどのようなものになると考えていますか?

田中氏:日本で受け入れてもらうために最も大きな要素は品質です。サービスにおいて約束したことが必ずできるというのは、日本のユーザーに対して必須の項目だと思います。

日本の場合は、やりたいワークフローが決まっているユーザーが多いと感じています。言い換えると、ユーザーが自分好みにカスタマイズできることが重要なのです。今回、日本でローンチするときに私が要望として出した項目の一つに、IFTTT(イフト、独自のプロファイルを用いてWebサービス同士を連携させられるサービス)との連携を入れました。Eyefiのユーザーには、『これができるから使う』のではなく、『自分のやりたいことができるから使う』というスタンスの方が多いということですね。

Engadget:Wifi内蔵のデジタルカメラが増えてきていますが、そうした中でEyefiの立ち位置は、今後どのような形になると考えていますか?

DiMaria氏:ユーザーにとって、写真をWebやクラウドにアップロードするための選択肢が増えたと見るべきかと思います。たとえばWifi内蔵のカメラがスマートフォンに写真を送る機能を持っていれば、写真をスマートフォンからEyefiに取り込むことができますし、全自動というEyefiの特徴を活かすのであれば、Wifi内蔵のカメラであっても、通常通りEyefiカードを使っていただくこともできます。どのような活用方法をとるにせよ、ユーザーの好みに合わせた使い方の幅が拡がったということです。

Engadget:今後、各メーカーのカメラ自体をEyefiクラウドに対応させる構想はありますか

DiMaria氏:もちろんあります。カメラに限らず、接続性を持つデバイスであれば、どのようなデバイスでもEyefiクラウドに繋げていきたいと考えています。我々としても、いつでも対応できるよう、すでにAPIを用意しています。

Engadget:近い将来にイメージしているEyefiのサービス像とはどのようなものですか

Dimaria氏:いつになるかはわかりませんが、写真を撮ったら、自然にどのデバイスでも見られるようになっていることを当たり前にしたいと考えています。

デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真を一つの場所にまとめ、プラットフォームを問わず同期させるということを実現できている企業は我々だけです。Eyefiがスタンダードになるというのは言い過ぎかもしれませんが、いま我々がやっていることが多くのユーザーに認められて、広く受け入れられるようになることが、ビジネス上の使命だと考えています。

Ozceri氏:Eyefiはカメラにコネクティビティを付加したらどうなるかというのを世に示しました。ある意味では、カメラ業界がそれに追随してきたという部分もあると思います。今回はデバイス間で写真を同期するサービスを始めました。まずは新しいことをやってみて、それが広くユーザーに受け入れられれば、業界もそうした方向に動くと思いますので、そうした方向性を提案し続けることが大事だと思っています。

Engadget:ありがとうございました。




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