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ヤフー2014年度第1四半期決算説明。スマートフォンシフトは順調、ワイモバイルの展望に期待感

Ayako Nakamura
2014年8月1日, 午前10:01 in Announcement
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ヤフーは7月31日、2014年第1四半期決算説明会を開催しました。第1四半期として過去最高の売上高を記録したものの、営業利益はeコマース戦略の影響で計画通り一時的に減収。本戦略の影響は2014年第2四半期まで続くとのこと。

また、8月1日よりスタートするワイモバイルとの連携と展望に関しても説明されました。

発表会内容の一部をお伝えします。

Gallery: ヤフージャパン2014第1四半期決算発表会 | 51 Photos

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2014年度第1四半期決算概要:数値から見る今期は「踊り場の四半期」と語る宮坂氏




まず、代表取締役社長 最高経営責任者宮坂 学氏より本四半期の概要説明がありました。



2014年第1四半期は第1四半期としては過去最高の売上高を記録。なお、売上高更新は18期連続となりました。営業利益に関しては2013年10月7日より打ち出した「eコマース新戦略」の影響で一時的に減収。この影響は次期第2四半期まで続くとしています。一方で、本戦略によりオークション関連取扱高が順調に伸長し、ショッピング関連においても4月のみ消費増税による価格上昇の反動はあったものの、成長を維持しました。

また、サービス利用者のPCからスマホへの移行は順調に進行。スマホDUB(1日あたり利用ブラウザー数:Daily Unique Browser)が50%を突破。スマホ広告売上高比率は30%を超え、スマホ経由のオークション+ショッピング関連取扱高も30%を超えました。



eコマース新戦略はヤフーショッピングの出店料金とロイヤルティを無償化し、同時にヤフオクの利用料金と出品料金を無償にするビジネス戦略。これにより、店舗オーナーはECサイトの運営に注力。店舗増と購入者増を図り、ヤフーはロイヤリティの収入から広告で収益をあげるビジネスモデルに転換しました。




四半期売上高構成比のうち広告関連売上高は合計で46億円増加。前年比で8.8%増となりました。ディスプレイ広告は「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」が好調で売上を押し上げ、前年比19.7%増。検索連動型広告はスマートフォン経由での広告が伸長。前年比3.4%増でした。




スマホに関する売上高を見ていきます。本四半期のスマートフォン広告売上高は前年比87億円増、93.9%の増加。eコマース売上高は、スマートフォン経由比率で23.6%から31.8%と8.2%増加しました。

メディア事業、広告事業について:検索連動型広告における減収の特殊要因は「IEの"ホーム"にヤフーTOPページを指定していた一部ユーザーの移行遅れ」


続いて各サービスの状況について詳細な説明に移ります。




メディア関連事業の提供サービス中、上位20サービスのDUBは順調に推移。iOSとAndroidアプリのダウンロード数も引き続き伸びて前年比で2倍に成長、累計1億9000万ダウンロードを突破しました。

検索連動広告の伸びが鈍化した特殊要因は、本年4月から5月にかけて話題となったInternet Explorerの脆弱性によるIEから他ブラウザへの乗り換え。従来のIEユーザーが「ホーム」にヤフーTOPページを指定していたものの、他ブラウザに乗り換えたことでその設定変更に遅れが生じたと推測しています。

本脆弱性は、悪意のあるコードを含むコンテンツにアクセスするとそのコードが実行されるため、アプリの以上終了や攻撃者によるPC乗っ取り(悪意のある制御)などが発生する可能性があるというもの。マイクロソフトが発表し、情報処理機構(IPA)もアナウンスを出しました。




PC経由の検索数が減少傾向である一方、スマホ経由は増加。検索連動広告の検索あたりの売上はPCの方が高いため結果的に減収要因となりました。



検索連動広告の売上目標は以前からコンサバであったが、さらに一桁前半程度の成長を見込むよう修正していくとのこと。




デバイス別の利用ではスマホのDUBが増加。スマホにおけるYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク:Yahoo! JAPANや主要提携サイトのコンテンツページに広告を配信するサービス)がPCと同等であることから「スマホの利用者が増えれば増えるほど、収益のマネタイズが良い方に働くようになっている」とし、スマホシフトの成功に自信を表明。同時に「YDNの売上高の拡大余地は大きい」収益の柱となるデバイスとしてのスマホの可能性に言及しました。



「今後、デバイスの多様化や技術革新により検索に加えて"パーソナライズ"による情報取得が進む。検索窓を使用せず、ビッグデータを使ったパーソナライゼーションで売上を伸ばしていけると思っている。」とヤフーサービスへのアクセス方法の変化にも対応していけると結びました。

ワイモバイルに期待感:プレミアムサービス「Yahoo!プレミアム」のサービス拡充と新カンパニー設立。明日からのワイモバイルサービス開始で収益源の拡充を図る



Yahoo!プレミアムは従来Yahoo!オークションの利用に加入が必須であり、ヤフーにとって重要な収益源の1つでした。しかし、昨年10月のeコマース新戦略により必須条件から外れたため新しいサービスの価値を模索する必要がありました。それに伴い、専門のパーソナルサービスカンパニーを設立。プレミアム会員を独立したサービスとして定義して価値を追求しました。




特にYahoo! Japanサービスの利用拡大を念頭に置き、ECに限らない特典を拡充。また、8月1日よりサービス開始となるワイモバイルとの連携により、会員数増加を目指します。

ワイモバイルとの連携で、特に目玉と位置づけているのが「パケットマイレージ」サービス。ヤフー提供サービスの利用実績に応じて翌月に利用可能なデータ通信量を獲得できます。「従来、データ通信量はただ目減りしていくだけのものだった。この取組はスタートしたばかりなので、その成長度は未知数。しかし、ヤフーを使えば使うほどお得になるモバイルサービスを提供したい。」と期待感をにじませました。

質疑応答:検索連動広告における減収の程度と、今後の展望。ワイモバイルとの連携について





Q: 先ほど、減収部分を検索連動広告と説明された。これは一時期的なものと捉えているのか?

A:本四半期に関しては踊り場的な時期。以前より広告連動広告の予測に関してはコンサバ路線を取っており、それを更に踏襲したと考えていただきたい。

Q: ワイモバイルサービス開始のヤフー収益への影響はどの程度と予測している?

A: 直近はプレミアム会員との連携によるシナジーを考えている。内部的には高い目標を掲げているが、公表すべき内容ではない。長い目で見れば、Androidの基点獲得やリアルを活用したさまざまなシナジーなどを想定しており、順次実現していきたい。



Q: ヤフーにとっての中期的な目標について聞きたい。Eモバイル買収時、宮坂氏は「広告の他にヤフーとして新しいビジネスモデルを獲得したい」とその狙いを説明していた。現在、ワイモバイルは別会社となり、回線収益は見込めなくなった。中期目標である「201x年3月期までに営業利益3300億円」に対し、他に必要になっていく事業展開はどのようなことと考えているか?

A: 「強い事業を伸ばす」ことが第一。現在ヤフーが強みとしている広告とEコマースをまず長い目で見て2桁成長し続けること。会社としては新しい事業を常に起こしていくことが大事だと考えており、広告Eコマースに続く新しい第3・第4の事業を考えていきたい。従来より目標として掲げている「201x年3月期までに営業履歴3300億円」は、広告とEコマースの営業利益を2桁成長させていくことで、最終的にこの目標へつながる。まだまだこの分野は成熟しきっておらず、数年単位で見れば右肩上がりであると考えており、売上を伸ばす余地はある。ただし、事業として何か不測の事態に備えることは必要であり、それが第3・第4の事業と捉えている。

Q: 電気料金が全国的に最近高くなっているが、経営へのインパクトは?

A: ある程度はインパクトはあるだろうが、こればかりは与えられた要件の中で努力していく。一般的な意見としては、圧倒的なコンピューティング能力とハードウェアが集約する拠点がデータセンターであり、電力で稼働するサーバを使用している以上その環境を改善、強化していく必要はあるだろう。そのため、最終的には電力的な料金が安い国がデータセンター集約の拠点となる可能性は十分ある。もっとアジア全域から日本のデータセンターに預けたいと思われるような産業構造を作っていくことは面白いのではないか。

Q:Eコマース関連の売上に関して。消費増税の影響がありながら、昨年度より伸びているとされているが、今現段階の影響は?

A: 要因で言うと、今年の3月の流通を押し上げたのは購入単価の増加。消費増税前に高い単価の商品が購入されたためである。4月はその反動で売上は下がった。eコマース新戦略の効果で売り場の力がついたため、流通総額としては前年割れせず100%を記録した。5月と6月は連続で100%を超えているので影響は落ち着いたと考えられるが詳細は不明である。

Q: 検索連動広告が伸び悩んでいる、すなわち単価が伸びていないのだが、スマホにおけるヤフー検索のシェアはどの程度なのか。

A:内部調査によると、iOS経由の利用に関しては Google検索とほぼ同等。Android経由の利用は3割程度でGoogleが優位である。iOSのシェアはジリジリとあがっており、全体観としてはスマホの検索は市場の成長率を超える成長で推移していると考えている。

Q: 動画広告について。動画元年が来ると言われているが、どのような展開が期待できると考えているのか。

A: 動画の再生はスマホとタブレットの普及のおかげか、力強く伸びている。インターネットで映像を見ることが普通になっている。今後は我々が良い商品を投入すべき時期と考えている。

Q: 直近でプレミアム会員数が減っている理由は?ワイモバイルの収益がヤフーに対しての経営に与えるインパクトは?

A: プレミアム会員は大きく分けてヤフーからの加入者と、ソフトバンクとの提携による加入者がいる。ソフトバンクからの加入者は携帯の回線数と連動するところが多く、今年の3月に加入者が増えた。一方残念ながら解約率はヤフーのチャネルに比べて高く、4月以降の解約率が加入者より増えたため純減した。

ワイモバイルに連動したプレミアム会員加入数に関しては、8月のサービスイン後に急激に伸びるだろうと考えている。ワイモバイルをヤフーとして提供すると発表した(Eモバイルの買収発表)当初は、通信事業そのものの売り上げ貢献、プレミアム会員におけるシナジー効果、Androidの基点獲得や他商材の売上などが将来的な収益と捉えていた。

その後サービス提携に座組が変わり通信事業としての売り上げ貢献はなくなったが、プレミアム会員のシナジー貢献はあると考えている。直近の規模感は具体的に回答はできないが、回線増加に連動して確実に積み上がっていくと考えている。回線契約に連動したプレミアム会員加入を促していただき、それに対しての売上収入を得る方法で考えている。





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