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ソニー、PS MobileのサポートをAndroid 4.4.3「以降」終了。端末追加も終息しPS Vita向けに注力

Ittousai, @Ittousai_ej
2014年8月6日, 午後09:15 in Announcement
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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ソニーが PlayStation Mobile (PSM)のサポートを Android 4.4.3「以降」の端末について終了することを明らかにしました。

よくある「新OS対応で旧端末切り捨て」ではなく、PSM自体が今後の新OSには非対応となる発表です。今後のAndroidではこれまで購入したゲームやアプリがサポート外になり動作しない可能性があります。次期バージョンの Android L ではストアへのアクセスや再ダウンロードも不可になる予定。

また今後はPSM対応の PlayStation Certified端末を追加する予定もなく、PlayStation Mobile はPS Vita および PS Vita TV向けの開発環境として継続します。





2012年末から本格スタートした PlayStation Mobile (PSM)は、「PS Vitaはもちろん、スマートフォン、タブレットなど、端末の垣根を超えて、もっと手軽に、もっと自由に「プレイステーション」の世界を楽しむ事ができる」というふれこみの独自ゲームプラットフォーム。

伝統的なゲーム機ビジネスでは、ハードウェアの販売企業が開発環境やソフト流通までのエコシステムを掌握する「プラットフォーマー」として、臣民に対する君主がごとき立場を演じてきました。

しかしスマートフォンやタブレットなど、独自のエコシステムを持つ非ゲーム専用デバイスの市場が拡大したことで、これまでゲーム機会社にソフトを供給してきたデベロッパーやパブリッシャーはアップルや Google といった新たな領主の元で商売ができるようになり、ゲーム機プラットフォーマーはゲーム界の支配者としての地位を相対化されつつあります。

SCEが2011年に旧称の「プレイステーション スイート」として発表したPSMはこうした状況を背景に、Androidというオープンプラットフォームの上にもう一段の「仮想ゲームマシン」とでもいうべきプラットフォームを構築し、そのなかでかつての「プラットフォーマー」としてビジネスを続ける戦略でした。

わざわざプラットフォームのなかにプラットフォームを建てる理由としては、ソニーがこれまでのプレイステーションビジネスの経験を活かしゲームに向いた開発サポートを提供してデベロッパーの参入障壁を下げ、スマートフォンなどで台頭著しいインディーズ開発者もPSワールドに引き寄せるとともに、プレーヤーにとっては馴染みのあるプレイステーションブランドと、ソニーがゲームを選別することでPSブランドにふさわしい品質を期待できることが挙げられました。


(「タイトル続々追加!」発表から2週でAndroid撤退発表が並ぶ、疾風怒濤の「お知らせ・更新情報」)


このようにスタートしたPSMですが、実際にどうなったのか、新天地に王国を築けたのかは、周囲のAndroidユーザーに「PSMのゲームって買ったことある?」と聞いてみるか、こちらで対応タイトルラインナップを眺めれば察せられるとおり。

あまり話を聞かないまま、Androidでもゲームはプレイステーション!が新たな常識にならなかったことにはさまざまな要因が考えられますが、第1には「オープンプラットフォーム」であるAndroid上とはいえ、Google や端末メーカー、キャリアの意向に左右される土台に立っていた不安定さ、Androidバージョンアップに追従し続けねばならないコストが挙げられます。

さらにはゲーム用のプラットフォーム(仮想マシン)を立てて一定品質を確保せねばならなかった関係上、またビジネス上の理由から対応機種が Androidのなかでも少なく、ゲーム開発者にとって結局はあまり魅力的な市場になれなかったこともあります。

自社ハードウェアたるXperiaでは当然ながら積極的な対応がされているものの、サードパーティーのメーカーではシャープやHTCが一時期の一部端末(各10機種程度)で対応したのみで新機種では途切れていたほか、富士通が1機種、ゲーム向けタブレットをうたうWikipad が1機種、Alcatelが1機種のみ。広大なAndroidエコシステムからはごく一部に対応したのみに留まっています。



コンテンツやブランドへの期待があってこそ購入者が増え、開発者にとって魅力的な市場であればこそコンテンツが増え、さらにユーザーが増える相乗効果がプラットフォームの成長には欠かせませんが、少なくともPSMについては、周囲のスマートフォンユーザーがこぞって遊ぶ話題の人気ゲームよりもPSブランドのついたゲームを選ぶ、公式のGoogle PlayよりもPSMのストアから探す、むしろPSM対応かどうかでAndroid端末を選ぶ、といった忠勇なる臣民は、サポートコストを正当化するだけの数は集まらなかったようです。

ブランドロイヤリティといえば、PSブランドに期待するユーザーは当然ながらPS Vita を購入する可能性が高いため、PS Vita でゲームを買うならば特に PSM対応ではなくネイティブでPS Vita用のゲームを買ってしまう理由もあります。



PlayStation Mobile がPS Suiteとして発表されたのは、PS Vitaがまだ登場していない2011年1月。当時から急激にゲームプラットフォームとしての地位を向上させるスマートフォンやタブレットの勢いをPSビジネスに取り込まないわけにはゆかない、とはいえゲーム専用機ハードウェアビジネスも捨てられない、というジレンマからのリスクヘッジとしてPSMが用意された側面もありました。

PSMがAndroidを捨てて PS Vita および PS Vita TV向けとして生き残ることを思えば、鳴かず飛ばずの半端な規格を Androidのバージョンアップごとに追従させるコストなど払う必要がないほど、PS Vita は安心して注力できるプラットフォームに成長したと解釈することもできそうです。つまり好評につき終了!




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