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CAMP HACK DAY 2014試作品発表会:キャンプ場でバッテリーを持ち歩くアイデアって?目指せ商品化

Ayako Nakamura
2014年8月15日, 午後06:20 in Camp Hack Day 2014
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スマートキャンプツールづくりに挑戦するCAMP HACK DAY 2014
7月12〜13日、新潟県燕三条のスノーピークキャンプフィールドで1泊しながらアイデアソンを実施。2週間後の7月26日、東京六本木のヤフー会議室でプロトタイプ発表会をおこないました。

中間発表からアイデアはどう変化したのか、それとも変化せず進化したのか。商品化へのチケットを手に入れるチームは?3時間にわたる白熱した発表会の模様をお伝えします。

Gallery: Camp Hack Day 発表会 | 341 Photos

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Gallery: CAMP HACK DAY 2014 1日目 | 143 Photos

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Gallery: CAMP HACK DAY 2日目 | 95 Photos

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CAMP HACK DAY 2014とは?

「アウトドアを、テクノロジーで楽しくしてみよう。」をテーマに、ITから一番遠そうなアウトドアをITで変えてみたい。Yahoo! JAPANはインターネットを軸にしたHackathon "Open Hack Day"を、Engadgetも工作を軸にした "電子工作部 "などを開催してきました。しかしどちらもインドア止まりのイベント。一方amidusはアウトドアシーンを楽しむためのバッテリーなどの商品開発に取り組んでいます。ネット、工作、プロダクト。一緒に考えたらどんな化学反応が起きるだろう、と考えて三社で共催することになりました。

12時 事前準備:試作品発表会まで最後の追い込みと調整。笑顔で余裕を感じるチームと、姿が見えないチームとそれぞれの時間を過ごす



(下:個人参加「おがくずトイレくんチーム」)

事前準備のためヤフーセミナールームを当日朝10時から開放。14時までの自由集合としました。朝早くから大きな荷物を抱えた人が姿を見せ、12時にはチームのうち5チームが到着。



(上:グループ参加「yahoo youngs」、下:グループ参加「Yahoo! Adults」)

中間発表から2週間の進捗と準備状況を聞いて回りました。「余裕です!」と笑顔で回答するチーム、作業準備に余念がないチーム、談笑しながら作業を進めているチームと雰囲気もそれぞれです。



(上:個人参加「アインシュタイン」、下:個人参加「1班」)

個人参加のチームはこの2週間でさらにチームワークが良くなりました。分担しながら効率よく作業を進めていきます。作業用ディスプレイを持ち込むチームもあり、皆さんの本気度が感じられます。



(上:グループ参加「チーム生美(なまび)」、下:グループ参加「TEAM Nissan」)

キャンプ場にいた時とは服装が大幅に変わった方も多く、一瞬どなたかわからない人もいらっしゃいます。



(上:グループ参加「チームVixen」、下:グループ参加「チーム ハンガーチャージャー」)

今回、岐阜県や長野県など遠方から参加された方もいたため、一部のメンバーが発表会に臨んだチームは2組となりました。


(個人参加「スリーピークス」)

発表会の時間が迫る中最後まで姿が見えなかったチームは残り1時間を切ったタイミングで到着。最後の追い込みにかける姿からもチームそれぞれの個性が感じられます。

15時 試作品発表会:成果を問う3分間。ITとインターネット、大容量バッテリーで新しいキャンプの楽しみを提案できるのか




発表会の時間になりました。2週間前の中間発表会で得たフィードバックとその後のさらなるディスカッションでアイデアはどのように変化したのでしょうか。また、動くプロトタイプは完成したのでしょうか。

発表は中間発表会とほぼ同じ順番。おがくずトイレくんチーム、yahoo youngsチーム、Yahoo! Adultsチーム、チームアインシュタイン、チームVixen、1班、スリーピークス、チーム ハンガーチャージャー、チーム生美(ナマビ)、TEAM Nissanとなり、1チーム3分の持ち時間で進行しました。

おがくずトイレくんチーム:野外でのトイレの課題を解決する「おがくずトイレくん」




おがくずトイレくん:野外で「恥ずかしい」「不衛生」など大事ながらも後回しにされがちなトイレの問題を解決します。おがくずと微生物の力で排泄物を分解、野外の開放感を味わいながらもコンパクトで衛生的なトイレ(バイオトイレ)を実現。なお、本トイレは人だけではなく一緒にキャンプへ連れて行ったイヌも利用対象となります。

おがくずの処理能力と1家族5人の推定排泄物量から市販の3×6ボードでできると試算。材料入手の手軽さと、外装設計図を公開してのオープンさ、人とイヌのためのアウトドア家電であるとそのコンセプトをまとめました。プロトタイプは3Dプリンタで発表会開始前に出力したイメージモックでした。

yahoo youngsチーム:夜間のキャンプ場の不案内さを解決する「地上の星 C-BALL」




地上の星 C-BALL(コボル):夜のキャンプ場でテントから外に出ると、自分のテントが分からなくなる問題を解決します。使い方は、1)テントから離れる前にC-BALLをテント内部にセットして照明をON 2)専用アプリとBluetoothでSyncしてテント/C-Ballの位置情報を取得 3)テントに戻りたい時にアプリを起動すると、テントまでの距離と方向が表示される。4)「テントどこ!?」ボタンをタップするとC-BALLが予め設定していた色で点灯する、の流れです。

古来から星は人の道標になってきたことから製品名を「地上の星」と命名。使いやすくシンプルな操作性とアプリのユーザーインターフェースを追求しました。操作するスマホアプリ、C-BALL本体の2つを組み合わせたプロトタイプを発表中に披露し、点滅の変化や色の切り替え、モードごとの機能についてアピールしました。

Yahoo! Adultsチーム:子供連れのキャンプ体験をもっと楽しくする「Outdoor Theater」




Outdoor Theater:特に子供連れでキャンプに来た人がターゲットの、興味関心が多い子供とキャンプを楽しむためのツールです。「天候や星空が見えない」「雨が降ってテントから外に出て行けずつまらない」「(子供や親が)体調を崩しテントで寝ている」「子供がぐずる」などの課題を解決します。

会場には、白い傘をテントの内側に見立てたプロトタイプが登場。照明の都合で少々色は薄いものの投影イメージが良く分かります。製品の完成形は360度カメラをテント外部に設置した状態のため仕上がりの全体像はプレゼンでの確認となりました。

チームアインシュタイン:ハンモックのくつろぎ体験を楽しくする「yuragi2.0」




yuragi2.0:ハンモックを揺らすアタッチメントとスマホアプリを使い、設定しておいた「ゆらぎ」を再現して安らぎを得るアイデア。日常を離れてキャンプで安らぎを得ようとしても移動時間や設営、食事準備などでその時間は少なく、その時間を有効に使い自分に合ったゆらぎを通じてリラックス効果を高めます。ゆらぎデータはプリインストールされているデータのほか、カスタマイズが可能。それぞれ共有、アップロード、ダウンロードができ、ユーザー間での体験を遠隔で再現できます。スマホアプリとゆらぎを演出するデバイスはBluetooth4.0で通信します。

7月13日の中間発表とほぼコンセプトを変えることなく具体的な仕様を入れたプレゼン、スマホアプリ、モーターユニットとハンモックのプロトタイプを使った骨太な内容となりました。

チームVIXEN:キャンプの夜を家族団らんの時間にする「co-tatsu」


(編集部注:天球儀が投影する星空のタイムラプス映像サンプル)

co-tatsu:キャンプ場で過ごす時間のうち、日中は野外ならではの遊び、食事の準備や設営など楽しむことがあるのに夜になるとやることが少なく時間が過ぎてしまう問題を解決します。構造は球面タッチパネルとデジタル天球儀を中心に置き、ヒーター付きのローテーブルを組み合わせたシンプルなもの。co-tatsuを囲むことでさらにキャンプ場の夜を楽しめます。なお、デジタル天球儀にはミニゲームなどのプログラムを投影する機能も搭載。

中間発表会ではコンセプトが見えてきたと方向性のみを提示していたチームVixen。アウトドアで過ごす時間を有効に活用したい、という狙いを感じさせるアイデアですがモックアップがないのは残念! そのため完成形はスライドでの確認となりました。

1班:テントを通じてコミュニケーションのきっかけを作る「tipee」




tipee(ティッピー):テントをコミュニケーションのきっかけにするアイデア。テント内部に設置したプロジェクターを使い、自分の情報やあらかじめ用意されている顔(モーション)とセリフから好きな物を選んで外側に向けて投影します。なお、モーションは専用アプリをインストールしたスマホに話しかけることで切り替え可能な音声認識を採用。Tipeeユーザー同士で情報を交換することができ、例えば女性だけのグループのテントが近くにある場合は写真のようなメッセージと顔が表示されます。

インターネットに接続したスマホとTipee(RaspberryPi+プロジェクタ)はBluetoothで通信。アプリで取得したGPSデータで専用のチェックインポイントを貯めると有償オプションの購入が可能です。tipeeのモーションとセリフパターンはGithubで公開されています。モーションとセリフの楽しさ、スマホアプリやマネタイズの方法までしっかりと作りこんだアイデアになりました。

スリーピークス:バーベキューグリルをエンタメ化する「GRILLER」




GRILLER(グリラー):焼いている機械の熱量や肉芯の温度をセンサーで検知し、スマホで温度と回転速度を管理するバーベキューグリル。塊肉以外にアタッチメントを使うと焼き魚、炒飯、バームクーヘンなどの調理も可能です。エンタメ機能として大型スピーカー、LEDランプ、ミラーボールを装備し、料理完了のタイミングで音楽を鳴らします。なお、GPS情報を取得して調理状況とGRILLERの位置をYahoo!地図にシェアするコミュニケーション機能も搭載。

グリルとしての性能に加えていかに楽しみを追求するかを考えるチームは、寸劇を交えながら流れるようにプレゼン。基本機能とアプリの作り込みなどのポイントを押さえながらも最後までエンタメ感あふれる内容に会場は笑いに包まれました。

チームハンガーチャージャー:モバイルバッテリーと近距離アクセスポイントになる「hanger charger」




hanger charger:ハンガー底部のバーがバッテリーと近距離アクセスポイントになっているハンガー型モバイルバッテリー兼アクセスポイント。1)キャンプ場で簡単容易に電源を使いたい 2)テントの狭いスペースをもっと活用したい 3) 離れたメンバーとコミュニケーションを取りたい という3つのニーズを叶えます。ハンガー型にすることで、テント内の空間を有効に使うと共に無くしやすい小さなデバイスの管理を簡単にします。また、近距離アクセスポイントは他のハンガーチャージャーと連動し、有効範囲を広げることが可能。アクセスポイント範囲外に連動するデバイスを持った子供が出たらアラートを出したり、インターネット経由でなくアクセスポイント間でメッセージングサービスなどを使えます。

なお、持ち運びを簡単にするため折りたたみができるようになっています。インサイトの分析からその解決手段としてのハンガーチャージャー、プロトタイプに至るまで、しっかりとした内容のプレゼンでした。

チーム生美:テントを使ってキャンプファイヤーをする「TENTFIRE」




TENTFIRE:テント内側に設置したプロジェクターを使い、プロジェクションマッピングでキャンプファイヤーの炎を演出します。ネット連携機能を使用すると、複数テントのプロジェクターと連動して同じ風で炎がゆらいでいるよう演出も可能。他にも冷蔵庫の保温剤に使用されているベルチェ素子を使い、テントの外を炎のように温めながらテント内は冷やす機能などを想定しています。

キャンプ場によっては、薪を燃やす事が禁止の場所もあります。キャンプファイヤーを囲んで楽しく過ごすというニーズに応えるコンセプトがよく分かるプレゼンでした。プロトタイプに関しては完成形ではなく炎(照明)をテントの中に設置し、手動で操作してのイメージモックとなりました。

Team Nissan:テント+大容量バッテリー+GPSで快適なテントを実現する「Smart Tent」




Smart Tent:床面に大容量バッテリーを搭載した大型移動式テント。バッテリーとソーラーパネルで蓄電し、空調、テレビ、IHクッキングヒーターを備えます。また、車輪を使って移動して他のSmart Tentと連結したり、連結しないまま個別のSmart Tentを近くに停めてグループでのキャンプを楽しみながら個人の空間を確保することができます。

他のチームと違い、こちらのSmart Tentは法人向けへ販売する前提のアイデアです。通常の貸しテントのようにSmart Tentをキャンプ場でレンタルできるようにして普及を狙います。スノーピークキャンプサイトでの中間発表内容と全く違うアイデアのためか動作するプロトタイプではなく、ペーパーやプラスティックを組み合わせたイメージモックを使っての発表でした。

17時:審査結果発表。キャンプの問題を解決するスマートキャンプツールは何か

全ての発表が終了し、審査員と他参加者を交えてプレゼンでは伝えきれなかった内容を直接説明する時間を30分程度取りました。その後、スノーピーク賞、日産賞、最優秀賞の発表がおこなわれました。なお本Hack Dayで発表された全てのアイデアの著作者は作成者(作成グループ)に帰属します。



審査基準は以下の2点に優位性があること。なおかつ実用性や総合的な面で判断しました。
  • 体験性:新しい顧客体験が描けているか?
  • 再現性:デモだけではなく実サービスとして運用可能か?(実用できるツールであるか)
審査員は共催3社ならびに協力会社より参加した4名です。

株式会社スノーピーク上山 桂さん(経営企画室)
日産自動車株式会社 林 隆介さん(経営企画本部 プロジェクト企画室 主担当)
amadana株式会社 田淵 淳也さん(amidusプロデューサー)
ヤフー株式会社 伊藤 陽さん(CMO室)
AOLオンライン・ジャパン株式会社 鷹木 創(Engadget日本版 編集長)

スノーピーク賞:Team Nissan「Smart Tent」





審査員ならびにスノーピーク上山さんからのコメント:
コンセプトが明確で、中間発表時のアイデアと大幅に変更があったもののまとまりを感じた。特に評価したのは個人向けではなく法人向けのアイデア(製品)として定義したこと。個人向けだと価格や大きさなどで販売、普及共に制約を受けると思うが、法人向けとすることでそのハードルも下がった。スノーピークとしてももし商品化されるのであれば導入したいと思うアイデアだった。

日産賞:スリーピークス「Gliller」




審査員ならびに日産林さんからのコメント:
受賞のポイントはシンプルで、一番電気を使いそうだから。今回初めてリーフを電源車として使う試作車を作り、家庭用では2日間電気を使える大容量バッテリーとすることができる。この試作車をどこに持って行き、どうやって使ってもらえるか、どのようなアイデアが出るかを楽しみにしていた。

最優秀賞:チームアインシュタイン「yuragi2.0」





審査員ならびにamadana田淵さんからのコメント:
今回とても良いアイデアが沢山出てきた。受賞作品を選出する際に重視したのは体験性で、「本当に楽しいのか」を重視した結果yuragi2.0が最優秀賞となった。短い間でソフト面とハード面とても良く考えられており、ユニーク性や矜持性があり視点が良かった。ぜひこの後商品企画として良いものができればと思っている。




今後、yuragi2.0はオリジナルアイデアを元にamadanaで具体的に商品化が検討されます。2日間のキャンプ体験とアイデアソン、そしてアイデア発表会までの3週間で本当に楽しく素晴らしいアイデアが生まれました。これからもモノづくりとそれを応援する企画を考えています。これからの企画にもご期待ください。



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