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レノボYOGA 3 Pro実機インプレ。動きに驚く新型ヒンジ、薄型軽量化でタブレット時の実用性も向上

Shingi Hashimoto
2014年10月10日, 午後10:55 in Broadwell
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10月10日、レノボはYOGAシリーズのタブレットとノートPCのラインナップを一新。当日、東京ミッドタウンにてゲストに「こじるり」こと小島瑠璃子さんを招き、製品発表会を開催しました。

PCやタブレットとしては非常に珍しい、屋外広場での開催ともあって、興味を持って覗く通行人も多数おり、特徴的な雰囲気となりました。

ここでは、内部構造がわかるカットモデルも展示された新型ノートPC、YOGA 3 Proの実機インプレッションをお届けします。

Gallery: Lenovo Yoga 3 Pro ハンズオン | 41 Photos

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Gallery: Lenovo Yogaシリーズ発表会 小島瑠璃子さん | 22 Photos

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YOGA 3 Proは、2012年に登場したIdeaPad Yoga、2013年から今年にかけて出たYoga 2シリーズに続く3代目。2代目ではIdeaPadシリーズ表記が抜け、今回はYOGAの表記がすべて大文字に変更されましたが、同じシリーズという扱いです。

発売日は11月中旬で、店頭予想価格は21万500円前後(税別)となる見込み。Office Home & Business Premiumを搭載します。天板と底板のカラーリングはシャンパンゴールド、クレメンタインオレンジ、プラチナシルバーの3色。その他の基本仕様と、Office Premiumについての詳細はそれぞれの発表記事をご参照ください。

レノボYOGA 3 Pro 発表。13型3200x1800 IPS、Core Mプロセッサ、6軸ヒンジで1.19kgのYoga史上最高峰ノート

速報:マイクロソフト、国内で個人向けOffice 365、iPad版Office、Office Premium発表



お値段20万オーバーということで昨今のPCにあってはかなりの高級モデルですが、基本仕様はその分充実しており、CPUはインテルの新型省電力タイプであるCore M、しかも最上位版であるCore M-5Y70(基本動作クロック1.1GHz、ターボ時最高2.6GHz)を搭載。



さらに液晶ディスプレイは3200×1800ドット(QHD+)という高解像度で、メインメモリは8GB、ストレージは512GB SSD(M.2フォームファクター、シリアルATA接続)と、BTOオプションがあれば間違いなく最上位機種に設定されるであろう、贅沢な構成となっています。



実機に触れて、まず驚くのはヒンジの構造。従来の360度ヒンジ、つまりモデル名の由来ともなったYogaヒンジを大きく改良した『ウォッチバンドヒンジ』となっています。



基本的には名称通り、時計の金属バンドのように細かな棒が合わさって構成されているのですが、一部はヒンジや時計のバンドというよりは、むしろ装甲車などが使う履帯(いわゆるキャタピラー)に近い構造ではないかと思えるほどの造形。



さらに従来モデルではヒンジを2箇所にしていたのに対して、なんと6箇所に設置。結果としてほぼ本体の横幅一杯にヒンジがレイアウトされており、背面はいっさい端子がなく、ヒンジのみという構造となっています。



これにより、稼働する全範囲で滑らかに動き、さらにヒンジ側を上に置くスタンドモードなど、重心が微妙になる角度での安定感を改善。「軽く動かせてガッチリ固定できる」という相反する要求を目指したものになっています。さらに従来は不可能だった、机上などでの完全水平設置にも対応しました。



そこまで上手くいくものか、と疑いつつ触れたのですが、驚くことに実機での挙動はレノボ側のアピール通り。スッと動いてピタッと、かつしっかり固定できるヒンジになっていました。これは正直驚きです。



さらに印象的なのは、蓋側の角度に合わせた複雑な動きの面白さ。実物を眺めているといい意味での奇妙さがあり、さらにじっと見ていると故H・R・ギーガー氏のイラストにあるような未知の有機体さえ連想させるような見栄え。機会があれば、ぜひ実物を見て欲しい仕上がりです。



続いて印象的だったのが、12.8mmという本体の薄さ。昨今では10mm台のPCは珍しくなくなりつつありますが、本機は実際に薄い上に、側面にいわゆるくさび形デザインなどを盛り込んでおり、外観上でも薄さをアピールする形状です。



そして驚いたのがキーボードのタッチ感。非常に薄いだけありストロークは短いのですが、軽く押しただけで入力ができ、さらにしっかりとしたクリック感があるタイプという、ありそうでなかなかないタッチ。

薄型キーボードでありがちな妙な粘り(キーが入力される前に妙に重くなったり、戻りが遅いといった挙動)もありません。多少乱暴な表現をすれば、マウスに使われるマイクロスイッチに近い感触で、タッチ重視派には意外と受けそうな印象です。

ただし一方で、ファンクションキーは数字キーと兼用(Fnキーと同時押しで入力)という、配列重視派にとっては(新しいThinkPad X1 Carbonに続き)かなり困った仕様になっています。これはキーボードユニットの上下幅を削ることで内部部品の干渉を防いで薄型化したためですが、良くも悪くも大胆な設計と言えるでしょう。

なお、FnキーとEscキーの同時押しでペーパーモード(紙を意識し、ディスプレイの色調を赤めにしたモード)に移行するなど、面白い仕様も盛り込まれています。



そして面白いのが電源端子。USB B端子の一角に頂点を増やしたような形状になっていますが、なんとUSB 2.0端子としても使える構造です。この頂点部分付近に端子が入っており、これがオンになると(=専用ACアダプタが接続されると)、電源供給(ACアダプタ側定格は40W)が可能になる仕組み。



USBの大電流供給仕様としては、USB PD(Power delivery)が対応機器の登場待ち状態ですが、その一部を先取りしたかのような面白い仕様と言えるでしょう。反面、最近のレノボは比較的バンバンと電源端子の形状を増やすため、サードパーティ製ACアダプタなどを使っている方は、また電源ケーブルの対応待ちか!! という印象もあります。

なお、解説担当者に「ひょっとして、タイプB-タイプBケーブルを使って、USB ACアダプタから充電をすることは可能なのか?」と質問したところ、「それは不可能。増やした接点がオンにならない限り、本体に電流を供給しない構造になっている」との回答が得られました。



なお発表会では、内部を分解したモデルも展示されました。屋外で発売前のPCを分解したところが見られるという興味深い経験となりましたが、内部の興味深さも負けていません。

まず目を惹くのは、(インテル側がファンレスを前提としている)Core M搭載モデルなのにファンを搭載している点。これは非常に小径・薄型ですが、Core Mの冷却に関しては十分とのことです。



続いて興味深いのが、薄型ノートとしては珍しく、内部の各所がしっかりと、かなりの本数でネジ止めされている点。薄さから華奢そうな印象もありますが、こうした構造である以上、耐久力は高そうです。さらに本体のフレームはマグネシウム合金製で、各所に補強の梁(はり)が設けられた構造。

担当者に耐久力に関して聞いたところ、ThinkPadほどではないが、コンシューマー向け製品としての耐久テストは実施しているとの説明がありました。



また、SSDとワイアレスLANカードのM.2スロットが、並べられて配置されているのも面白いところ。担当者からは「カバーを開けるのがけっこう大変です」というコメントもありましたが、開けたあとの交換は意外と楽そうです。ただし残念なことに、展示機のSSDは(PCI Expressではなく)シリアルATA接続モデルでした。


気になる使用感ですが、ベンチマークテストなどは実施できなかったため、ざっくりとした印象になりますが、操作感に関してはかなり軽快。他のCore M搭載PCでも、単純にクロックから受ける印象からはいい意味で離れた体感速度を持っていますが、そうした点は本機でも共通という印象です。



そしてヒンジの改良と、薄型・軽量化で実用性が増したのがタブレットモード。本体サイズは330×228×12.8mm(幅×奥行き×厚さ)、重量約1.19kgと、一般的なタブレットに比べると大きく重めですが、短時間であれば持って使えるかもと思わせるレベルには昇格。正直なところあまり持って使おうとは思えなかった従来機に比べると、大きな壁を1枚超えた感があります。

冒頭でも紹介したように非常に高価なモデルですが、デザインや触感、各部の動作は価格なりの高級感が備わったもの。レノボは今回の発表会で「Yogaといえばレノボ」というイメージを確立したいと表明しましたが、そのシンボルとなるモデルとしての実力は十分といったところ。

2代目で感じられた「性能は高いけれど、もう一つ価格に見合った高級感があるとベターなのだが」という感じが抜けており、レノボのみならず全WindowsノートPCを通して見てもユニークな立ち位置のモデルとして進化したのが印象的です。

Source: Lenovo
関連キーワード: broadwell, core m, lenovo, yoga, YOGA 3 Pro, yoga3pro
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