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ソフトバンクがLTE気球を実証実験。車載や海上係留に対応、災害時の迅速復旧を目指す

Takahiro Koguchi, @TKoguchi787
2014年11月7日, 午前08:12 in Baloon
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ソフトバンクモバイルは11月6日、LTEに対応した「係留気球無線中継システム」の実証実験を宮城県南三陸町で実施しました。無線中継器入りの気球を空に浮かべた装置で、災害時に携帯電話のサービスエリアを迅速に復旧させることが目的です。現地より写真レポートをお届けします。

Gallery: ソフトバンク 新型気球無線中継システム | 12 Photos

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係留気球無線中継システムは、無線中継器付きのヘリウムガス気球を上空100mに浮かべて通信する仕組み。災害時の携帯電話エリアの迅速復旧に活用します。

ソフトバンクはすでに全国10拠点に、気球を使った無線中継システムを配備しています。しかし現行のシステムではLTEに対応していないなどの課題がありました。

今回の実証実験では、LTE対応のほか、1ヶ月以上の「長期係留」、強風や雷接近を回避する「自動昇降システム」、「遠隔監視制御」、地形が複雑な沿岸部向けの「海上気球係留」に対応すべく新たに開発したシステムを検証します。


本システムにおいて、1つの気球でカバーできるエリアは半径5kmほど。

LTE(SoftBank 4G LTE) / W-CDMAを利用できます。帯域幅は20MHz。

会場の端末で気球から出る電波を掴んでみたところ、LTEで繋がるためにWEB閲覧もサクサク。担当者によると「人数にもよるが30Mbps程度は出る」とのこと。


実験前に開かれた発表会にはソフトバンクモバイルの研究本部長 藤井 輝也氏が登壇。

実験を津波で大きな被害を受けた南三陸町の沿岸で行うことについて、「災害が一想定されるのは沿岸部。大きな災害が予想される海の近くで実証実験を行い、ノウハウを育てていきたい」と話します。



藤井氏は「東日本大震災では(同社の)300基地局が直接的な被害を受け、停電で2000~3000の基地局が使えなくなった」と振り返ります。

ソフトバンクは震災翌年の2012年に「気球プロジェクト」を発足するなど、現在に至るまで係留気球無線中継システムへの取り組みを進めてきました。


これが今回の実証実験で使われた気球。

ドーナツ型の着陸装置を設けたことにより、昇降の自動化が可能となっています。


気球がゆっくりと上昇していきます。


気球は約10分ほどかけ、最大で100mの高度に到達します。

風速は20mにも耐えます。ただ担当者によると「風よりも怖いのは雷」とのこと。センサーが雷の接近を検知すると、気球は自動で着陸する仕組みです。1か月や1年におよぶ長期係留には気象への対策が不可欠で、今回導入した自動昇降システムや遠隔監視制御が活かされています。



・車載係留気球

また運用の迅速化を図るために、車載での気球係留にも新たに対応。

気球をトラックでそのまま被災地に運び入れることで、従来型では4時間ほど要していた設置作業を30分~1時間ほどに短縮。全体で見ても、被災現場に到着後、4~6時間という短時間での運用開始を実現できるそうです。



・海上係留気球

また沿岸部対策を目的に、船上において海上気球係留の実験も行います。

地形の複雑な沿岸部では「山に遮られエリアが広がらない」といい、障害物の少ない海上で気球を係留することで、エリア広域化を目指します。また海上は陸上に比べて気流の影響を受けにくい利点もあります。システムは陸上のものをそのまま船上に設置する形です。


気球が搭載する子機。ファンレス構造で重さは3kg以下。徹底的な軽量化が施されています。


電源にはソーラーを利用。自律的な電源供給を可能にしています。


Googleの「Project Loon」など、気球を使った無線通信が話題となるなか、本システムの災害時以外での活用にも期待が膨らみますが、本システムはあくまで災害時向け。平時における使用は総務省が許可していないとのこと。

なおソフトバンクは、携帯電波ではなくWi-Fiホットスポットを備えた車載型係留気球を、2014年8月のコミックマーケット86に配備していました。

ソフトバンクが夏のコミケにWiFi気球を導入、auは弱ペダ総北自転車競技部でエリア対策(更新)


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