12inch MacBook

2015年に発売された12インチMacBookが、アップルの「ビンテージ製品」リストに追加されました。日本の「全世界でのMacのビンテージ製品」リストでは記事執筆時点では反映されていませんが、米国版では「MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)」が加わったことが確認できます。

ビンテージ製品は製造終了から5年以上7年未満のもので、アップルおよび公式サービスプロバイダで基本的にはハードウェアサービス(修理サービスや部品の入手)が受けられなくなります。かつては完全に修理不可とされていましたが、現在では部品の在庫状況により可能な場合もあります。

これと近いのが「オブソリート製品」ですが、そちらは製造終了から7年以上が経過した製品であり、どの国や地域で購入した製品でも例外なくハードウェアサービスが受けられません。

12インチのRetina MacBookは、2015年の3月のスペシャルイベントで発表され、これまでで最も薄いMacBookだとアピールされました。本製品はUSB-Cポートや薄型のバタフライキーボードを採用したことでMacBookに革新をもたらした位置づけでもあり、元アップル幹部のフィル・シラー氏は最終的にMacBook Proにも搭載された「先駆的な技術の多くを生み出した」原点になったと認めたことがあります

米9to5Macは、それは具体的にはスペースグレイ/ゴールド仕上げや、フタを開けると自動的に起動するしくみ、クリックボタンのないForce Touch(感圧タッチ)トラックパッドといった未来志向の新機能だったと振り返っています。

華々しいデビューを飾った12インチMacBookでしたが、2019年には販売を終了しています。もっとも2016年と2017年に投入された後継モデルに関しては、未だビンテージ入りはしていません。

わずか6年前とも思えますが、ビンテージの定義である「5年以上7年未満」の条件は満たしており、急いで放り込まれたわけではありません。しかし目を見張る薄さが注目されたバタフライキーボードはゴミや塵が入り込んでキーが打ちにくくなるとして集団訴訟が相次いだこともあり最近のモデルでは改良型のシザー式キーボードに取って代わられ、次期MacBook ProではHDMIポートやSDカードスロットといった廃止された要素が復活するとも噂されており、革新が次々と否定されている感もあります。

とはいえ、2016年と2017年モデルについては次期macOS Montereyのサポート対象となっており、しばらく現役に留まり続ける見通しです。現状では重さが1kg切りで最も持ち運びやすいMacBookモデルということで、当面はほかに替えの利かない存在でもあり、お持ちの方は末永く愛用されるのかもしれません。

Source:Apple

via:9to5Mac