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ロジクールMX Master徹底レビュー(2) 大きく変わったサムホイール。ジェスチャはカスタムしてこそ

Shingi Hashimoto
2015年4月3日, 午後05:01 in Bluetooth Smart
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ロジクール最上位マウスMX Masterレビューの第2弾は、サムホイールと戻る/進むボタン、そして隠れた特徴のひとつであるジェスチャー機能の使い勝手について紹介します。

とくに前者の「親指ホイール」はメインホイールのオートシフト機能と並び、2006年に発売されたMX Revolution(MX-R)からひさびさに「復活」したデバイス。しかし本機のサムホイールは、MX-Rに搭載されたものから、見た目も機構も大きく変わりました。今回は、こうした違いを中心に紹介します。

Gallery: ロジクール MX Master実機レポ | 66 Photos

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サムホイールとは、文字通り親指の位置に搭載されたホイール。メインホイールを紹介したパートの最後で触れましたが、基本的には表計算ソフトなどでの水平スクロールを基本として搭載された機構。なお機能はユーティリティ『Logicool Options』からのカスタマイズも可能で、発表会では上図のような機能が紹介されました。

メインホイールと合わせると、手を小さく動かすだけで2軸のスクロールが可能になるため、MX-Rでは「省力化のためには多少の金銭と努力を惜しまない」種のヘビーユーザー(つまり購入対象者)から大きな支持を得ていました。

しかし機構としては当然ながら複雑になるためか、ロジクールの最上位モデルでもMX-R以降は搭載されていませんでした。こうした経緯から、MX-Rのヘビーユーザーからはオートシフトと並んで(人によってはそれ以上に)搭載が熱望されていた機能です。

ただし、メインのホイールがチルトを除いてMX-Rと共通点が多かったのに対して、MX MasterとMX-Rのサムホイールは、機構レベルから大きく異なるものとなっています。そのため、とくにMX-Rユーザーが気になるポイントでもあるというわけです。



まずは基本となる機構の違いに関して。MX-R(上写真)では形状こそホイールですが、実はサムホイールという名称の他に『ドキュメントフリップボタン』とも呼ばれており、実際の機構も「一定角度まで傾けると停止する」という、ホイールというよりはシーソースイッチや2方向アナログジョイスティック的な動きのデバイスでした。さらにボタンの名の通り、押し込んでのクリックが可能です。



対して本機のサムホイールはメインのホイールと同じく、軸を中心に回転し続けるタイプで、クリックも不可能な形状です。ということで両者は同じサムホイールでも、むしろ「親指の付近にあるホイール(形状)という点しか共通点がない」と言った方が速いほどの違いがあります。

さらに実際の位置も、似た形状(いわゆるIntelliMouse Explorerタイプ)のマウスで「進む」ボタンが配置されている付近に置かれています。この点も、サイドボタン(戻る/進む)と離れており、また前方(握った状態では奥側)に置かれたMX-Rとは大きく違います。



そして本機では、こうした配置に伴い、戻る/進むボタンが非常に珍しい縦2段となっている点も特徴。デフォルトでは、下かつ親指の根元側に位置する側が「戻る」、上かつ指先側が「進む」です(もちろんこれらの機能はカスタマイズ可能)。

こうした配置は他に類を見ないため、とくに2個のサイドボタンを意識せず使えるようになるためには、正直なところ少々慣れを必要とします。筆者の場合は2~3日使い込めば問題ありませんでしたが、このあたりは指の動かし方のクセでも押しやすい、押しにくいが大きく分かれそうなポイントのため、可能な限り購入前に実機に触れて感触を確かめたいところです。

さて、サムホイール自体の操作性に関しては、ホイール径が小さいことから操作しずらいのではと思われるでしょうが、実はこのあたりは意外なまでに良好な印象でした。というのも、デフォルトの設定が誤操作を防ぐ方向に振った(感度の低い)設定になっており、1段階変化させるにも回転角度がかなり必要なため。目視で図ったところ、15度程度回して1段階変化する程度と思われます。

合わせて回転時の感触は、適度な粘りがあり、さらにホイール回転時のクリック感もないことから、「簡単には回らない粘りがありながら、廻すと滑らか」という絶妙な印象があります。



また、機能としては水平スクロール用途が基本となりますが、上述したようにユーティリティ『Logicool Options』を使ったカスタマイズが可能。主なところでは、ズーム倍率や(ブラウザなどの)タブ切替、アプリケーション切替などへの変更が可能。ユニークなところでは、ディスプレイ輝度(ノートPC使用時)や音量への割り当てもできます。

実際にロジクールが開催した発表会のデモ(上記動画では、約4分30秒から6分ジャスト付近)では、Mac OS X上において、トラックパッドのような滑らかな水平スクロール操作が可能な点などが紹介されています。

このようにMX Masterのサムホイールは、MX-Rとは大きく違うものですが、操作性自体はかなり良好と感じました。上述したようにその分サイドボタンが小さくなってはいますが、ここに慣れさえすれば全体的な操作性はかなり上げられると感じます。



さて、親指で扱う機能では、もう一つの目玉的なものがあります。それはジェスチャーボタン。これはボタンとしては視認しにくいですが、親指置き場の底面(上記写真の中央付近)に配置されています。MX-Rの実質後継機にあたるMX 1100で「ステルスサムボタン」として導入された機能です。

これは標準ではアプリケーション切り替え(WindowsではAlt+Tabキーに相当)ボタンとして動作しますが、さらにLogicool Optionsをインストールすると、押しながらマウスを動かすマウスジェスチャーがOptionsのレベルで(つまりアプリケーションの個別対応ではなく)可能になります。



ただし、Optionsで可能なジェスチャーは、上記画面からもわかるように「ボタンを押しながらマウスを4方向に動かす」という単純なもののみ。マウスジェスチャー対応アプリの一部で可能な「図形を描いてコマンド認識させる」といった高度な設定はできません。

またジェスチャーとして認識される移動距離は、誤操作防止を優先してか本体サイズの3分の1程度とかなり長め。確かに誤操作はまず発生しませんが、このあたりのカスタマイズは人によっては欲しいところかもしれません。



さて、機能的には、ウィンドウの最大化/最小化/右スナップ/左スナップというウィンドウ操作(デフォルト)や、メディアプレーヤーの再生/一時停止とファイルの順/逆送り、音量の増減といったメディアコントロールにはじまり、パンニング(垂直と水平高速スクロール)、一部画像ビューアーでのズームや回転、そして他のボタンの機能と同等のカスタマイズなどが可能(詳細は別稿でのOptions紹介を参照)。
なおMac OS X版(上写真)では、一部のカスタマイズ項目が異なります。

実はパンニング設定などはメインホイールでの高速スクロールとほぼ機能がダブっていたりもしますが、アプリケーションによって、あるいは使い方の好みによってはあえてダブった設定をして、使い分ける方法が効果的だったりします。

さらにジェスチャーボタン自体もOptionsから機能変更ができるのもポイント。慣れるとかなり押しやすい位置なので、他の機能に割り当てても有用性の高いボタンです。

たとえばメインホイールのモード変更をこちらに割り当てると、デフォルトの位置より変更が楽に行えますし、MX 1100ユーザーの間はここをダブルクリックボタンとして使う設定も人気がありました。

また、先ほどの発表会デモ動画では、Mission Control(Spaces)で作られる仮想デスクトップの切替などに割り当てる例を紹介しています。会場でのデモ機を使いこの設定を試してみたところ、かなり操作感は良好。親指のみを使って仮想デスクトップを自由に切り替えられるため、気持ちよさと作業効率がかなり向上します。

筆者は現状ですとWindows機中心に使っているため、状況によってウィンドウ操作やパンニングを使い分けていますが、Mac OS Xデモ機のように、Windows 10で導入されるOS標準の仮想デスクトップ機能の切り替えが本命ではないかと思っています。

ロジクールのこれまでの対応からすると、Win 10の正式リリース後は比較的早めにサポートするものと思われるため、対応した時点でこの組み合わせを試してみたいところ。

もちろん逆に、他のボタンをジェスチャーボタンとしても設定できます(下画面はホイールクリックの設定ですが、2項目目に「ジェスチャーボタン」があります)。実際にホイールをジェスチャーに設定するとかなりしっくり来るので、ホイールクリックを必要としない場合はかなりオススメできる設定です。



このようにジェスチャー機能は、実用性と遊び心を両立させたようなユニークなもの。ただしその力を発揮するには、カスタマイズがほぼ必須と思われます。というのも、デフォルトのウィンドウ操作は仮想デスクトップと組み合わせると威力を発揮するものの、優先度としては決して高くない操作でもあるため。

一方でOptionsからのカスタマイズを使えば、実質上のボタン数が4つ増加したともみなすことができるため、カスタマイズにこだわるユーザーにとってはかなり遊び甲斐がある点もポイント。MX Masterのカスタマイズはかなり奥が深いのですが、このジェスチャーをどう使うかが腕の見せ所のひとつとなりそうです。

上述した移動距離の長さなどはやはり実機で確認してほしいポイントですが、他のマウスには見られないユニークな機能であり、実用性という面でも一定以上のポイントは与えられるものだと感じました。



続いての記事では、ここまで何度も登場したカスタマイズの鍵であるLogicool Optionsの詳細と、実は2つのホイールと並ぶ大きな特徴であるBluetooth SmartとUnifying(ロジクール独自無線仕様)への両対応、そしてマルチペアリング機能の使い勝手について紹介します。とくにマルチペアリングの速度は先んじて出たキーボード『K480』に劣らない高い実用性であることがわかりました。





CAREERS TechCrunch Japan
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