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飛行も潜航もできる水空両用ドローン、米海軍が開発。空中300mから投下

Toshinao Ruike
2015年4月7日, 午前10:10 in Flimmer
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米国海軍研究所 NRL (U.S. Naval Research Laboratory) が、飛行と水中潜航に両対応する水空両用ドローン Flimmerを発表しました。Flimmer は flyingとswimmerを合わせた造語。

飛行速度は時速75kmほど、着水後は時速最大18kmで水中を航行します。狙いは飛行モードで高速かつ効率的に目的地まで近づき、必要に応じて潜航モードに移ることで遠距離からの投入を可能にすること。

テストではFlimmerを高度300mの上空から投下し、空を飛んだ後に着水・潜航させることに成功しています。




米海軍研究所の機関紙 Spectra より、Flimmer のテストを示した連続写真。

飛行と潜水の機能を併せ持つためには、着水の衝撃に耐えるために強く壊れにくい構造にしなくてはいけませんが、現状ではまだ穏やかな波のない状態の海にしか着水できません。

一般に飛行機はできるだけ軽く設計されますが、潜水には浮力とのバランスを取りつつ、水圧に耐える強度も必要になり、そのため機体の大きさや重量も増加します。そこで強度を保ちながらコンパクトな機体で潜航するため、Flimmerは2つの空気注入式の浮袋を用いた浮力制御装置を採用しています。

また2本の主翼には翼端に垂直な板が付けられ、主翼前縁と機首の間にはさらに2本の垂直な先尾翼が付きます。この4本の翼は飛行のためだけではなく、水中でも姿勢を制御するための安定板の役割を果たします。

用途としては海中に潜む潜水艦を見つける目的が想定されていますが、日本の場合は特に津波などの災害時に海中で人を捜索するといった用途でも活用できそうです。東日本大震災の際も、津波にさらわれた方々の捜索に自律型海中ロボットAUVが用いられましたが、AUVの場合は船で対象の海域まで運ぶ必要があります。しかし、軽量な水空両用ドローンであれば飛行機で空から投下して拡散することができ、より高い機動性が期待できそうです。



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