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ユカイ工学代表インタビュー: BOCCOは木彫りの熊!? 目指せ「家族のタイムラインの可視化」

Takako Ouchi
2015年4月6日, 午後05:25 in Bocco
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2014年10月のCEATECを皮切りに、2015年1月のCES、2月のSXSWと、世界規模の展示会での出展に続き、3月にはKickstarterが始まったユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO」。4月1日には国内向けにDMM.make ROBOTSでの予約販売も始まっています。

このBOCCOについて、メイカームーブメントなどに詳しいライターの大内孝子さんが開発元であるユカイ工学・青木俊介代表にインタビュー。動き出したBOCCOの目指すところを聞きました。今回は全3回の1回目。


BOCCOって何?

BOCCOは、見守り機能とコミュニケーション機能がセットになったプロダクトで、スマートフォンを使っていない子どものいる家庭や一人暮らしの高齢者と遠隔に暮らす家庭をターゲットにしています。BOCCO本体とセンサー(加速度センサーを内蔵)が1つ付属しており、このセンサーの動きを検知すると、それをスマートフォン(iPhone / Android)のアプリ側に知らせてくれます(見守り機能)。

青木:両親が共働きで、いわゆる「鍵っ子」と呼ばれているような、小学校低学年くらいのお子さん、あとは一人暮らしの高齢者の方に使ってほしいなと考えています。

例えば、このセンサーを玄関のドアに貼り付けておくと、子どもが帰ってきたことをアプリ側に通知してくれます。それによって共働きで、自分の子どもがいつ帰ってきたかわからないという状況を解消できます。

もう1つの機能はコミュニケーションツール。アプリからBOCCOに、音声データやテキストでメッセージを送ることができます。メッセージが届くと音と光で知らせてくれるので、再生ボタンを押して再生します。テキストメッセージの場合は、経由するサーバで音声合成の処理を行い、音声で読み上げてくれます。返事を録音してアプリに送ることも可能です。家にいなくても、帰ってきた子どもと「お帰り」「ただいま」とコミュニケーションを取ることができるのです。

一見中途半端!? 狙いは「家族のタイムラインの可視化」

ただ見守り機能の「検知」は、単に「動いたこと」だけを知らせるもので、ドアが開いて中に入ってきたのか、外に出かけたのか、の判別はしません。メッセージの交換は留守番電話機でもできそうですし、一見ちょっと中途半端な印象もあります。

しかし青木さんは「そこまで厳密さを求めるものではない」と言います。厳密にやりたいのであれば、他にも方法はあります。監視用のWebカメラなどたくさん出ていますし、それを買ってもらったほうが早いでしょう。

また、コミュニケーションツールとしても、緊急性が高かったり、時間が取れるときは電話で直接話したほうがよいでしょう。BOCCOは電話や鍵のチェック機能の代替ではなく、狙いは「家族のタイムラインの可視化」です。

青木:SNSの普及で、コンタクトしたい人には24時間コンタクトできる状態になっています。しかし、TwitterやFacebookのタイムラインを見ているよりも、本来はより自分に近い家族のタイムラインのほうが大切なはず。それを可視化したい。


timeline

アプリのタイムラン上ではセンサーの検知(例えばドアに取り付けられていればドアの開閉)、メッセージの送受信などが入り混じって表示されます。それぞれの情報に優劣もなく、タブで仕切られることもなく、単に時系列で並ぶ感じは、ちょっと新鮮です。

青木:ドアが開いたなどの情報が飛んでくるというのは、LINEで既読がついたとか、そういうのに近いのかなと思います。既読がついたか、それがいつかで、相手が忙しいのか何をしているのか、ある程度察しがついたりすると思うんですが、それらを共有するというのが一番つながりを感じられるところなのかなと思います。

木彫りのクマ=家庭内のロボットの役目とは

家族のタイムラインを可視化することが狙いとはいえ、その機能を実装した据え置きの箱でもいいわけで、そのためのプロダクトがBOCCOである理由はどこにあるのでしょうか。

一番の大きな理由は「ロボットであること」にあります。これから家庭内にロボットが普及していくときコミュニケーション機能がメインになる、加えて、これから家の中にセンサーが増えて行く時代になる、そのとき大量のセンサーのハブになるものとしてロボットが存在できるのではないかと考えたのです。

ロボットが作りたい集団「ユカイ工学」と青木さんについては続きの記事でふれたいと思いますが、家庭内に普及するロボットとして、BOCCOはそのデザインも家に置いたときに違和感がないというところを非常に意識したと言います。

青木:昔はテレビの上にこけしや木彫りのクマが置いてあったりしましたが、そういうイメージで、何気なく置いてもらうというのを狙っています(笑)。


aokisan_proto(BOCCOの筐体デザインの変遷)

コミュニケーション、そしてセンサーのハブを目指すBOCCO。ちなみに、BOCCO(ぼっこ)という名前の由来は、東北弁のぼっこ(=子ども)、スペイン語のboccoが口という意味なのでVoiceコミュニケーションにかけて、星新一のショートショート『ぼっこちゃん』に登場するロボットの名前(ぼっこちゃん)から。


大内孝子(おおうち・たかこ):フリーライター/エディター。主に技術系の書籍を中心に企画・編集に携わる。2013年よりフリーランスで活動をはじめる。IT関連の技術・トピックから、デバイス、ツールキット、デジタルファブまで幅広く執筆活動を行う。makezine.jpにてハードウェアスタートアップ関連のインタビューを、livedoorニュースにてニュースコラムを好評連載中。著書に『ハッカソンの作り方』(BNN新社)がある。


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