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コラム:当日購入作戦失敗、涙目ドリキンによる新しいMacBook本音ファーストインプレッション

drikin, @drikin
2015年4月15日, 午前11:20 in Macbook
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(2015年4月10日、サンフランシスコのアップルストア開店直後の様子)

編集部:テック系ブロガーとして活躍するエンジニアのドリキンさんによる、新MacBookの購入に関するてん末をお届けします。



先日のコラムで、自らの高まる購入意欲について明かしたドリキンですが、いざ発売日にアップルストアに行ってみると、予想外の店頭在庫なし、そしてゴールドモデルだけは、オンラインオーダーで1カ月待ちという状況でした。

発売日直前になって、急に「今回の新しいMacBookの初回出荷はかなり数が少ないらしい」との噂が広まってきたので、もしや? とは思いつつも、このMacBookはそこまで売れないだろうから、初日分の店頭在庫くらいはあるだろうと、たかをくくってたのが完全に裏目に出ました。詳しくは続きをどうぞ。

ガジェットマニアとしては、この手の新製品を初日にゲットできるかどうかは生命線(?)で、ある意味ここに命をかけてるので( 結構本気)、ショックが隠しきれない状況ですが、幸いにも店頭デモ機を30分程度触る事ができたので、あくまでもその範囲ではありますが、僕なりの本音レビュー(主に新型キーボード、発熱、パフォーマンス周り)と、今後のアップル新製品を購入するときの心構えについて語りたいなと思っています。

作戦は失敗に終わった

Untitled(開店直後ながらそれほど混雑は見られなかった)

悲劇は朝起きてすぐに気づきました。通常、アップルの新製品をいち早く手にするためには二つの手段があります。1つは発売日に駆けつけて、店頭で購入する方法。この方法は、成功すれば最速で新製品をゲットできますが、開店前からの長時間の行列を強いられたり、在庫入荷が無くなれば手も足も出ません。

アップルストアの場合、当日の在庫入荷情報はストア店員でも全く知らされていないので、事前にいくら店員に話を聞いても全くアテにならないし、配送時間もまちまちで、発売当日の午後に入荷する事もよくあります。

もう1つの方法は、アップルのオンラインストアでの購入です。最近のiPhoneのように、事前にオンラインでプリオーダーが出来る場合は、オンラインでの決済と出荷時期さえ確保できれば、発売日当日ゲットも可能です。何より購入が成立すれば在庫が確保できて並ぶ必要がないので、余分な体力を消費する必要もありません。今時はこっちの方が賢い手段です。分かってるんです、頭では......。

でも今回の新しいMacBookのように、オンラインと店頭での販売が同時の場合は、オンラインで発売日ゲットはほぼ不可能です。あと、やっぱりこの手の大きな買い物は、店頭で購入して、商品を受け取りたいというのが人情ですよね?(そんなことないですか?)

さらに今回の場合、新しいMacBookに関しては、そんなに売れないだろうという前提と、やっぱり実物触ってから買いたいという気持ちがちょっとだけ残っていたのも敗因でした。

諦め気分でアップルストアへ

Untitled(さすがに新しいMacBookより注目を集めるApple Watch)

Engadget日本語版を使って購入宣言までして、自らの購入意欲を最高潮まで高めていただけに、朝からテンション下がりまくりの中、何とか気を取り直してサンフランシスコのアップルストアに向かいました。

アップルストアサンフランシスコ店に到着したのは午前9時30分を少し超えた辺り。

開店から30分くらい経過してましが、iPad発売日などに見慣れた、店外に長く伸びた行列はなく、店内に入っても、ちょっと混んでる午後のアップルストアみたいな感じで、新製品の発売日という雰囲気ではなかったです。

Apple Watchのプリーオーダー行列くらいはありえるかなと想像してたので、正直ちょっと拍子抜けで、これならもしや新しいMacBookの在庫あるかも? なんてどこまでも楽観的な希望を抱いてしまいました。

さっそく店員さんを捕まえて「新しいMacBookの在庫ありますか?」と聞いてみると「店頭入荷してないよ!」と言われてしまいました。行列がなくなったのは想定内でしたが、まさか発売日当日に店頭入荷が全くなしとは想定外過ぎました(またアップルが新手のパターンを生み出しました......)。

アップルストア店員もオンラインストアでの購入を勧めたので、その場でオンラインストアを確認。スペースグレーとシルバーは1〜3日出荷だったのですが、ゴールドだけは在庫切れの3〜4週間待ち。

前回のコラムで高らかにゴールド購入宣言し、その後もツイートなどでさんざん「みんなで一緒にゴールド買いましょう!」と薦めまくった手前、ゴールド以外の色を買うなんてあり得ないよなあ。その場では決断できず、僕の新しいゴールドMacBookはいつ手に入るのか? と考えるだけでクラクラしてきました。

ついに新しいMacBookを触ってみた

 (思ったよりゴールド感が強い。新しいMacBookゴールド)

そんな一連のやりとりを終え、ほとんど真っ白に燃え尽きつつも、せめて実機くらいは触っておこうと、新しいMacBookの店内デモ機を探しました。サンフランシスコ店の場合、入ってすぐ入口付近手前のエリアにApple Watch、店の奥のレジの手前エリアに新しいMacBookを展示しています。

新しいMacBookの展示台数は合計12台くらいです。ちょうどゴールドのデモ機が空いたので、運良くすぐに触り始められました。30分くらいの限られた時間ではありますが、購入の希望が断たれ、ある意味非常に冷静になった僕の本音ファーストインプレッションを記しておきたいと思います。

たった30分の試遊で分かったこと

 (この新しいキーボードは想像以上に革新的!)

見た目の印象は(色を除けば)MacBook Airの11インチに近い感覚ですが、キーボードの両サイドにほとんどマージンがないので、開いていれば一目で新型であることは確認できます。最初に触って感じるのは、やっぱり新開発のキーボードですよね。なんて言うか、触った瞬間「このキーボードは、僕が想像していた、従来のキーボードの延長上にあるキーボードではない!」と感じました。

実物を触るまでは、新しいキーボードは、従来のMacBookのキーボードのストロークを極限まで薄くして、かつキートップのたわみを改善したモノなのかなと想像してたんですが、これはそういう次元の違いではないなと感じました。

Surface Pro 3のタイプカバーキーボードを触ったことがある人なら、あれを、よりストロークを薄くして、剛性感を高めたモノみたいな想像をしがち(というか僕は完全にそう思い込んでいた)ですが、あれとも全く違うフィーリングなんです。

上手く表現できないんですが、ストロークはほんとに薄いです。それこそ新しいトラックパッド同様にホントに動いてるの? って感じ。そうそう言うなれば、従来のトラックパッドの押し込みの感覚に似てるかも。ただ、トラックパッドのクリックと違い、もっと軽いタッチで軽快に押せる感じです。第一印象としては想像以上に新しい感覚で、かなり良さそうに感じました。

「ストロークの薄さは問題ない!」となるともう1つの心配は剛性感です。というのも、ストロークが薄くて底付きしやすく、ボディーが硬すぎると、タイプし続けているうちに指の先が痛くなるんじゃないかなという心配があったんです。

例えば、iPadのソフトウェアキーボードが極端な例で、あのソフトウェアキーボードで長文タイプしていると、指の先が痛くなりませんか? あれと同じような問題を心配してたのですが、新しいキーボードでは、なんかあまり無駄な力が入らないんですよね。

この新しいキーボードを使うと、そもそも従来のタイピングの打ち方というか、力のかけ方が変わる気がします。最小限の力で軽快に入力できるよう、キーボード側が僕の打ち方を強制してくれる気がすると言ったら言いすぎかなあ。なにせ第一印象はそれくらい気に入りました。

本音を言うと最初の最初に触ったときは、スペースバーが流石にペコペコしすぎだろうと思ったりはしたんですが、10分もタイプしないうちに全く気にならなくなりました(その後、何度か間を置いて店頭デモ試すたびに、最初スペースキーに違和感を感じつつすぐ慣れるのは同じでした)。

キーボードやトラックパッドって、あまりにも当たり前になりすぎて、逆になかなか進化が出来ないデバイスの代表ですよね。今回の新しいMacBookは、その両方に革新をもたらしたということが、ほんとに素晴らしいし、僕みたいにキーボードに依存して生活している人にとっては、それだけでも欲しいと思える価値があるなと思いました。

ほんとに熱くならない?

Untitled(UnityのWebGLベンチマークで発熱テスト)

「新しいキーボードは問題ない!」となると、次に僕的に気になるのは発熱です。ほかのレビュー記事を見ても、新しいMacBookは超低電圧駆動のCore Mプロセッサーを搭載していて冷却ファンすら不要なレベル。発熱は問題ないみたいなことを書いていることが多い気がしますが、発熱マニアの僕としては、一般的な「発熱問題ありません」レベルの記事は信用してません!(キッパリ)

僕が発熱しないと考えるのは、ほんとに発熱しない事であって、ほんのり熱くなるレベルでも許容できません。ということで、手っ取り早く店頭デモで発熱させてみようとWebGLベンチマークを動かしてみました。

 (ベンチマークを開始して数分後には指先の辺りがピンポイントで熱くなりはじめた)

ベンチマークを動かす前は確かにほとんど発熱は気にならなかったのですが、ベンチマークを始めて数分、裏面の一部分がピンポイントで暖かくなってきました。

 (さらにしばらくすると前面の指先辺りからも発熱を検知)

この時、キーボードをタイプする側、表面はまだ発熱は感知しなかったので「これはもしや裏面だけ熱くなるパターンか?」と喜んだのも束の間、さらに数分経過すると、前面のスピーカー部分の真ん中辺りもほのかに暖かくなり始めます。最終的にベンチマークが終わるころには、裏面は中心部分全体、前面もキーボードの上2段目くらいまでは発熱を感知しました。

「やっぱり発熱するじゃん!」( 当たり前)と心の中でつぶやきつつ、ベンチを終えて今度はクーリング性能を検証。ベンチマークを止めたらすぐ温度が下がるかなと思いきや、やっぱりファンレスでは急激な放熱は期待できない様子。一度暖かくなると、使い続けてる限り、ほのかな暖かさは残り続ける感じでした。

 (最終的には、キーボード上2段目くらいまでは発熱を感じるレベルに)

ということで、ドリキン的発熱評価としてまとめると

  • 裏面は普通にの発熱する
  • 高負荷になれば裏面は比較的広範囲まで熱が広がる
  • 前面は通常ならキーボードの奥の部分がほのかに暖かいレベル
  • 高負荷になると前面も、キーボード上2段目くらいまでは暖かくなる
  • パームレスト部分は全く発熱を感じない

という感じですね。前面の発熱は、多くの人にとっては許容範囲な気がしますし、僕みたいに発熱にうるさい人間でも、ホームポジションより下側が発熱しなかったので、これならギリギリ問題なく使えるレベルかな? とポジティブにとらえています。

ホームポジションより下側が熱くなると、常に熱を感じるので、僕的にはかなり厳しい。逆に言えば、「タイピングするときだけ感じるくらいの熱なら許容できるのでは?」と。もちろんこればっかりは、ある程度長く使ってみないと分からないので、まずは「やっぱり熱くはなるよ」ということが理解してもらえれば十分かと思います。

ちなみに発熱の温度感を感覚的に言うと、熱くなった時のiPadみたいな感じを想像してもらえると良いかもしれません。そういう意味ではやっぱり新しいMacBookはiPadの延長上にあるのかも知れませんね。

パフォーマンスはほんとに悪いの?

Untitled(最大ではMacBook Air13インチ相当の1400x900ピクセルまで設定可能)

キーボード、発熱とチェックして、なかなか良さそうな手応えを感じましたが、あと最後に気になるのはやっぱりパフォーマンスですよね。今回、新しいMacBookに消極的な人の多くが、パフォーマンスが悪すぎるんじゃないかと予想してると思うんです。僕はここはむしろ「良い意味で期待を裏切ってくれるんじゃないかな?」と予想してました。

実際、普通にSafariやMailなど普段ネットを楽しむくらいの環境ではパフォーマンスが悪いなと感じることはほとんどありません。というか、むしろ小気味よく動くなという印象でした。もちろんOS X自体の操作(ウインドウ操作とかミッションコントロール操作とか)が引っかかることはないです。なので(値段は高いけど)ちょっとしたネットブックとして使うならほんと問題はなさそう。

じゃあビデオや写真の編集はどうかなとiMovieを起動したらちょっとビックリしました。まずバウンド数の多さ。8バウンドくらいしてようやく起動する感じです。最初、やっぱりパフォーマンスは悪いのかなぁと思ったんですが、家に帰ってから、現行のMacBook Pro with Retina display 15インチでiMovie起動してみたら、なんと9バウンドしました! ハイスペックなMacBook Proが、一番ひ弱な新しいMacBookに負けてる!

起動直後もビデオ読み込んでる間あたりはちょっと動きがぎこちないんですが、実際にデータが読み込まれた後は、普通に動く感じで、特にビデオがこま落ちするようなこともなさそうでした。写真データも似たような感じでした。起動時のアイコンバウンドは多めですが、JPEG写真を閲覧、ちょっとした編集する限りにおいては特に問題は感じませんでした。

残念ながら店頭デモ機では、RAW画像が入ってなくて、どれもJPEG(しかも微妙に解像度を落としている感じ)のコンテンツしか入ってなかったので、ガッツリした編集にどれくらい耐えられるのかは未知数。ですが、軽めのビデオや写真編集なら十分こなせそうな手応えは感じました。

激安なWindowsタブレットとかにありがちな「たしかにフルスペックWindowsはが動いてるけど、OS動くだけで必死です」みたな感覚はなく、常に持ち運んでサクッと文章書いたり、ちょっとネットを楽しんだりするなら十分すぎるパフォーマンスじゃないかなと。

もっと言えば、この新しいMacBookに最初に飛びつく人は、すでにMacを持っていて、サブマシン的に購入する人がほとんどだと思いますが「気づいてみたら、大抵の事は新しいMacBookだけでやってました」みたいな人が結構出てきそうな予感がします。

気になること、確認できなかったこと

Untitled(まだまだ不確定要素の多いUSB-Cの実力)

なんかだいぶ分かったように書いてしまいましたが、所詮店頭で触ったレベルなので、話半分で聞いてください。

まだまだ気になることはたくさんあります。特にバッテリーの持ちはかなり気になってます。タブレット向きのCPUを採用し、省電力化しているとはいえ、やはり本体サイズが小さい=バッテリーも小さいのであります。Retina化によるディスプレイの電力消費も考慮すると、従来のMacBookと比べて飛躍的にバッテリー実働時間が伸びるかはかなり懐疑的にならざるを得ません。実際、カタログスペック的には従来のMacBookとバッテリー駆動時間は変わらないので、ほんとにiPad並の感覚で使えるのかな? というと、こればっかりはガッツリ使ってみないとなんとも分からないところです。

あと、充電時間も気になりますね。バッテリー容量が少ないと言うことは、充電もはやいという事ではあるので、充電時間は結構早い気はしますが、それでも充電が必要ならかなりガッカリですよね。モバイルバッテリー経由のUSB充電が可能なら、画期的ではありますが、やはりiPad並みに使えるかどうかはとても気になります。これらは店頭デモ機では検証しきれないので、すでに出ている、もしくはこれから出てくるレビューが気になります。

オーラがあるMacだが...

Untitled(アップルストアバークレー店にも行ってみたんですがやっぱり店頭入荷なし)

今回は、今のところ行動すべてが裏目に出ていて、完全に出遅れた感のある新しいMacBookの購入ですが、実物を見て欲しい気持ちが強くなったのも事実です。冷静に考えれば、MacBook Airの時と同じように2世代目以降を買うのが正しいとは思うのですが、1日でも早くこの新しいMacBookを使ってみたいという気持ちにさせるオーラがあるMacだなと感じました。

......といいつつ、実はこの記事を書いている間にも事態は変わっていて、色を悩んでいる間に、アップルのオンラインストアの在庫も今では、いまや全色が4-6週間待ちになってしまいました。こうなったら毎日アップルストアに通って、店頭在庫が入荷するのを待つしかないかなあ。

あまりにも悔しくて、発売日はアップルストアからマイクロソフトストアにハシゴして、Surface 3を予約してしまったのは紛れもない事実です。新MacBookが手元に来るのはいつのことやら......。



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