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アマゾン、Kindle DP著者に「実際に読まれたページ数」印税を導入。定額制サービスの分配で

Ittousai, @Ittousai_ej
2015年6月22日, 午前10:55 in Amazon
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米Amazon.comが、Kindle Direct Publishing作家への収益分配に「実際に読まれたページ数ベース」印税を導入します。


アマゾンが新しい計算方式を導入するのは、米国で昨年から始まった定額制サービスの Kindle Unlimited (KU)、および Kindle Owners' Lending Library (KOLL)からの利益分配について。Kindle Unlimited は月に9.99ドルで80万冊以上の本が読み放題になる定額制サービス。KOLLはPrime会員ならば同じ80万冊から月に一冊まで期限なしで借りられるサービス。

アマゾンの電子書籍セルフ出版サービス Kindle Direct Publishing を利用する著者は、作品を普通に販売する以外に、この KU / KOLL ライブラリに自作を提供して利益分配を受けることを選べます。

新たに導入されるページ数連動方式は、この2つのサービスで自作が選ばれた場合、実際に読まれた量に応じて取り分が決まる仕組み。従来はページ数とは無関係に、KUについては10%が読まれた時点、KOLLについてはダウンロードされた時点で一単位とカウントされていました。

7月1日からの新方式では、100人がダウンロードしたとして、100ページの本を全員が完読した場合と、200ページの本を全員が完読した場合では、200ページ作品の著者の方が多く分配を受けられることになります。


頁数の計算には、体裁にかかわらず平等に近づけるよう標準化された方式Kindle Edition Normalized Page Count (KENPC v1.0)が用意されます。行間を開けたり巨大なフォントを使っても、分配計算で用いられるページ数は増えません。(一方、イラストやチャートはページ数に含まれます。開始は通常、第一章の本文から。本題が始まる前にやたらと稼いでも印税は増やせません。)


さて、この変更により、著者にとっては「仮に一冊まるまる最後まで読まれるならば」ページ数が多いほど収入が増えることになります。逆に短い作品は同じ一冊で比べれば稼ぎにくくなります。

無理にも水増しして長くする方向にインセンティブが働き作品の内容も変わってしまうかもしれませんが、一方で従来の方式では、同じ程度にパラパラと読んですぐ飽きた場合でも、短い作品ならばすぐ10%に達して一冊分の分配が受けられるのに長い作品はゼロという現象がありました。

また、アマゾンごときが恣意的に分配方法を変えることで本の未来を変える(あるいは、特定の作家を優遇する)ことが許されるのか!といった意見もありますが、それを言うならば「本来ありかた」や「伝統的な形式」も、新聞連載と小説、雑誌と単行本、紙とウェブ、出版や書店と流通、週刊連載と月間連載などなど、それまでの物理フォーマットやビジネスでそのつど変わってきたとも言えます。また、今回の分配方式は一定のプールから分配する定額制の場合のみで、同じ作品を通常販売する場合は、もちろん販売価格と印税率に応じた支払いです。








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Source: Amazon
関連キーワード: amazon, kindle, kindle unlimited
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